飛騨の山猿マーベリック新聞

💛専守防衛💛れいわ新選組💛立憲民主党💛日本共産党💛社民党
💛気晴らしには演歌が一番💛別館 山猿の部屋

★【旧統一教会と自民党】「選挙至上主義のあさましさが可視化された」「日本女性を韓国に嫁がせていた団体との関係を絶てるのか」...菅野志桜里氏の痛烈自民党批判(2022年11月7日)

2022年11月08日 21時33分04秒 | ●YAMACHANの雑記帳

【旧統一教会と自民党】「選挙至上主義のあさましさが可視化された」「日本女性を韓国に嫁がせていた団体との関係を絶てるのか」...菅野志桜里氏の痛烈自民党批判(2022年11月7日)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★野田佳彦首班で大連立!宏池会と立憲民主党を財務省がつなぐ「消費税増税内閣」急浮上〜菅義偉ら自民党非主流派、公明、共産れいわはどう動く?

2022年11月08日 21時11分55秒 | ●YAMACHANの雑記帳

野田佳彦首班で大連立!宏池会と立憲民主党を財務省がつなぐ「消費税増税内閣」急浮上〜菅義偉ら自民党非主流派、公明、共産れいわはどう動く?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

💮野口悠紀雄×宮台真司×神保哲生:未曾有の円安で日本が完全に没落する前に【ダイジェスト】

2022年11月08日 18時54分53秒 | ●YAMACHANの雑記帳
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〇高精細4K映像でノーカットライブ配信 442年ぶりの天体ショー【皆既月食】×【天王星食】 北海道から生中継

2022年11月08日 18時41分47秒 | ●YAMACHANの雑記帳

高精細4K映像でノーカットライブ配信 442年ぶりの天体ショー【皆既月食】×【天王星食】 北海道から生中継

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★開祖と安倍氏の関係 自民党は徹底調査を 統一協会 小池書記局長が要求

2022年11月08日 16時27分08秒 | ●YAMACHANの雑記帳

写真

(写真)記者会見する小池晃書記局長=7日、国会内

日本共産党の小池晃書記局長は7日、国会内で記者会見し、同日付「毎日」が報じた統一協会(世界平和統一家庭連合)開祖・文鮮明の発言録で、1989年に自民党・安倍派を中心に国会議員との関係強化を図るよう信者に語っていた事実が明らかになったのは「極めて重大だ」と述べ、安倍晋三元首相と統一協会との関係を調査するよう、改めて求めました。

 小池氏は「安倍家3代の岸信介氏、安倍晋太郎氏、安倍晋三氏は、半世紀にわたって自民党政治の中心にいて、統一協会の開祖である文鮮明と直接、密接な関係を持っていたことが発言録でも裏付けられた」と強調。「この問題の根本には、自民党中枢と統一協会・文鮮明との長年にわたる抜き差しならぬ関係がある」と指摘しました。

 その上で、「個々の政治家任せの調査ではなく、自民党と政府の責任で、統一協会と政治家、政権との深刻な癒着について徹底的に解明する必要がある」と主張しました。

 この間、岸田文雄首相は、安倍氏に関する調査を故人だとの理由で拒否しています。小池氏は「この発言録は615巻もあると報道されている。この文書も含めて、調査すべき材料は十分にあるのではないか」と指摘し、安倍氏の調査を重ねて要求しました。

赤旗電子版紙面

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★統一教会が推す自民党国会議員の名簿を暴露!地方議員には統一教会の現役信者が まだ多数いる!【有田芳生】    旧統一教会に解散命令請求を文化庁は出すのか? 有田芳生×鳥越俊太郎 対談

2022年11月08日 14時42分50秒 | ●YAMACHANの雑記帳

統一教会が推す自民党国会議員の名簿を暴露!地方議員には統一教会の現役信者が まだ多数いる!【有田芳生】旧統一教会に解散命令請求を文化庁は出すのか? 有田芳生×鳥越俊太郎 対談

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★舩後靖彦の国会質問!参議院・厚生労働委員会 (2022年11月7日11:45頃~)

2022年11月08日 11時37分01秒 | ●YAMACHANの雑記帳

舩後靖彦の国会質問!参議院・厚生労働委員会 (2022年11月7日11:45頃~)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★やっぱりこいつ何から何まで狂っとるわ

