===10月13日===
今日は二人の孫娘たちも一緒にお出かけです。
お揃いのバッグ 女の子ってこういう仕草がかわいいね(ばばバカ!)
三輪車での胡同めぐり
胡同(フートン)とは 北京の旧城内を中心に点在する細い路地のこと
胡同は元・明・清の三代の王朝に築かれ
再開発が始まる前の北京は大体がこうした胡同で形成されていたそうです。
古き良き時代の北京の姿を観に
美しい景観が広がる什刹海周辺胡同を三輪車(人力車)で巡ります。
出発点にずらりと並ぶ人力三輪車
こんなに~?ってくらい凄い数に
最後尾まで仕事あるのかな?って余計な心配もしましたが
のんきにたばこをふかしたり寝てる人もいるので
余裕でお客さんが集まるのかも?
どうやら私たちが一番乗りのようです。
それぞれ、2人ずつ乗り記念撮影~
普通の自転車に乗った日本語ガイドさんが一緒についてきます。
さァ~ 出発!
この辺りは現在北京市が「文化歴史街区」に指定したエリア
什刹海(前海、後海、西海からなる3つの湖の総称)という湖を囲んで
飲食店、カフェやバー、中国のレトロな小物を集めたショップなどが立ち並んだ観光地になっています。
映画のロケ地みたいな雰囲気
郵便ボストのこの坊やのオブジェがいいでしょ!
胡同も地域によって住民層が異なっているようですが
大和田伸也似の日本語ガイドさん
私達が観た北官房胡同の辺りはは比較的裕福な人たちの住んでいる胡同が連なっているようです。
高い塀や門で中の方は全然見えませが
オプションの一つとしてお宅訪問もありました。
ここは普通クラスのお宅
中庭を囲んだ各部屋を見せてくれます。
キッチン、リビングなども 日本と変わらない感じかしらね?
こういうツアーには必ずショップに立ち寄る設定があるようで
このお宅は切り絵作家のお宅でショップもやっておりましたが切り絵はパス(笑)
胡同は多いときには旧市内の3分の1の面積を占め
人口の約半分が住んでいたそうです。
約2時間ほどの胡同巡りを終え
今日のランチへ
世界の10大レストランに選ばれたというあの台湾料理のディンタイフォン【鼎泰豐】で
勿論 台湾料理といえば小籠包
この蟹みそのマーボー豆腐の味が忘れられません。
この鼎泰豐というお店は日本にもあるので今度行ってみようと思います。
この後は大山子798芸術区
文化大革命期1960年後半、国営電子部品工場跡地を利用して造られたアートエリア。
工場跡や倉庫跡に100以上のギャラリーがあるそうです。
前衛的モダンアートの活躍の場のようですね。
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そして北京最後の夜は中国伝統芸能・京劇鑑賞です。
ここ梨園劇場は観客は殆んどが外国人でしたが
私達は一番前の座席でお茶とお菓子付きの席でした。
開演30分前
役者の一人が壇上で化粧や衣装をまとう過程を見せてくれたのが
良かったです。
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京劇の起源は清代、乾隆帝の80歳を祝う為に安徽省の地方劇の4つの劇団が北京に進出し
大人気を博して定着した1790年とされています。
三盆口(さんちゃこ)
ある夜 二人の好漢が
思い違いで いさかいをした話で
暗い所での演技が面白い
日本の伝統文化・歌舞伎にも通じるところがありますが
京劇の舞台にはリアルな舞台装置が殆んどありません。
京劇は物事の本質や人物の心情を表現することに重きを置くからだそうです。
【天女散花(てんにょさんげ)】
凄い目力だ~!
天女がお釈迦様の命令で空からたくさんの花を雨のように降らせる歌と踊り~♪
この人、男性?女性かな? と思いましたが
以前は中国でも女性が舞台に上がることは禁じられており全て男性が演じていたそうです。
中華民国期になると女優が出現し中華人民共和国建国以降女性役は女優が演じるようになり
いわゆる「女形」は少なくなったそうです。
ということでやっぱり女性のようです。
舞台に向かって右袖幕の内側での生演奏にも注目
伝統的な中国民族楽器を力強く演奏する方々も
意外にも若い女性が殆どでした。
最後は【覇王別姫(はおうべっき)】
四面楚歌となり最期を悟った項羽が
虞姫と別れの盃を交わすシーン
虞姫は虞美人のことで
中国四大美女の(「西施」「虞美人」「王昭君」「楊貴妃」)の一人として
今日にも語り継がれている相当の美女だったようです。
言葉は解らなくとも
華やかな衣装や演技を観るだけでもこういう演劇は楽しめるものなんですね。
娘・MKちゃんへ
初日は万里の長城から始まって最後は京劇鑑賞
なかなか良いスケジュールでしたね。
とても有意義な4日間をありがとう~!
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