穴にハマったアリスたち

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きらりん☆レボリューション スペシャルライブ(東京公演)

2008年11月10日 | きらりん☆レボリューション
それは2006年の悪夢。
当時、女児向け業界を席捲していたセガトイズの「ラブ&ベリー」とバンダイの「プリキュア」。
どちらも女児向け玩具に革命をもたらしたと喝さいされた化け物コンテンツです。

その両者に拳一つで立ち向かった、あの娘さん。
誰もが敗北を確信してた。誰もが勝ち目がないとせせら笑った。
けれど「ラブベリ」を沈黙させ、「プリキュア」のどてっぱらに大穴をあけ…。

そんなきらりさんを初めて生で見てきました。

■きらりん☆レボリューション スペシャルライブ(東京公演)

 日時:11月9日(日) 開場/18:00 開演/18:30
 出演者:MilkyWay、SHIPS
 場所:水道橋 JCBホール

 

 (お花提供:ちゃお様)

曲順
曲名
演者
01.アナタボシMilkyWay
02.ガムシャララMilkyWay
03.(?)SHIPS
04.恋☆カナ月島きらり
05.バラライカ月島きらり
06.ハッピー☆彡月島きらり
07.チャンス!月島きらり
08.タンタンターン!MilkyWay
09.きみがいるSHIPS
10.ヒマワリ月島きらり
11.ふたりはNS雪野のえる・花咲こべに
12.パパンケーキ月島きらり
13.サンサン・GOGO月島きらり
--.(アンコール)TOKYO FRIEND☆SHIPSSHIPS
--.(アンコール)タンタンターン!MilkyWay


(感想は記憶に頼ったもののため、実際の演者の言動・意図・事実とは異なる可能性があります。ご了承ください)

「きらレボ」・ハロプロ系のイベントに参加するのは初めてでした。
ですので、これが一般的なのかどうかは分かりません。
ただ明らかに、普段の声優・アニメ系イベントと異なるところがありました。

盛大な手拍子が起こるかと思いましたが、さほどでもありませんでした。
PPPHのような応援があるのかと思いましたが、さほどでもありませんでした。
曲ごとに手の込んだ専用コールが作られてるかと思いましたが、さほどでもありませんでした。

何故なら両手はスターライトタンバリンで塞がってるからです。
何故なら皆踊ってるからです。
何故なら「きらりさん」と叫ぶのに必死で、複雑なことを思考できる理性が残ってないからです。

きらりさんは、神だった。

【会場】

この日、東京公演は全3回の舞台。
その内2回は「参加資格:中学生以下」。一方最後の1回は「参加資格:高校生以上」。
もちろん私が参加したのは後者です。

私の席は2階席。ちょっと遠目でしたが、その分全体が見渡せました。
当然ながら参加者は成人だらけですけれど、極少数お子様の姿も。
また、きらりさんのコスプレをなさってる女性の方も複数名いらっしゃいました。

2階席以上はスペースも狭く、危険なので立つな!というお達しが出ました。
おかげで座っての観戦で、そこはちょっと残念。
安全を考えたら当然なので、文句はもちろんないです。むしろ、きちんと配慮して注意を促したスタッフさんたちは偉い。

【ステージ】

舞台には巨大スクリーン1台、両脇に小型2台の体制。
開演前には全力でCMを打たれていました。
大画面に映し出される「ちゃお」「TAKARA TOMY」の文字がすこぶる格好いい。

【開演直前】

イベント開始。それと同時に、大画面にどこかの編集部が。
そう、偉大なる「ちゃお」編集部です。
「ちゃお」さんが全力で協力してくれている。

【開演】

村西社長から注意事項が言い渡されました。

社長:
 「このライブは小さい子供が楽しめるような構成になっている!」
 「(それを踏まえた上で)みんなも盛り上がって欲しい!」

一斉に巻き起こる歓声。振り上げられるスターライトタンバリン。
先日のライブでプリキュアさんが苦しんだ部分を、即座に突破してきました。
手慣れてやがる。全てを分かった上で楽しめ!大人ならば!

