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感想:小説「魔法つかいプリキュア!いま、時間旅行って言いました!?」

2021年05月15日 | 小説版プリキュア
■小説「魔法つかいプリキュア!いま、時間旅行って言いました!?」


小説「魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!?」

以前に感想は書いたのですが、カテゴリ「小説版プリキュア」を作ったのでこちらにまとめてみる。
(以前の感想記事:「リコのパラドックス」)

改めて振り返ってみると、クシィ関連がやっぱり熱いです。「闇の魔法で過去に戻れる」と示されたので、色々と妄想が広がります。
前回の感想では「クシィは現代人」説を唱えてみましたが、もっと単純明快に考えてみよう。

①クシィは校長と同時代の人。「大いなる災い」に悲嘆した彼は、闇の魔法を習得。
これにより「過去に戻る」タイムトラベル手段を得る。

②現代魔法(推定4000年前)に限界を感じ、未来の魔法技術を取り込むことを思いつく。
未来にいくことで「大いなる災い」がどのように襲来するかもわかる。

③何らかの手段で未来に旅立つ。自己封印でもコールドスリープでも「未来に行く」魔法でもウラシマ効果でもなんでもいい。
未来に行くのは容易なので、たぶん何かで実現できる。

④未来にいったクシィは校長と「再会」。最終話のあのシーン。そこで事の顛末を知る。

⑤闇の魔法で過去に戻り、「大いなる災い」への切り札たる「プリキュア」を信じ、悪役「ドクロクシー」を引き受ける。
歴史どおりプリキュアが出現し、そして「大いなる災い」の撃退に成功する。

アニメ本編・小説の内容のいずれにも矛盾していない、はず。闇の魔法で過去に戻れるのなら、この手段を使わない方がむしろ不自然とも思えます。
「ルール無視」のムホーに嘲笑された魔法が、実は「歴史を変えない」「ルールを守る」が故にムホーに打ち勝った、踊らされていたのは魔法ではなくムホーの方だった、というのは個人的にかなりカタルシスがあります。
真相は不明なれど、私としてもう「こういう設定だったんだ」と妄信したい。


小説「魔法つかいプリキュア! いま、時間旅行って言いました!?」

【追記】

この小説はルビ付き。なのでうちのお子様も読書黎明期に黙々と読みふけってた。おかげで時間ネタの概念に触れて、映画「ミラクルリープ」を初め時間モノが結構ブームになってた。私らの世代でいうところの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなものだろうか。
モノが「時間」ネタなだけに、なんか時を超えるちょっとした感慨があったりなかったりする。

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