2022年11月08日 11時22分22秒 | ●YAMACHANの雑記帳

やっぱりこいつ何から何まで狂っとるわ

津吹みゆを応援しています🌷

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★【政界地獄耳】防衛力強化→増税より実のある外交を

2022年11月08日 09時46分52秒 | ●YAMACHANの雑記帳

政界地獄耳

【政界地獄耳】防衛力強化→増税より実のある外交を

★6日、02年以来、20年ぶり2回目となる世界12カ国の海軍と海上自衛隊が参加した「国際観艦式」が相模湾で行われた。出席した首相・岸田文雄は北朝鮮の弾道ミサイル発射を「断じて容認できない」と厳しく批判した。一方、7日、朝鮮人民軍総参謀部は一連のミサイル実験について米韓空軍の軍事演習「ビジラント・ストーム」に対抗する軍事作戦とし「敵のあらゆる戦争演習には、持続的で圧倒的な実践的軍事措置で対応していく」と双方の軍事的挑発と共に舌戦もエスカレートした。

★首相も激しい口調だが、例によって「北京の大使館ルートを通じ北朝鮮に対して厳重に抗議を行い、強く非難したところであります」が政府のいつもの対応だ。防衛副大臣の経験もある立憲民主党・渡辺周はフェイスブックに「『北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議』の中身を何度も外務省に問いただしている。そもそも我が国の抗議や非難を北朝鮮の大使館が受けとるのか? おめおめ受け取ったら金正恩の怒りを買い外交官は無傷ですまされない。そんなものを本国に届けるわけがない。『やりとりの詳細は差し控える』と外務省はいつも答えない。実効性は全く無く形式で終わっていないか?」と疑問を呈しているが、その通りだ。

★この怒りは自民党の外交部会でもしばしば繰り返されている。つまり北朝鮮に対しての外交努力は皆無で米韓と共に我が国も加わった軍事的挑発が繰り返されているばかりでは岸田内閣は好戦派と認識されるだろう。10日からは今年最大といわれる日米合同軍事演習「キーンソード23」がオーストラリア、カナダ、フランス、インド、ニュージーランド、フィリピン、韓国、英国、NATOからオブザーバー参加を含め津多羅島、奄美大島、徳之島など周辺海空域で19日まで展開される。これでは外交努力より防衛力強化とそのための増税しか頭にないように感じる。(K)※敬称略

◎専守防衛に徹せよ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★長澤まさみ主演『エルピス』はなぜ安倍元首相の映像を使って権力とテレビの欺瞞を描いたのか? 脚本家・渡辺あやが抱いていた危機感

2022年11月08日 09時25分51秒 | ●YAMACHANの雑記帳

長澤まさみ主演『エルピス』はなぜ安倍元首相の映像を使って権力とテレビの欺瞞を描いたのか? 脚本家・渡辺あやが抱いていた危機感

長澤まさみ主演『エルピス』はなぜ安倍元首相の映像を使って権力とテレビの欺瞞を描いたのか? 脚本家・渡辺あやが抱いていた危機感の画像1

番組HPより

10月24日にスタートした長澤まさみ主演のフジテレビ系ドラマ『エルピス─希望、あるいは災い─』(制作・関西テレビ)が、話題を呼んでいる。

 というのも、10月31日放送の第2話で、なんと安倍晋三・元首相の「アンダーコントロール」発言の映像が批判的に使用されたからだ。

『エルピス』は、民放キー局・大洋テレビを舞台にし、スキャンダルによって報道番組のサブキャスターを降板させられたアナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)が10代女性の連続殺害事件の冤罪疑惑を追う……という“社会派エンターテインメント”作品。本作の脚本を手掛けるのは、第49回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞したNHKの連続テレビ小説『カーネーション』や、映画『ジョゼと虎と魚たち』などで知られる脚本家・渡辺あや氏で、監督は『モテキ』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』をはじめとする映画作品やテレビドラマを手掛けてきた大根仁氏。プロデューサーはドラマファンから評価が高い『カルテット』(TBS)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ)の佐野亜裕美氏が務めるとあり、放送前から注目を集めていた。

 そして、ドラマ放送開始から、さっそく視聴者をざわつかせる台詞が飛び出した。第1話では、明らかに麻生太郎を模した副総理・大門雄二(山路和弘)がニュース番組に出演するため大洋テレビを訪れるのだが、「今日、何聞かれんだ?」と尋ねる大門副総理に対し、政治部官邸キャップの記者・斎藤正一(鈴木亮平)は「森友、止めてますので」と応答するのだ。