【01.アナタボシ】

なーさんたちの一幕が入った後。

高らかな音色とともに、きらりさんがご登場。
きらりさーん!きらりさーん!きらりさーん!!
思わずぶんぶか手を振ってしまいます。きらりさんのアジテート能力は異常。

【02.ガムシャララ】

アナタボシ終了後。

きらりさん:
 「あ!もうこんな時間。あたし着替えてくるね~」

二人を残して即行で退場されました。
も、もう衣装チェンジか…。
さすがきらりさんは衣装持ちだ…と思ってたら、数分後に気まずそうに戻ってこられました。

きらりさん:
 「…もう1曲あるんだった」

台本を間違えた。さすがきらりさん。

で、「ガムシャララ」終了後。
再び「あ!もうこんな時間」と照れくさそうに同じ台詞を読み上げて退出されました。
とても良いものを拝めた気分。

【幕間1】

きらりさんが生着替えをなさってる間。
客席から謎集団が乱入。その謎集団を撃退する筋書きで、SHIPS登場。アクションシーンを挟みつつ、歌ってくれました。
見事に台詞を噛んだり、お子様ショー的な展開だったりするも、観客は大いに盛り上がり。

正直、SHIPSには全く期待してなかったのですが、こうして見ると多少の愛着もわきますね。
彼らもまさか、男性客多数のステージで歓声を受けることになるとは思わなかったろうに…。
相手がSHIPSであっても、変わらず声援を送る観客の皆さんはとても良いと思った。

【旧OP】

着替えてきた きらりさん、お召し物はチャンス服でした。
当然歌うのは「チャンス!」と思いきや、「恋☆カナ」。
そして始まる、旧OPの大縦断。

1曲あればラッキー程度に思っていたOP、まさか全曲制覇と思いませんでした。
これは嬉しい!
あ、観月さんのことは忘れてください。

しかしチャンス服で「バラライカ」を歌うとか、セルフコスプレ風味でどぎまぎします。
また「チャンス!」の早着替えを生で見れて大興奮。
わぁいきらりさんきらりさん!!

【幕間2】

OPを歌い切り、力尽きたきらりさんが一旦退場。
この演目を、今日一日で3回もやってるんですよね。
化け物。

きらりさんがお着換え&休憩されてる間。
前述の謎集団により、なーさんが拉致されてしまいました。
彼を助けるためには、二択のクイズに答えないといけません。
大画面に映し出されるクイズ問題。
さあみんなで元気よく答えて、なーさんを助けよう!

第1問:
 (シルエットクイズ)
 なーさんはどっち?(A)蝶ネクタイがついてる(B)胸に星型

まぁ答えは簡単ですね。
これを間違えるようなレベルの人間は、ここに来ていない。
所詮はお子様向けです。さくさく行きましょう。

第2問:
 あがり症なのはどっち?(A)北原沙弥香(B)吉川友

いや…ちょっと待ってくれ。

第3問:
 よく台詞を噛むのは?(A)久住小春(B) 田中れいな

きらりさんVSきららさん。
いやそんなことよりも、もはやクイズとして成立してません。
これは酷い。ていうか、この手があったのか。

第N問:
 意外と大人なのは?(A)久住小春(B)萩原舞

舞台袖から戻ってきたきらりさん、絶句。
反応からして、このクイズは今回のステージが初だったんでしょうか。
きらりさんが素の久住さんに戻られかけてる。

第M問:
 先日、久住小春の家に遊びに行ったのは?
第P問:
 久住小春と食事に行く約束をしているのは?

きらりさん:
 「あ~約束したんですよ……って聞いてます
SHIPS:
 「どんな風に誘われたの?」
きらりさん:
 「いや普通に食べに行こうって……らしいです

「月島きらり」の仮面は分厚かった。
久住さんから話は聞いてるけど、詳しいことは分からないなぁ。だってあたし、きらりだし。
彼女は決してそこは妥協しません。凄ぇ。
SHIPSも言動には重々気をつけていただきたい。

【10.ふたりはNS】

この辺、曲順があやふやです。
間違ってたらご指摘お願いします。
あと、観月さんのことはそっとしておいてあげてください。

【アンコール】

お約束のアンコール。そしてアンコールのお約束と言えば販促です。
きらりさんも勿論、販促をなさりました。
宣伝するのはこれ!12月発売の、DS「きらレボ」ゲーム!

