のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

百合ヶ原 イングリッシュローズ

2012-12-13 | イングリッシュ(ER)



しばし、表題からずれます~
一昨日の午後から雪が降り続き、昨日は除雪を4回もやったのに
夜にはすっかり雪に埋もれてしまいました。


ワイルドオーツ

今朝はようやく止んで晴れ間が射していますが -9℃ 顔がピリピリします。
住宅地の道路は一車線になり、道路わきには大きな雪山。

日中は除雪が入らないので大きな道路は雪塊が洗濯板のように波打ち、
オフロードよりさらにひどい道になっていました。



庭は雪が降ったというより、埋まってしまったという感じです。
リビングの床面と同じくらいの高さまで雪が迫ってきました。



まだ12月中旬ですよね・・・・><
今年は大雪です。

さて、今日は百合ヶ原のイングリッシュローズです。
数は少ないのですが、きれいな花を咲かせています。


ザ・カントリーマン(The Countryman UK, Austin, 1987)






まるで宝石のように見えます。
この時期に見る濃ピンクの華やかなバラは目にしみます~
美しすぎる~!!


スィートジュリエット(Sweet Juliet UK, Austin, 1989)

淡い色が素敵~
グラハムトーマスの血を引いているようです。



ルドゥーテ(Redoute, UK, Austin, 1992, sport from 'Mary Rose')

秋のルドゥーテ(です。
一季咲きの多い百合ヶ原でこのような美しい白い花が一輪咲いていると
思わずハッとして息を飲んでしまいます。



我が家にも春にtokiさんに頂いたルドゥーテが来ました。
秋にも素敵な花が咲かせられるようにちゃんと肥料を上げなきゃ!

もう少しイングリッシュローズはあったかと記憶していますが、
写真に残っているのはこれしかありませんでした^^;
いつみても期待を裏切らない花ですね。

Austinさんいつも素敵な花をありがとう~

大雪の中のプレゼント

2012-12-09 | ローズヒップ

全国的に寒い冬になっていますね。
日本海側も大雪になっていますが、私のところも昨日の午後からものすごい降りで
夜中までに40cm積もりました。
今朝、新聞が届かなかったのでもしかしたら大雪で?と心配したのですが、
どうやら単なるミスだったようで、後からお詫びとともに配達してくれました。

相方と2人+お邪魔虫3人で2時間がかりで雪かきです。



玄関前はとりあえず獣道をつけて、



車ごと埋まった駐車場も掘り起こします!



ローブリッターはすっかり雪の下~



雪をどけたらワイヤープランツが顔を出しました。
春になるとワイヤーだけになっていますが、また復活します^^



我が家は角地なのですが、歩道の角に道路除雪した雪がうずたかく積まれてしまいます。
朝起きたら1.3mもの高さになっていました~><
竹の棒が挿してあるところが敷地境界です。
歩道はもう歩けません。



鳥の餌台も除雪しないと餌すら置けませんね。
斜め前の空き地にひたすら雪を運び除雪をしましたよ~。

そんな大雪の中、心温まるプレゼントが届きました^^



バラの実の宝箱です。
素敵なバラを沢山育てていらっしゃるtokiさんが
ご自宅のお庭のバラの実を送って下さいました~^^

すごいです~
ノイバラのような小さなものから、直径2cmはある大きなものまで
丸いもの、長細いもの、色々あります。
こんなに沢山のバラの実に囲まれるお庭は素敵でしょうね。
こららではお目にかかれないノルマリスも大きな枝ごと入っていて
ツヤツヤの葉が目にしみる~。



絵で残せないので並べて写真をパチリ~

さあ、これどうしましょうか!
やっぱり種まきはしないとですよね^^

どんな子が発芽してくれるんだろう~と考えるだけでも嬉しいです。
例年、憂鬱な冬の始まりで気分は沈みがちなのですが今年は幸せだなあ~

tokiさん、本当にありがとうございます。


百合ヶ原 ブルボン

2012-12-08 | ブルボン(B)・ポートランド(P)


バリエガータ・ディ・ボローニャ
(Variegata di Bologna Cl.Bourbon.Rose Italy.Gaetano Bonfiglioli & figlio. 1909)



直前の投稿でケンティフォリアのバリエガータを載せましたが、
こちらはブルボンローズの方です。

こちらの方が赤みが明るくて少し華やかな印象でしょうか?
花が上を向いて咲いているところも影響していると思いますが。




ルイーズ・オーディエ(Louise Odier France, Margottin, 1851)

カップからクォーターロゼット咲きになり、枝はしなやかでよく伸び、
花も小ぶりです。とてもよい香りがする大好きなバラです。
我が家のは挿し木の6年生。地植えにして3年になるのに
なぜか全然大きくなってくれません。
今年こそは元気なシュートが出るように堆肥をたっぷり入れてみよう。



ジプシーボーイ(Gypsy Boy Germany, P.Lambert, 1909, Russelliana 実生)



ガリカのバラにありそうな鮮やかな色のバラですね。
カラッとした強い日射しの日には、こういう色が本当にきれいです。



親はハイブリッド・ムリチフローラのラッセリアーナ。
ガリカの紫玉によく似ているバラです。
バラは親を調べると、なるほど!と思うことが多く面白いですね。



樹木の不要枝を利用した支柱。自然な雰囲気を損なわなくて素敵です。

百合ヶ原 ケンティフォーリア

2012-12-06 | ケンティフォリア(C)

