すばらしい梅園こそ 「鄙の都」

きょう２月１４日は春一番が吹いた上にまるで夏のような暖かさ。　
ジャケットもセーターも要らないほどでした。
武蔵丘陵森林公園では梅祭りが始まり、梅園下にお団子屋も出ていました。

丘の上のほうで満開の、明るいピンクの八重梅、鄙の都 （ひなのみやこ／ひなびのみやこ、
野梅系・難波性）。
万博公園季節の移ろい　2008．3．18　の記事　に、新導入品種の 「鄙の都 （ひなのみやこ）」
とあり、わりと新しい品種のようです。

「鄙の都」 の語については、私設万葉文庫の 「萬葉集を讀む」 によると、正岡子規が論じて、
　　　　　「みやこ」 といふ事に就きて兼ねて論あり。皇居のあるところを都といふはいふ迄も
　　　　　　なけれど、此歌にては行在にても都といふが如し。鎌倉の都といひ得べきか否かに
　　　　　　就きて、ある人、昔は國府を鄙の都といひし例もあれば鎌倉の如く江戸の如く覇府
　　　　　　《はふ》 ありし地は都といひてもよかるべし、といへり。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔日本附録週報　明治33・6・11　三〕
とあるそうです。
国府というと現代では県庁にあたり、鄙の都とは地方政治の中心地ということでしょう。　
しかし私にはこの素晴らしい梅園こそが 「都」 だと感じられました。
　　　　　　　　(埼玉県東松山市　武蔵丘陵森林公園　090214 )


　　　　　　　　　　　　　　　　素晴らしき梅の園こそ都なれ　　　rocky

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
　　　　　　 私のホームページはこちら→　「花の公園　花リスト」

　　　　　　　◆このブログの検索ウインドウが右上にあります。　
　　　　　　 短い1単語だけで検索してください。 2単語以上だと機能しません。

　　　　　　　←クリックすると私の「花の公園」にポイントが入ります。　
　　　　　　　　　　　　　　　　応援お願いします。



梅園の丘の下から。
右手のノボリがお団子屋さんです。
途中の桜園のあちこちにナノハナがにぎやかです。

春一番にひとみ輝く

きのう2月13日に関東地方に春一番が吹いたそうですが、ぜんぜん
気がつきませんでした。　きょう明け方にかけて強風の恐れがある
ということでしたが、埼玉県上尾あたりではほとんど風が吹いて
いません。
2月13日の春一番は1994年 （2月9日） 以降ではもっとも早い記録
で、梅の開花がさらに進み、明日は絶好の梅日和でしょう。

白色八重の梅、玉牡丹 (たまぼたん＝府中／
ぎょくぼたん＝武蔵丘陵、野梅性)。
丸味のある美しい実が付くそうです。
この梅も順光ならば芯は黄緑色ですが、逆光になるとガクが透けて
赤い瞳がみえます。
呼び方は、たまぼたん／ぎょくぼたん、どちらもあるようです。　
私としては 「たまぼたん」 が花に合ったソフトな響きで良いと思い
ますが。

　　　　(東京都府中市　府中郷土の森　　　　090211、
　　　　　埼玉県東松山市　武蔵丘陵森林公園　090202)


　　　　　　　　　春一番　ひとみ輝く梅見びと　　rocky

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
　　　　　　 私のホームページはこちら→　「花の公園　花リスト」

　　　　◆このブログの検索ウインドウが右上にあります。短い
　　　　　1単語だけで検索してください。 2単語以上だと機能しません。

　　　　　←クリックすると私の「花の公園」にポイントが
　　　　　入ります。応援お願いします。




下の２つは武蔵丘陵森林公園のもの。
芯はきみどりに見えますが、一番下の写真では
赤い瞳らしい色が見えます。