猛暑に涼やかな一重の白蓮、清月蓮 せいげつれん。
この蓮は、江戸時代後期、寛政の改革 (1787-1793) を主導した松平定信
(1759-1829) の書に記載された、由緒ある品種です。
別名 青月蓮・清白蓮・清生蓮。
定信は文化9年 (1812) に隠居し、自ら楽翁、風月翁、旭峯、花月主人など
と号し、江戸築地の邸園「浴恩園」に住んで、もっぱら花鳥風月を友とする
生活に入りました。定信自ら描いた「池のにしき」に本種の図版と解説があり、
当時から観賞されていた古今の銘品です。(ただし、プレートには来歴不明と
あります)
また庭園整備を進めながら、ハス品種を多数集め、 90余種を掲載していたと
いわれる蓮譜 『清香譜』 を完成させたそうですが、惜しくも戦後散逸しま
した。
なお 「浴恩園」 は今の築地市場のあたりだそうですが、庭園は跡形もあり
ません。
(東京都西東京市 東大付属生態調和農学機構ハス見本園
2014年7月15日)
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