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リテラ > 社会 > 裁判・法律 > 櫻井よしこの朝日攻撃の「捏造」が法廷で
左・『真実 私は「捏造記者」ではない』(岩波書店)/右・「WiLL」2014年4月号(ワック)
朝日新聞の慰安婦報道を「捏造」と糾弾していた櫻井よしこの「捏造」が裁判で明らかに!
本サイトで連日お伝えしているように、朝日新聞のスクープによる公文書改ざん問題の直撃を受けて、安倍応援団メディアや極右御用評論家のトンデモぶりが次々明らかになっている。周知の通り、連中は事あるごとに「森友問題は朝日のフェイク」「捏造報道の朝日は廃刊せよ」などとがなりたててきたわけだが、改ざんが事実であることが発覚して“捏造”“フェイク”が自分たちであることを満天下に知らしめてしまったのだ。しかし、実はこうした構図は森友文書改ざんだけではない。まさに安倍応援団と極右論壇が「捏造」「国賊」と叫んで一斉に攻撃していた朝日新聞の慰安婦報道をめぐる裁判で重鎮・櫻井よしこ氏の嘘とインチキが明らかになった。この裁判というのは、元朝日新聞記者・植村隆氏が起こした裁判。周知のように、植村記者は、2014年、朝日新聞が「吉田証言」に関する従軍慰安婦関連の記事を取り消した問題で、右派メディアやネット右翼たちからスケープゴートにされた記者だ。植村氏は朝日が虚偽だと認めた「吉田証言」とは無関係だが、過去に従軍慰安婦の記事を2度執筆しており、その内容が「事実上の人身売買であるのに強制連行されたと書いた」などとして、右派から「植村は捏造記者だ!」と総攻撃を受けた。そして、非常勤講師を務めている北星学園には脅迫が殺到、さらに本人だけでなく娘にも殺害予告が届くなど、“リンチ”とも呼べる状況が続いたのである。しかし、その後、植村記者は反撃に転じた。自分の身に降りかかった攻撃の多くが根拠のないことをひとつひとつ実証的に反論し、「捏造記者」などと攻撃した極右言論人と出版社に対し、裁判を起こしたのだ。今回の裁判はそのひとつで、櫻井よしこ氏と、櫻井氏の原稿を掲載した「WiLL」の発行元ワック、新潮社、ダイヤモンド社を相手取って、札幌地裁に名誉毀損の損害賠償を請求する訴訟を起こしたものだ。たしかに、これらのメディアで櫻井氏は植村氏のことを「捏造記者」と誹謗中傷していた。たとえば、「WiLL」(ワック)2014年4月号の「朝日は日本の進路を誤らせる」なるタイトルの記事では、〈朝日新聞が日本国民と日本国に対して犯した罪のなかで最も許し難いものは、慰安婦問題の捏造〉〈日本人による「従軍慰安婦」捏造記事〉〈日本を怨み、憎んでいるかのような、日本人によるその捏造記事〉として植村氏を名指しして書き連ねている。ところが、3月23日に開かれた第11回口頭弁論、被告の櫻井氏の本人尋問で、その根拠がまったくのデタラメであることが暴かれてしまったのだ。どうしようもなくなった櫻井氏が全面的に自らの誤りを認める場面もあった。次のページ 自ら誤りを認めた後も、訂正することなく植村記者攻撃を続ける櫻井よしこ
故・金子兜太さんの「聞き手」 黒田杏子さんが思い出語る
戦争体験を語り続けた金子さんの「聞き手」を務めてきた(C)日刊ゲンダイ
戦後を代表する俳人、金子兜太さんが2月20日、98歳で亡くなった。前衛俳句の巨匠だった金子さんが晩年、注目されたのは全身全霊で反戦を訴えたからだ。2015年安保法の反対運動が盛り上がったとき、「アベ政治を許さない」というプラカードが掲げられた。これを揮毫したのが金子さん。戦争体験を語り続けた金子さんの「聞き手」を務めてきた俳人の黒田杏子さんに思い出を伺った。
■アベ政治への危機感で「戦争の語り部」に
――2015年、流行語大賞トップテンに「アベ政治を許さない」が選ばれました。その前年に安倍政権は集団的自衛権に道を開く解釈改憲の閣議決定を行い、翌15年にいよいよ安保法案を出してきた。2015年の1月から東京新聞で「平和の俳句」が始まり、金子さんといとうせいこうさんが選者になりました。4月には金沢で開かれたNHK学園の俳句大会で黒田さんとご一緒されていますよね。ここで金子さんは戦争の語り部になることを宣言されたと聞きました。
「佐川氏証言納得できず」72% 内閣支持42%
大阪府豊中市の国有地を背景に佐川前国税庁長官(左)、安倍首相夫妻(右) |
内閣支持率42%には驚きます。まだこんなにあるの・・(😞)
共同通信社が3月31日、4月1日の両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で証人喚問を受けた佐川宣寿前国税庁長官の証言に関し「納得できない」との回答が72・6%に上った。納得できるは19・5%。改ざん問題で「安倍晋三首相に責任があると思う」は65・0%で、3月17、18両日の前回調査(66・1%)と横ばい。内閣支持率は42・4%で、前回から3・7ポイント増。不支持は47・5%で、支持を上回る逆転状態は続いた。森友問題に絡み、改ざんについて「首相に責任はない」は27・5%だった。(共同)