突然ですが、
「絶対に間違えてはいけない曲」
があるのをご存知ですか?
一音でも間違えたり、止まったりしたら、死刑・・・・
怖いですよね~~~
でも、あるんですよ。
そんな曲が!
しかも、私は一度だけそれを演奏したことがあります・・・・
日本では考えられませんが、タイでは'国歌’の代わりに'国王賛歌’というものがあります。
そして、王族の方はそれぞれ'ご自分の音楽’をお持ちになっていて、登場されるときには必ずその音楽が流れ出します。
王族の方・・・といっても、けっこうたくさん居られるので、私なんかは、どれがどの方の音楽なのかさっぱりわかりませんでした。
(タイの方は、きちんとわかってらっしゃるからすごい!)
そして、音楽が鳴ると同時に、全員起立し、王族の方がご着席されるまで直立不動の体勢をとるのが慣わしです。
ちなみに、映画館で映画を観る時にも、必ず国王賛歌が流れ出し、全員起立して音楽をきかなければいけません。
日本では「君が代」一つで大騒ぎですから、それと比べると信じられない世界でしょうね
さてさて。
公式行事では、この国王賛歌が必ず演奏されます。
王様には、国王賛歌を演奏するだけの『楽団』があり、彼らは生涯それだけを演奏するのだそう
もちろん、ミスは許されず、失敗すると死刑になるそうで・・・(ほんとかな?)
王様が登場されない場合には、テープでの演奏もありなのですが、これがかなり恐ろしい!
停電など、いかなる理由があるにしろ、国王賛歌の演奏を途中でとめてしまうと即刻死刑なんだそうです
リハーサルでも、曲をとめることは許されません。
音が聞こえているタイ人は、全員、直立不動になっています。
余談ですが、昔、日本人学校で、練習用に国王賛歌を何回もかけてチェックしていたところ、付近の住民から「仕事ができない」と苦情がきたそうですよ~
タイは電圧が安定していませんし、気候柄、電化製品がどうしても壊れやすいんです。
放送担当にあたった方は、日本人でも責任重大
みなさん、神経をすり減らしていらっしゃいました。
そんな放送室での合言葉は「24時間以内に本帰国」
もし万が一、失敗があったとしたら、24時間以内に日本へ逃亡してしまえば命が助かる・・・・という意味なんですが、ものすごい緊迫感ですよね
たった一度、リハーサルの時に、放送機器が完全ストップ状態になったことがありました。
関係者は全員、真っ青です
そんなとき、
「山形さん、弾ける!?」
の一声が・・・・・。
「弾ける?」と聞かれると「弾けます!!」と言いたくなるのが、奏者の常。
よせばいいのに、つい反射神経的に「弾けます!」と応えてしまったんです
かなり単純なハ長調アレンジだったので、なんとか無事には終わりましたけど、
弾き出してからの後悔はすさまじいものがありました・・・
周囲からひしひしと伝わってくる
「山形さん、失敗したら本帰国だよ~~~。」
の内なる声。
あとから、これからは山形さんに頼んだほうがいいね~と言われましたが、二度と絶対に弾かない!!と思ったのは言うまでもありません。
「絶対に間違えてはいけない曲」
があるのをご存知ですか?
一音でも間違えたり、止まったりしたら、死刑・・・・

怖いですよね~~~

でも、あるんですよ。
そんな曲が!
しかも、私は一度だけそれを演奏したことがあります・・・・

日本では考えられませんが、タイでは'国歌’の代わりに'国王賛歌’というものがあります。
そして、王族の方はそれぞれ'ご自分の音楽’をお持ちになっていて、登場されるときには必ずその音楽が流れ出します。
王族の方・・・といっても、けっこうたくさん居られるので、私なんかは、どれがどの方の音楽なのかさっぱりわかりませんでした。
(タイの方は、きちんとわかってらっしゃるからすごい!)
そして、音楽が鳴ると同時に、全員起立し、王族の方がご着席されるまで直立不動の体勢をとるのが慣わしです。
ちなみに、映画館で映画を観る時にも、必ず国王賛歌が流れ出し、全員起立して音楽をきかなければいけません。
日本では「君が代」一つで大騒ぎですから、それと比べると信じられない世界でしょうね

さてさて。
公式行事では、この国王賛歌が必ず演奏されます。
王様には、国王賛歌を演奏するだけの『楽団』があり、彼らは生涯それだけを演奏するのだそう

もちろん、ミスは許されず、失敗すると死刑になるそうで・・・(ほんとかな?)
王様が登場されない場合には、テープでの演奏もありなのですが、これがかなり恐ろしい!
停電など、いかなる理由があるにしろ、国王賛歌の演奏を途中でとめてしまうと即刻死刑なんだそうです

リハーサルでも、曲をとめることは許されません。
音が聞こえているタイ人は、全員、直立不動になっています。
余談ですが、昔、日本人学校で、練習用に国王賛歌を何回もかけてチェックしていたところ、付近の住民から「仕事ができない」と苦情がきたそうですよ~

タイは電圧が安定していませんし、気候柄、電化製品がどうしても壊れやすいんです。
放送担当にあたった方は、日本人でも責任重大

みなさん、神経をすり減らしていらっしゃいました。
そんな放送室での合言葉は「24時間以内に本帰国」

もし万が一、失敗があったとしたら、24時間以内に日本へ逃亡してしまえば命が助かる・・・・という意味なんですが、ものすごい緊迫感ですよね

たった一度、リハーサルの時に、放送機器が完全ストップ状態になったことがありました。
関係者は全員、真っ青です

そんなとき、
「山形さん、弾ける!?」
の一声が・・・・・。
「弾ける?」と聞かれると「弾けます!!」と言いたくなるのが、奏者の常。
よせばいいのに、つい反射神経的に「弾けます!」と応えてしまったんです

かなり単純なハ長調アレンジだったので、なんとか無事には終わりましたけど、
弾き出してからの後悔はすさまじいものがありました・・・

周囲からひしひしと伝わってくる
「山形さん、失敗したら本帰国だよ~~~。」
の内なる声。
あとから、これからは山形さんに頼んだほうがいいね~と言われましたが、二度と絶対に弾かない!!と思ったのは言うまでもありません。