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蓮舫氏に「衆院鞍替えプラン」浮上 東京10区補選に出馬か
すでに蓮舫氏の当選が確実視されている民進党の代表選。しかし、党内からは「トップが参院議員でいいのか」という疑問の声が上がり始めている。実際、過去、参院から総理に就いた議員はひとりもいない。そこで、10月23日に行われる「衆院東京10区」の補欠選挙に出馬すべきだという声が強まっている。果たして蓮舫氏は、衆院議員に鞍替えするのか。
■10.23補欠選挙で勝利なら安倍政権に一撃
このままでは9月15日に行われる民進党の代表選は、蓮舫氏の無投票当選になりかねない。どうしても出馬したい前原誠司は、必死に推薦人を集めているが、たとえ20人の推薦人を確保しても、とても蓮舫氏には勝てそうにない。すでに「蓮舫代表―安住幹事長」といった新体制の人事案まで飛び交っている。しかし、参院議員である蓮舫氏が“野党第1党”の代表に就くことに対しては、疑問の声が広がっている。ミニ政党ならともかく、野党第1党である民進党は、政権獲得を掲げている。なのに参院議員では、“首相候補”としての資格が疑問視されるからだ。参院議員が総理になった場合、果たして解散権を行使していいのか、という説もある。衆院事務局に33年間勤め、議会運営を熟知する元参院議員の平野貞夫氏はこう言う。「憲法には〈内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する〉としか書かれていません。参院議員は総理大臣にはなれないとは記されていない。しかし、憲法には直接、規定されてはいないが“やってはいけない”と運用、解釈されていることが2つあります。ひとつは国会閉会中の解散です。過去、多くの総理大臣が試みたが断念している。もうひとつが、参院議員が総理大臣になることです。理由は、議院内閣制の中心は、やはり衆議院だということです。憲法も衆議院に優越権を与えている。実際、仮に民進党が衆院選で勝利しても、参院議員である蓮舫代表が総理になることには異論が噴出するでしょう。逆に言うと、参院議員を代表にすることは、政権を担うつもりがないと見なされても仕方がないということです」過去、野党第1党の党首が衆院議員ではなかったケースが2回ある。1960年、社会党の委員長だった浅沼稲次郎が刺殺された後、参院議員だった江田三郎が委員長代行に就いている。しかし、翌年には河上丈太郎衆院議員に代わっている。さらに、1977年、横浜市長だった飛鳥田一雄を委員長に選出しているが、その後、飛鳥田は、直近の衆院選に出馬している。そこで、蓮舫氏の“衆院鞍替え説”が浮上しているという。「ちょうど10月23日には、衆院東京10区で補欠選挙が実施されます。もともと小池百合子さんの選挙区です。この補欠選挙に蓮舫氏は出馬するのではないか、という話が広まっているのです。蓮舫氏本人も、衆院に鞍替えすることを否定していない。東京10区の補欠選挙には、小池さんの後継と、自民党の公認候補が立候補する予定です。蓮舫氏が参戦したら、大激戦になるはずです」(政界関係者)もし、10・23の補欠選挙で民進党が勝利すれば、安倍政権に一撃を加えることになる。蓮舫代表は、自ら戦うべきじゃないか。
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