横でSHIPSがイベント限定タオルとかを広げてましたが、きらりさんは特に触れることもなく。
だって、そんなものはみんな買うに決まってるんだから。それよりも、スポンサーさんの玩具を売らないと…。
全力でスポンサー様に貢献する彼女は、実に輝いていました。

実際にゲームをやってみよう!ということでプレイ。
スクリーンに映し出されるDSゲーム画面。そして流れる「タンタンターン!」。
史上初(?)、DSゲーム画面の音楽によるアンコール。
きらりさんの、何が何でも挿入歌をねじ込む手腕をリアルで目撃した気がする。

きらりさん:
 (ゲーム画面のコスチュームを指差しつつ)
 (ご自分の着ている衣装をつまみあげ)
 「ほら同じだよー」

悪質な御商売をなさってます。きらりさんが…きらりさんが実在するよぅ…。

【閉幕】

終了後、ファンの間で万歳や盛大なコールが展開されてました。
VitLとかのときも、感極まったファンの間で、お互いの存在に感謝して拍手が巻き起こったりしてたなぁ…。

【物販】

お土産に何がしか買っていくことにしました。
物販コーナーに行きました。
長蛇の列でした。
最後尾に行きました。
会場内を突き抜けて、奥外にまで列が伸びてました。
きらりさんは頭がおかしい。

商品にはキーホルダーやタオルが用意されていましたが、買うのは断念。
売り切れてたからです。
やむなくフォトカード全種を買いました。

またCDも売ってました。1500円以上購入で、お好きなポスターを貰えます。
「MilkyWay」ポスターが欲しかったので購入を検討しましたが、諦めました。
ポスターが品切れになったからです。きらりさんに「在庫」の2文字は、ない。

でも「MilkyWay」以外のポスターはまだあったので、次点で欲しいものを検討。
「バラライカ」ポスターと「パパンケーキ」ポスターで悩むなぁ。どっちにしようかなぁ…。
迷っていたら、脳内きらりさんが囁きました。

 「1500円以上お買い上げでポスタープレゼントだよ…!」

そうですね。そうでした。
あ、すみません。3000円分買ったら、ポスター2枚貰えますか?
ああはい。じゃあ、これとこれで。



カード20枚+CD2枚+おまけポスター2枚。

後悔してません。
ただ、かつ上げにあったような空虚な気持があるだけです。
間違えた。大変充足して満足した気分。きらりさん万歳!

【感想】

どういう経緯で「ガンバランス」が開発されたのか、非常によく分かったライブでした。
06年当時、敵情視察のためにライブに放り込まれた美翔さんが、「私たちにもダンスソングを!」と陳情したんですね。
それくらい見事にみんなで踊ってました。きらりさんの扇動能力は半端ない。

それに加え、圧倒的多数がタンバリン保持者でした。そして完全に「月島きらり」として扱ってました。
この割り切った悪ノリは、プリキュア陣営に足りてないもののような気がします。
プリキュアさんのファンの中で、果たして玩具をちゃんと買ってる人がどれだけいるか。それをライブで有効活用できるノリが存在するのか。
前回のプリキュアライブも、全員でキュアフルーレを振りかざすくらいのノリがあっても良かったのかもしれません。(※イメージです。勝手にフルーレを振り回すと怪我するので絶対に止めましょう)

多少愚痴ですが、いざイベント会場に行ってまで、「いい年して○○を応援してる俺らって痛ぇwww」的ノリは、いい加減ウザいんですよ。
しかもそれらには大抵「でもあえて痛いことしてる俺ら凄ぇwww」が付随して、TPOを弁えない迷惑行為に発展しがち。逆に嘲笑系のノリでしか騒げないのも周囲に迷惑。
趣味に貴賎はないし、製作サイドがターゲット層として設定してきてる今時、上述のようなアホな言動は飽き飽きなんです。

その辺を既にクリアし、昇華してるようだったのは、さすがに長年ライブやってる「きらレボ」だと思いました。
スタッフサイドも配慮が素早かった。
開園直後の「分かってるよな?」的前説の他、きらりさん自身も端々で上手く誘導されてました。
プリキュアさんもこの辺りをもっと慣れていけばなぁ…。
DSゲームや超短編の出来を思えば、ライブイベントも前回以上の凄いのができると思うのですけど。


そんなきらりさんのライブでした。きらりさんが何故に神なのか、その一端を垣間見ました。
次回は12月7日の名古屋公演。
それまでに、今日の曲目を復習して、条件反射で踊れるようにマスターしてみます。

…チケットはまだ残ってるみたいですよ!(さりげなく



買ったCD。実は持ってなかった。
次回の名古屋公演ではサントラ集を買おう。

(左画像)
きらりん☆レボリューション・ソング・セレクション VOL.2(初回生産限定盤)(DVD付)

(右画像)
きらりん☆レボリューション・ソング・セレクション VOL.3


早めに自白しておきますが、実はスターライトタンバリンを持っていくの忘れました。

 

おかしいな。確かに鞄に入れたと思ってたのに。
きっと美翔さんがこっそり抜き出したんだ。
ないない。こんな悪い玩具は、ないない。
コメント (6)
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