野党が「再検証チーム」
「発端は首相答弁」 真相解明へ
「命じた側は誰も責任とらず出世。こんな不条理許せぬ」
日本共産党と、立憲民主党、国民民主党、社民党などの共同会派は18日、財務省による森友公文書改ざんに関与し自殺した近畿財務局職員の遺書全文が報じられ、妻が国を提訴したことを受け、「森友問題再検証チーム」を立ち上げ、国会内で記者会見しました。
座長に川内博史衆院議員、事務局長に今井雅人衆院議員(共に共同会派)が就き、共産党から大門実紀史参院議員(副座長)、清水忠史衆院議員(副事務局長)が加わります。
会見で、遺書について「大変な衝撃を改めて受けた」と切り出した川内氏は、遺書には、佐川宣寿・財務省理財局長(当時)が改ざんを指示したと明記してある一方で、財務省の調査報告書は「佐川氏の指示」を明確に認めていないと指摘。「財務省の確認した事実は真実ではない。全ては安倍晋三首相の『自分や妻が関わっていたら総理も議員も辞める』との答弁に端を発しており、全責任は安倍首相にある。現地調査やヒアリングを通じて真相を明らかにしたい」と述べました。
清水氏は、国有地の不当値引きや公文書改ざんの背景に、安倍首相の妻・昭恵氏の関与や首相答弁があると指摘。「まじめに働いてきた職員が苦悩の末に命を絶ち、改ざんを命じた側は誰ひとり責任を取らずに出世した。このような不条理を絶対に許すわけにはいかない。他の野党と協力して徹底追及する」と決意を述べました。
共同会派の森ゆうこ参院議員(副座長)は、「苦しんだ職員の思いに応え、再検証に力を合わせたい」と述べました。
2020年3月19日(木)
- 「改ざん強制され自殺」/財務省「森友文書」/国と佐川元局長を提訴/近畿財務局職員の妻
- 野党が「再検証チーム」/「発端は首相答弁」 真相解明へ/「命じた側は誰も責任とらず出世。こんな不条理許せぬ」
- 都知事選で共闘実現を/有識者ら各野党に要請
- 高年法改定に抗議/労組など 「雇用安定法に反する」
- 無権利労働を拡大/衆院委 高年法等改定案を可決/共産党反対
- コロナ検査 保険適用1日10件だけ/小池氏追及 「接触者外来」限定改めよ/参院委
- 原発マネー還流/関電 役員報酬補てん/衆院委 笠井氏 隠ぺい批判
- 原発マネー還流/利権の追及は不可欠/参院委 岩渕氏 報告書受け要求
- 学童へマスク費補助/担当相 追加受け付け表明/伊藤・田村氏指摘
- 検事長定年延長で矛盾/衆院委 藤野氏が改定案修正告発
- 議定書批准「早期に」/参院委 女性差別撤廃で井上氏
- 穀田氏「首相答弁追及」/野党国対委員長が会合
- 沖縄県が172億円補正案/新型コロナ対策 収入減世帯・企業を支援
- 共産党要請に達増岩手知事/新型コロナ対策 提案を踏まえ検討へ
- 介護事業所に補償ぜひ/愛知の共産党が厚労省要請
- 性犯罪被害者ら “不同意”処罰の法改正を/森法相「重みある声、全力で」
- 「含み損2、3兆円」/日銀ETF買い入れ批判/参院委で大門氏
- 開かれた首相会見を/MICなど 時間・参加枠拡大訴え
- 経済危機の打開/消費税の5%減税を決断せよ
- きょうの潮流/「米国は特に不利な状況にある。医療を人権として保障して…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます