花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

東福寺竜眠庵と 竜眠梅 のつながりは?

2009年03月19日 05時54分12秒 | うめ     
茶色のガクが白の花びらにとてもよく透けて、2色に見えるほどの一重・白色
大輪の梅、竜眠枝垂 (りゅうみんしだれ、野梅性)。 
武蔵丘陵森林公園では3月15日には満開で、今年は全体に咲き具合が早い
ところからすると、かなり遅咲きのようです。

竜眠とは竜が眠る梅の木か、と思いましたがそうではなく、どうも歴史上の
人物のようです。
筑波大学付属図書館 Tulips には、李竜眠 (1049?- 1106年) は中国・北宋
後期の大画家で、白画の鞍馬・仏像・人物に巧みで、山水画にも優れ、宋画中
の第一人者とあります。

そして京都市東山区本町の東福寺 (臨済宗東福寺派総本山) の塔頭に
竜眠庵があります。東福寺は九条 (藤原) 道家が、東大寺や興福寺に匹敵
する寺を、と19年もかけて造営し建長7年 (1255) に完成した大寺。 
開山は入宋して学んだ後、崇福寺と承天寺を興し、僧侶として最高の称号で
ある 「国師」 を禅僧として日本で最初に贈られた聖一国師 円爾 (しょういち
こくし えんに、また円弁、1202~1280) だそうです。 宋に学んだ円爾の寺に
李竜眠の名を冠した庵があって不思議はありません。
(参考)  東福寺 ホームページ 
      美と歴史 こゆるりと雑学

師は現在の静岡市生まれで宋から茶の種を持ち帰り静岡茶の始祖と伝えられ、
また博多祇園山笠の起源になったという疫病退治の故事があるそうです。
 (参考)  お茶街道 人物クローズアップ 第7回
       FBS福岡放送ホームページ 博多祇園山笠2006 

しかし竜眠庵に梅の銘木があるという記事は見当たりませんし、竜眠枝垂にも
命名の由縁はまったく見つかりません。 
きっと関連があると睨んだのですが・・・
この記事を見た方から何か情報を寄せていただけると幸いです。
       (埼玉県東松山市 武蔵丘陵森林公園 090315 )



            竜眠をたずねて日中駆け巡る  rocky

               

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