タモラ はシェイクスピア悲劇の

アプリコット・イエローのロゼット咲きのバラ、タモラ
(タモーラ) Tamora (Shrub.  English Rose)。

ミルラの強い香りがあります。
また黒点病、うどんこ病、さび病などにとても強い耐性が
ある丈夫な品種とのこと。

Tamora は ウィリアム・シェイクスピアの1590年前後の
最初期の悲劇 『タイタス・アンドロニカス』 Titus Andronicus
の登場人物だそうです。
ゴート族の女王タモーラは息子を殺したローマの武将タイタス
に復讐するためローマ皇帝の妃となリ陰謀をめぐらします。
　
シェイクスピア全作品中、最も残虐で暴力に溢れている
戯曲で、そのため最近まで上演される機会も少なかった
そうです。
イギリス古典に取材したオースティンらしい命名ですが、
やさしい花色と丸っこい花型は、復讐に燃えるタモーラ
女王には似合いませんね。しかし、それだからこそ悲劇
なのかもしれません。

作出者　イギリス　　David C. H. Austin　1983。　
　　　　(神奈川県川崎市　生田緑地バラ苑　2016年5月22日、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　同 2013年5月23日)
　　　　(群馬県館林市　館林トレジャー　2014年10月17日)
　　　　(神奈川県平塚市 花菜ガーデン　 2012年11月3日)
　　　　(岐阜県可児市　ぎふ花フェスタ記念公園　2012年10月20日)

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メインは　生田緑地バラ苑　2016年5月22日。
これは　同 2013年5月23日。


これは　館林トレジャー　2014年10月17日。


これは　　花菜ガーデン　 2012年11月3日。


これは　ぎふ花フェスタ記念公園　2012年10月20日。