今日はまた大荒れの天気予報となりました。
現在は嵐の前の静けさ・・・
鉛色の雲が広がっていて非常に落ち着いているところがかえって怖いです。

今日も初夏の百合ヶ原公園のバラの中からケンティフォーリア系のバラを
集めてみました。

ダマスクローズとアルバローズの交雑種といわれいて花弁数が多いことから
「キャベジ ローズ」と言われています。
香は濃厚なダマスク香で花弁数が多いのでより強く香るとか・・・

実は私はケンティフォーリアのバラが好きだというのがとってもわかった年でもあります^^

その理由はこちらのバラ~
本当はブログで紹介したくないくらい、独り占めしたいバラです。


ポンポン・ド・ブルゴーニュ(Pompon de Bourgogne, 1664年以前)

葉も花もとっても小さく可愛らしく、花色が紫!!
中心に少し白が入って華やかさが加わり、花びらがとっても可愛らしい~
非常にコンパクトサイズで鉢植えで持っていたいバラだと思いました。
非常にお気に入りになっています^^




プティ・リセット(Petite Liette)

昔持っていたバラですが、引越しの時に里子に出しました。



梶みゆきさんの「オールドローズガーデン」で紹介されていますが、
小さな花が沢山つきます。
ですが最後まで花が乱れることなく、コロコロとコンパクトで
とてもかわいい印象があります。



ボタンアイが花びらを引き締めているのですね~



大好きなバラなのでもう一度育ててみたいです。



バリエガータ(Variegata, France, Jean-Pierre Vibert, 1839)

絞りのバラです。
ブルボンのバリエガータ・ディ・ボローニャにとっても似ていると思います。



花弁が多いにも関わらず、ふわっと咲く姿にうっとりしてしまいます。
なんてやさしい色なのでしょうか。






ブランシュ・フルール(Blanche fleur, Vibert, 1835)

その名の通り、「白い花」白バラです。



咲いている花が少なくて、グリーンアイを見られなかったのが残念です。
こんなに花弁が多い白バラなんて、なんて贅沢~



トゥール・ドゥ・マラコフ(Tour de Malakoff, Lux Soupen & Nottign, 1856)

素敵な色です。
花の色は咲き進むにつれて変わっていくそうです。



蕾も素敵~
来年はもっと花をよく観察したいです。



ファンタンラトゥール(Fantin Latoue, Unknown 1900.)

今我が家で小さな実生苗が育っています。
親とはまだ違うのかな~
こんな花が自宅でたおやかに咲いていたら素晴らしいですよね。

ケンティフォーリアは花弁が多いですが、どのバラも無農薬で健康的に咲いているのは
やはり北国の湿度の低い環境があるからこそだと思います。
小さめの花はだらしがないところがなく、みんな上品で可愛らしい。
ケンティフォーリアのバラが大好きになってしまいました。



外はいつの間にか深々と雪が降り始め、雷が鳴り始めました・・・
どうかお手柔らかにお願いします。

百合ヶ原 ダマスクローズ

2012-12-04 | ダマスク(D)

外はモノクロの殺風景な景色。
今日は大雨で急速に雪が融け、道路のあちこちで水があふれています。
雪で覆われた鉢バラもまた姿を現しました。

春にアップしきれていなかった百合ヶ原公園のバラの写真がまだ沢山残っているので
整理してしばらく掲載していこうと思います。

真冬にきれいな花の写真を見るのはいいですね~
これを撮影した日はとても日射しが強く、汗ばむほどの天気でした。
今では信じられないくらい懐かしいです。

一部、蕾だけのバラ。またピンボケの写真も多いですがご容赦ください。

まず、ダマスクローズと言えばこの花です。


ガザンリク(Kazanlik)Unknown origin (before 1612).



別名「トリギンティペタラ」とも呼ばれ、ブルガリアのバラの谷にある街の名前です。
このバラからローズオイルやローズウォータが抽出されることで有名です。



百合ヶ原にはこの「ガザンリク」という名札と、


トリギンティペタラ(Trigintipetala)

という名札がそれぞれ別の株についています。
恐らく同じ種類のバラだと思うのですが、こちらはまだ蕾だったので今度よく比較してみようと思います。
それにしてもこのバラはガクが長くてきれいです。


そしてこちらの蕾もとっても美しいです。


グロワール・ドゥ・ギラン(Gloire de Guilan)

開花直前でした。残念また今度~



ピンク・レダ(Pink Leda)Unknown origin (before 1949).

その名の通り、レダより濃いピンク色の小さ目の可愛らしい花です。



ロゼット咲きで花びらがきれいに開いています。
昔、東京でレダを鉢栽培していましたが、蕾まではつくものの、
そこからはいつも花首が茶色く変色して蕾がポロリと取れてしまい、
殆ど花を見ることができなかったのを思い出します。
この花は特に高温多湿が嫌いなのでしょうね~



デュシェス・オブ・ポートランド(Duchess of Portland)
Damask Perpetual, Portland. before 1770, Unknown origin.

はっきりとした赤~ピンクの色に黄色い葯とのコントラストが鮮やかで
強いダマスク香があるようです。
系統はダマスク・パーぺチュアル?それともポートランドかな?



秋にこのローズヒップを見ましたが、三日月のような形で少し細長かったです。
ガザンリクも同じような形をしているのを思い出しました。



セルシアーナ(Celsiana)Unknown Dutch origin (1732)



非常にやさしい雰囲気の気品のあるバラでした~



ブラッシュ・ダマスク(Blush Damask) Unknown origin (1759)

この花もとてもきれいなピンク色をしています。
咲き始めは中心の色が濃く、咲き進んだ様子は色が薄くなって
さらに上品さが加わっているような・・・



ため息がでる美しさですね。



うつむいて咲く姿がなんとも言えず、いいですね^^