 ほんのわずかなシーンであったものの、地上波のドラマのなかで突然ぶち込まれた「森友」という実名。しかし、第2話ではさらに衝撃的な展開が待っていた。

 それは、長澤まさみ演じる主人公の浅川が、冤罪を訴えている松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の担当弁護士・木村卓(六角精児)を訪ねたシーン。かつて浅川がサブキャスターを務めていた報道番組について話題が及ぶと、浅川は“信頼されるキャスターになりたかったが、そんな夢は一生叶えられないのだと知った”と言い、当時をこのように振り返りはじめる。

「サブキャスターになったのは2010年でした。その4月から降板するまでの6年間、自分があたかも真実のように伝えたことのなかに、本当の真実がどれほどあったのかと思うと……。苦しくて、苦しくて、息が詰まりそうになります。私にはいま、バチが当たっているのだと思います」

 この台詞のあと、浅川がサブキャスターを務めていた報道番組の回想が差し込まれるのだが、その中身はなんと、実際に政権とメディアが一体になって“嘘”を垂れ流したシーンの再現だったのだ。

 まず、映し出されたのは、福島第一原発事故が起きた直後のスタジオ。浅川が「爆破弁というものを使い内圧を下げる作業ということですが、危険性はどうなのですか」と問うと、解説者は「いちばん最悪なことは格納庫が破壊されることなので、それを防げたという意味では成功したんだと思います。問題ありません」と語る。そう、1号機が爆発した際にメディアで繰り広げられた“安全神話”に基づく大嘘の解説が再現されたのだ。

 だが、もっとすごかったのは、このあとだった。画面が切り変わると、突然、安倍晋三・元首相の本物の映像が流れたのである。映像は、東日本大震災から2年後、IOC総会で安倍首相が東京への五輪招致をプレゼンしたときのもので、原発事故の影響について安倍首相が例の「the situation is under control.」と言い放ったシーンがそのまま、音声付きで流された。

 そして、安倍元首相のVTRを受けて、長澤まさみ扮する浅川が「安倍総理大臣は、福島第一原発汚染水問題に懸念が出ていることについて、『状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えない』と述べ……」と、ニュースを読み上げた。

安倍政権の嘘を垂れ流し続けたメディアの責任・共犯関係に踏み込む『エルピス』

 まさか、本物の安倍元首相が登場する実際のニュース映像を使い、あの「アンダーコントロール」発言を取り上げるとは……。繰り返すが、このシーンは「あたかも真実のように伝えたことのなかに、本当の真実がどれほどあったのか」と自責の念に苛まれたキャスターの台詞のあとにつづくものだ。つまり、嘘を伝えたのではないかと問う場面で、安倍元首相の映像が使用されたのである。

 脚本の渡辺氏といえば、前述したNHK朝ドラ『カーネーション』でも、先の戦争における日本の加害性に言及。また、近作でも、NHKで放送された連続ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』では、安倍・菅政権下で起こった数々の事件を想起させるエピソードを織り交ぜながら、権力者に対する忖度や蔓延る隠蔽体質をコメディとして風刺した。だが、本物の権力者の映像まで使って、現実の問題に踏み込んだ作品は、日本のドラマでははじめてと言っていいだろう。

 だが、『エルピス』に驚かされたのは、安倍首相の実際の映像を使って、その言動を批判的に描いたことだけではない。『エルピス』は民放テレビ局が制作・放送するドラマであるにもかかわらず、そのテレビをはじめとするマスコミ東京五輪における欺瞞性を真っ向から指摘していた。

 前述した主人公・浅川の回想シーンでは、安倍元首相の「アンダーコントロール」発言のあと、東京五輪の開催決定のシーンへと移る。そこでは、浅川が福島から中継をおこない、子どもたちに囲まれながら、満面の笑みを浮かべて「震災復興へのさらなる弾みとなると人々も大きな期待を寄せています。みんな、オリンピック決まって良かったね!」とレポートする姿が映し出された。

 いまさら説明するまでもないが、五輪の実態は「復興のため」などという美辞麗句とはかけ離れたものだった。予算は招致時の2倍にも膨らみ、被災地は完全に置き去りにされたまま。巨額の公金がつぎ込まれたにもかかわらず、政治家JOC幹部、巨大広告代理店だけが利益を独占する構造がつくられ、あげくは、汚職事件で逮捕者が続出する事態となった。

