
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130423/k10014117821000.html
国会議員168人が靖国参拝
自民党や民主党など超党派の国会議員が23日朝、春の例大祭が行われている靖国神社に参拝し、平成になってから最も多い168人が参拝しました。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は毎年、春と秋の例大祭と、8月15日の終戦の日に、東京・九段の靖国神社に参拝しています。23日は春の例大祭に合わせて、会長を務める尾辻前参議院副議長らを先頭に、自民党、民主党、日本維新の会、みんなの党、生活の党(1人)などの168人の国会議員が、午前8時すぎにそろって参拝しました。安倍内閣からは、山口俊一財務副大臣、若林健太外務政務官ら政務三役が参拝したほか、自民党の高市政務調査会長も参拝しました。「国会議員の会」によりますと、168人が参拝したのは、平成になってから最も多く、去年の春の例大祭の2倍以上になりました。参拝の後、尾辻前参議院副議長が記者会見し、「先の衆議院選挙で新しい国会議員も増えたので、そうした方々が参拝した結果だと思う。国会議員が、国に殉じた英霊に対して参拝するのは、どこの国でも行っているごく自然な行為であり、中国や韓国に反発されるのはよく理解できない」と述べました。安倍内閣では21日、麻生副総理兼財務大臣が参拝するなど、これまで合わせて3人の閣僚が、春の例大祭に合わせて靖国神社に参拝しています。
中国メディアは強く反発
超党派の国会議員168人が23日朝、靖国神社に参拝したことについて、中国の国営メディアは速報で伝え、強く反発しています。国会議員らの靖国神社参拝について、中国政府は公式の反応を出していませんが、国営の中国中央テレビは、東京駐在の記者によるリポートを速報で伝えました。この中で、集団での参拝の規模は、ここ数年は30人から80人だったとして、「100人を超えるのは、日本が右傾化していることを明らかに示すものだ」などと強く反発しています。さらに、麻生副総理兼財務大臣ら3人の閣僚が靖国神社に参拝したことについても触れ、日本国内で賛否が分かれているなどと解説しています。
「日本人が決める国内問題」
自民党の高市政務調査会長は参拝後、靖国神社で記者団に対し、「参拝した国会議員の数はいつもに比べて多かった。新人議員も多く参拝したので、うれしく思う。日本の国策に殉じて尊い命を捧げて国を守ってくれた方々をいかにまつり、どのように慰霊するかは日本人が決める国内の問題だ。これが外交問題になることは、絶対におかしい」と述べました。
☆「生活の党」の鈴木克昌幹事長も、反省して欲しい。
最近、共感できる孫崎さんの「つぶやき」から・・・
23日付朝日新聞は「国会議員168人が靖国参拝、87年以降で最多」の標題の下、次のように報じた。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の所属議員168人が23日、春季例大祭にあわせ、靖国神社に参拝した。同会によると、国会議員の参拝者は、本人出席の確認を始めた1987年以降最多だという。この日の同会の参拝には、閣僚はいなかったが、政務三役では山口俊一財務副大臣や加治屋義人農林水産副大臣、衛藤晟一首相補佐官らが参加。このほか、自民党の高市早苗政調会や、民主党の前田武志元国土交通相、平沼赳夫・日本維新の会国会議員団代表、生活の党の鈴木克昌幹事長らも同会で参拝。高市氏は記者団に「どう慰霊するかは日本人が決める国内問題。外交問題になる方が絶対におかしい」と語った。昨年の同時期の国会議員の参拝者数は81人で、今年は倍増。内訳は衆院が139人(自民109、民主2、日本維新の会24、みんなの党2、生活の党1、無所属1)。参院が29人(自民23、民主3、維新1、みんな1、無所属1)。衆参の代理出席は65人だった」
私は異常と思う。
第二次世界大戦においての日本の関与は、国内的に2つの問題がある。 一つは戦争にいって犠牲になった人への弔い。今一つは戦争を行った人の責任問題。日本の多くの人々は赤紙一枚で戦争に駆り出され命を失った。その人々の鎮魂を祈るのは、あるべき姿であると思う。しかし、同時に戦争に導いた人々の責任の問題がある。多くの人々の命を奪い、国土を完全に荒廃させた人々に責任がある。これらの人々の責任を日本はどう整理したか。靖国神社に参拝した人々に問う。貴方方は「国土を完全に荒廃させた人々の責任をどのように問うているのか」本来的には靖国神社の参拝と戦争責任は別のものである。しかし、連合軍の裁判でA級戦犯とされた中の刑死者等が靖国神社の祭神として合祀されている。1978年(昭和53年)10月17日に「昭和殉難者」(国家の犠牲者)として靖国神社に合祀されていた事実が、1979年(昭和54年)4月19日朝日新聞によって報道され国民の広く知るところとなり、A級戦犯合祀問題となった。「高市氏は記者団に“どう慰霊するかは日本人が決める国内問題”」と述べたといわれるが。この問題をどのように考えるか。合わせて外交問題がある。我々、個人の次元でも相手がいやと言っている問題をあえてするのは余程の時である。中国人も、韓国人も第2次世界大戦等の傷は癒えていない。傷が癒えていない人々のといころに、あえて、相手が嫌ということをなす理由は何か。国際社会において、我々は日本だけで生きているわけではない。 例えば、今日本の安全保障上の最大の懸念は何か。北朝鮮の核兵器開発である。これを止めるのに最も効果的手段をとれるのはどの国か。中国である。米国ですら中国と北朝鮮問題に中国の善処をお願いしている。連帯が必要な場合はある。互いに妥協し、協調するのが国際社会の大原則である。特に隣国との協調は重要である。どの国でもよい。「近隣諸国がこれだけはやめてくれ」というようなことをあえてする国がどれだけあるだろうか。相手への配慮のできない国、自分だけの論理だけ党せばいいという国、何と情けない国になったか。ではこの国会議員が何故、1987年以降最多になったか。答えは簡単である。多くの議員は安倍首相へのごますりである。強い者になびいているだけである。対外的には米国にゴマすり、国内的には首相にごまする。今日の国会議員、特に自民党の議員の多くの行動は「対外的には米国にゴマすり、国内的には首相にごまする」ことで彼らの行動のほとんどが説明できる。情けない政治家を我々は選んだものだ。原発、TPP,等みれば情けない政治家だらけの国会という状況はとっくにわかっているけれど。

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