 しかし、この嘘と不正にまみれた国家的イベントについては、マスコミ、テレビもまた、共犯者であることを、『エルピス』はきちんと表現したのだ。

 しかも、これはこの回のこのシークエンスでだけ、たまたま描かれたものではない。物語はまだ序章に過ぎないが、ドラマのメインテーマは国家権力の犯罪である「冤罪」であり、権力の横暴、それに加担するマスコミの問題の責任を追及する姿勢が、ドラマ全体に貫かれている。

 忖度体質が蔓延る日本のテレビ局でこんな骨太のドラマをつくり、放送することができていることにあらためて驚かされるが、その原動力となっているのは、脚本家・渡辺あや氏とプロデューサー・佐野亜裕美氏の強い危機感だ。

『エルピス』放送開始にあわせて、雑誌のWeb媒体に掲載された渡辺氏の複数のインタビューを読むと、そのことがよくわかる。

安倍政権下のメディア支配、言論の萎縮…脚本家渡辺あやが抱いた危機感と恐怖

 渡辺氏とプロデューサーの佐野氏の間で、『エルピス』の企画がスタートしたのは2016年。渡辺氏は当時のことを「ちょうど安倍政権の絶頂期みたいなときですよね」と語り、こうつづけている。

「当時、政権与党の批判が言えなくなっている萎縮した空気を感じていました。昔は、総理大臣や政治家の悪口なんてみんな平気で言っていたし、新聞にもそういう風刺漫画が普通に載っていたじゃないですか。それがこの10年くらいで、誰も言わないというか言っちゃいけないような風潮になって、それがものすごく怖かったんです」(現代ビジネス10月24日付)

 たしかに、安倍政権下での言論の萎縮は異常というしかないものだった。メディア、とくにテレビは、政権のスキャンダルや不正追及はもちろん、政策批判さえもできない状況に陥っていった。渡辺氏はある時期からこうした状況に対して強い危機感を抱くようになったのだという。

「お恥ずかしい話ですが、もともと私は政治にまったく興味がなくて、ほとんど選挙にも行かないようないわゆる“意識の低い”人だったんです。だけど、2013年に特定秘密保護法が強行採決によって成立した頃から、そんな私ですらさすがにおかしいと思うようなことが増えてきて……。
それなのに、メディアがそれを全然報道しないことが気になっていました。テレビ局の方とドラマの企画開発をしていても、どうやら表現にいろいろな規制がかかっていて、現場が萎縮しているようだ……そんな空気をヒシヒシと感じたんです」(前出・現代ビジネス)

「それまで私はまったく政治に興味を持たずにいた人間ですが、権力側の暴走や表現・言論の自由の萎縮から生まれる“危機感”を抱きました。その頃は周りも政権に対して怖がっているムードがあり、マスコミも政府が明言したことしか報じない。これはさすがになにかおかしいと思いました」(CREA WEB10月23日付)

 まさに、権力のメディア支配、言論の自由の萎縮に対する恐怖が渡辺氏を突き動かしたのだ。そして、それはタッグを組んだ佐野プロデューサーも同様だった。

 渡辺氏は2人のこうした意識が作品づくりに反映されていたことを前出のCREA WEBのインタビューではっきり認めている。

「たぶん私と佐野さんが出会ったときからずっと抱えていた共通の問題意識は、権力の横暴とそれに従属するばかりのマスコミの報道姿勢のあり方なんですよね。それを燃料にして今回の脚本は書いてきたので」(前出・CREA WEB)

各局に拒否された『エルピス』 このまま最終回まで無事放送できるのか?

 権力の横暴とそれに従属するマスコミの報道姿勢への問題意識を燃料に書いてきた──。脚本家がそう明言するドラマが、地上波で放送されていることに喝采を送りたくなるが、しかし、『エルピス』はまさにその「権力に従属する」マスコミの体質によって、“お蔵入り”になる寸前だった。

 2016年当時、佐野氏はまだTBS所属のプロデューサーで、当然、TBSに『エルピス』の企画を持ちこむのだが、TBSでは、リスクが高いと却下されてしまったのである。佐野氏は、なんとか実現しようと他局にも企画持ち込んだが、これもすべて断られていた。

渡辺氏はインタビューでその理由についても、こう分析している。

「なぜこのドラマの内容にテレビ局が難色を示したかというと、マスメディアが犯罪などの事件や出来事に対して、誤報や、事実と確認されていないことを報道したらどういうことが起こるのかということが赤裸々に描かれているからだと思うんですよ。さらにはどこからどういう横やりが入るのか、報道がどのようにひるむのか、真実がどう闇に葬られていくのかということも」(前出・CREA WEB)

 そう、『エルピス』の内容がテレビの実態を暴き出していたからこそ、テレビ局はこれをドラマ化することを拒否したのだ。しかも、佐野氏はTBSのドラマ担当から外され、一時は絶望的な状況になっていた。

 しかし、佐野氏はあきらめず、2020年にTBSから大阪の準キー局である関西テレビに転職。同局で坂元裕二氏脚本の『大豆田とわ子と三人の元夫』を制作する一方、『エルピス』のドラマ化をかけあい、着想から6年後、ようやく実現にこぎつけたのである。

 関西テレビは、安倍政権と一体化していた御用テレビ最右翼のフジテレビ系列であるために、意外に思われる向きがあるかもしれないが、同局は、ネットワークとしてはフジ系列であるものの、フジサンケイグループには属しておらず、フジテレビほど、自民党との距離は近くない。とくに、ドラマ制作の部門には比較的リベラルな空気があり、作家性を尊重する姿勢も持っていることで知られている。

 しかし、だとしても、『エルピス』が制作・放送できたのは、渡辺氏もインタビューで「これはもう関西テレビさんのうっかりとしか言いようがないですね(笑)」と冗談を飛ばしていたように、たまたま幸運が重なっただけにすぎない。

 マスコミ、テレビの権力忖度体質はまったく変わっておらず、今後、これまで黙っていたフジテレビや関テレの政治部が途中で『エルピス』の内容に横槍を入れてくる可能性も十分ある。もっといえば関西圏が地盤でマスコミへの圧力体質を持つ世耕弘成・自民党参院幹事長あたりが関テレに圧力をかけてくる可能性もゼロではないだろう。

 渡辺氏もインタビューで、「私は、まだなんかあるんじゃないかと半信半疑でいますが」と語っていたが(前出・現代ビジネス)、これは冗談ではないだろう。

 実際、渡辺氏がここまでさまざまなインタビューに登場して、作品に込めた意図や経緯をはっきり明らかにしているのも、圧力や途中で内容を捻じ曲げてくるような動きに対して、何かあったらいつでも情報を公開するぞと牽制する意味合いもあるのではないか。

 第3話は明日11月7日に放送されるが、挑戦的でかつ完成度の高いこのドラマを無事に完結させるためにも、そして、テレビの状況が改善されて『エルピス』の後につづく作品が生まれてくるためにも、一人でも多くの人にこの作品を見てほしい。(編集部

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★敵基地攻撃能力「必須だ」 前防衛次官の島田和久内閣官房参与が強調した理由とは

2022年11月08日 09時15分48秒 | ●YAMACHANの雑記帳

 

防衛省

防衛省

防衛省事務方トップの防衛次官を7月まで務めていた島田和久氏は7日、東京都内の日本記者クラブで講演し、相手国領域内の軍事拠点などをたたく敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有について「必須だ」と述べた。政府は年末にまとめる国家安全保障戦略など3文書改定に合わせ、保有の是非を判断する予定だが、防衛省元幹部が保有の推進役として必要性を強調した。
 島田氏は現在、岸田文雄首相に助言する内閣官房参与。故安倍晋三元首相の下では、首相秘書官を6年半務めていた。
 講演では、日本を狙った相手のミサイルを迎撃するミサイル防衛(MD)の維持・強化には多額の費用がかかり、費用対効果を考えると「MDの一本やりでは限界がある」と主張。敵基地攻撃能力について「日本は戦後長らく米国に任せてきたが、日本が一定程度、その能力を持つことは必須ではないか」と訴えた。
 限定的な攻撃力による敵基地攻撃では、相手が攻撃を思いとどまる抑止効果が低いのではとの質問に対し、島田氏は米国だけでなく日本からも反撃を受けるとなれば「相手の戦略計算を複雑にし、抑止力向上に大きな効果がある」と指摘した。(川田篤志)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする