穴にハマったアリスたち

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ハートキャッチプリキュア! 第47話「嘘だと言ってください!サバーク博士の正体!!」

2011年01月16日 | ハートキャッチプリキュア!感想
【来年度のプリキュアさん】

プリキュアぴあ(3月2日発売予定)

登場早々Amazon予約ランキング第1位…!

中身もろくに分からない内から、とんでもない勢いです。
プリキュアさんに対する期待の高さがわけのわからない領域に。
豪華イベントも続くし、素晴らしい世の中だ。

■ハートキャッチプリキュア! 第47話「嘘だと言ってください!サバーク博士の正体!!」

花咲さんは捕らわれの祖母さんに辿りつきました。
そして開口一番、月光さんの救援に行けと言われた。
私は何のためにここまで走ってきたんでしょうか…。

コッペ様にお任せし、来た道をUターン。
先々週から走りっぱなしです。
そして再度、月光VSダークさんの現場に。



月光さん:
 「なぜ戻ってきたの…!」

う…。
確かに、お役には立てないです…。
花咲さんもしゅんと引き下がる。物凄く蚊帳の外です。。

祖母さんが何も事情を教えてくれなかったので、ぼんやりと指を加えて応援することしかできません。
が、頑張ってください月光さん!そんな高次元の戦いに、参加はできませんが!
そうこうする内に、サバークさんが戦線に参列。ひ、卑怯です!



気がつけば、敵参謀と花キュアさんの一騎打ち。
『博士』なのだから武闘派ではないのでしょうけど、非常に不安の残る対戦カードです。
見てても一向に勝てる気がしない。

博士:
 「お前など所詮その程度」
 「結局は史上最弱のプリキュアのままだ」

「史上最弱」の肩書きを博士もご存知でした。光栄です。
敵からも味方からも戦力扱いされてない。
どこまでも深い事情に立ち入れない子だ。

花咲さん:
 「私は少しずつですけど変わったんです。チェンジしたんです!」
 「確かに昔の私は、弱くて臆病で」
 「とても引っ込み思案でした」

確かにチェンジしました。最後の一つは特に。
花咲さんの言動のどこが引っ込み思案なのか。
コスプレして演説してまわった結果、娘さんはこんなにもチェンジしてしまった。



花咲さん:
 「みんな心のどこかに悩みを抱えては苦しんでて」
 「それでも光を求めては、一生懸命生きてるんだって」
 「私は、一人で殻に困っていては分からなかった人の想いを知ったんです」



 「私はこの世界が大好きです」

花咲さんには博士の事情もダークさんの拘りも全く分からない。
どこまでも蚊帳の外で、どこまでも弱い。
だけど以前と決定的に違うのは、外の世界を好きだと言えるようになったこと。
もう「お花があればそれでいいもん」とか言ってた気の毒な娘さんじゃない。
第1話当時の花咲さんとは、大きくチェンジしてるんです。見た目は変わんないけど。

その間にも月光さんとダークさんの戦いは続く。花咲さんの参戦は基本的に相手にされてません。
やがて月光さんの一撃がダークさんを襲う!
それを見た博士、慌ててダークさんを庇う!花咲さんは放置して!根本的に相手にされてません。



月光さん:
 「お、お父さん…?」

博士の正体は月影父でした。
え?お父さん?花咲さん、きょとん。話が変な方向に行ってます…。
家庭内のいざこざに居合わせてしまった他人の気まずさ。

それでも花咲さん頑張ってみる。心が折れた月光さんを庇って頑張ってみる。
はっきり申しまして、全くさっぱり皆目全然きっばりと事情は分かりませんが!
お手伝いだけなら出来るんです。共に立ち向かうだけなら出来るんです。



花咲さん:
 「私達プリキュアの想いは、ゆりさんと共にあります!」

その姿を見て、月光さんももう一度立ち上がる。
こんな手助けにもならない手助けでも、確かに力になる。リアルにそれは理解できます。
たとえ通りすがりであっても、お手伝いできることはある。



月光さんの復帰を見た花咲さん、ぐったりと倒れ込む。
大変によく頑張りました。
生身で立ち向かった月光さんは息一つ乱していないのに、変身後でこれか。本当に弱い子です。でも頑張った。



ダークさんと月光さんの激闘再び。
もはや見上げることしかできません。
レベルが高すぎて、物理的に介入できないです…。

だけど見上げることしかできなくても、その場にいなくても。
プリキュアさんはそんな人たちの想いを背負って戦える。
それがない以上、ダークさんはいくら「プリキュア」を名乗ろうと、「プリキュア」じゃない。



事情を全く知らない人たち(月光さんが戦っていることすら知らない)の想いが、月光さんの力になる。
一方で本当に見上げるだけで、力になれていないサバーク博士が切ないです。いや体を張って守りはしたんですけど。
たった一人で戦ってるダークさんと月光さんの対比が、妙に悲しい。



月光さん:
 「ハート、キャッチ…!」

絶対、キャッチしてない。よしんばしていても、捕縛とかそういうのです。
思わずぞっとしましたが、ダークさんはご自分の影。自分自身のハートをキャッチされたということなのかも。
あるいは背負った他の人々の想いをキャッチしたということか。

花咲さんが立ちすくむ眼前に、爆砕されたダークさんがどさり。
とても惨い有様です…。
その結末は、来週へ。


(左画像)
プリキュアぴあ

(右画像)
プリキュア!映画主題歌ベスト

地味に映画版ベストは嬉しい。いくつか持ってない曲が…。


ところどころが劇場版と対応してるのが熱い。
「劇場版はテレビ本編のテーマを、圧縮リメイクしている」と気づいてから、見る楽しみが増えた気がする。
次の「スイート」さんのテーマも気になる。今年1年、どんな年になるんだろう。

【今週の花1】

弱い弱いと言われる花キュアさん。
でも「一人で戦ってるのではない。(名もなき人も含めた)みんなで戦ってるんだ」は、プリキュアさんでずっと言われていたこと。
元来プリキュアさん単独の力は、そんなに強いものではないのかもしれない。
あくまで普通の女の子が、みんなの想いを背負って戦ってるから強い。プリキュア自体は代理戦闘してるだけとか。
生身で変態的に強い娘さんもいますが。

無粋に戦闘設定的に考えてみると。
プリキュアさんは基本的に劣勢時の防衛戦ばかりで、「何で攻められる前にプリキュアを起動してないのか」の謎はこの辺で説明がつく。
平和な日常では「みんなの想い」がパワーとして集まらないから、追い込まれるまで起動できないんだ。

あと今さらながら、歴代シリーズのプリキュアさんは毎回「何か」を集めてます。
「不幸」を集めてた桃園さんは論外としても、皆さま割と部外者的なものを集めてる。
ハートキャッチさんのような「みんなの心」と関連するものは、密かに初めて。その意味では、ココロポッドやパフュームで回復・援護は自然な効果な気がする。

【今週の月光】



月光さん:
 「たとえ私が消えたとしても」
 「ブロッサムがいる」
 「マリンがいる」
 「サンシャインがいる」



 「ピーチがいる」
 「ベリーがいる」
 「パインがいる」
 「パッションがいる」
 (中略)
 「ブラックがいる」
 「ホワイトがいる」
 「ルミナスがいる」
 「メロディがいる」
 「リズムがいるわ」

もう敵の方が可哀そうでならない。

…同業他番組のヒロイン様達は同じことを思ってるんだろうな。倒しても倒しても、プリキュアが湧いてくる。。

【今週の花2】

日曜朝8時に配信されるプリキュアメルマガ、今日の担当は花咲さんでした。

花咲さん:
 「好評につき、期間限定キセカエが」
 「0ポイントキャンペーンが1/17まで延長です!みんな急げー」

花咲さんたらテンション高い。
鼻息荒くはしゃぐ様子が可愛いです。
でもメルマガのご担当が「今日」ということは、最終回の担当はさせてもらえなかったんですね…。

【今週のオールスターズ】

「DX3」の公式ページが密やかに更新中。
予告だけで興奮が止まらない。
ルミナスさんの雄姿が格好いい!鳥キュアさんのお澄まし顔が胡散臭い!

榎本温子さんのTwitterより:
 「ほう、私達はプリズムフラワーを守るらしい」

美翔さんめ…。どこまでも愛らしくて困る。

【今日のくどまゆさん】

本日16日18時からNHK総合「MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP4」に、工藤真由さんが御出演されます。
共演者はプリキュアの皆さんおよび水樹さん。
いそいそと見る。

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6 コメント

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ものすごい闘いでしたが… (ダコチン)
2011-01-16 21:25:34
普通にイメージしていたハートキャッチと
全然別モノで、サバーク博士の正体よりも驚きました。
絶対にハートクラッシュとかハートブレイクですよね。
きっと観ていた人は全員改めて
月光さんの恐ろしさを心に刻んだはずです…
ともかく残り2話ですが、俄然盛り上がってきました!

先週のライブ後から楽しみにしていた
新世紀アニソンSP4は…録画できておらず見逃しました。
先週買ったばかりのBDレコーダーでしたが、
よく使い方をわかっていなかったようです…
(そういえば、取扱説明書を読んでいませんでした)
返信する
助かりました! (もみ子)
2011-01-16 22:34:10
このブログのおかげで、NHKでプリキュア4人娘とくどまゆさんが見れました。
でっかいありがとうございます!!
返信する
ハート!キャッチ…! (RubyGillis)
2011-01-18 23:12:36
>ダコチンさん

和解か話し合いかがあっても良さそうなのに、純然たる殴り合いだったのは月光さんらしかったです。
しかも戦闘描写そのものも長く、気合が入っていたように思います。
それでいて裏ではギャグパートや、「ハートキャッチ」の数々のテーマを反映させているところは流石です。

アニソンSP4は残念です…。
初めて使うものは、なぜか必ず失敗するものです。
そして失敗してから、人はマニュアルを読む生き物です。。
返信する
書いた甲斐がありました (RubyGillis)
2011-01-18 23:13:31
>もみ子さん

お役に立てたのでしたら光栄です。
くどまゆさんの雄姿、格好良かったです!
返信する
ダークさん散華 (白餅)
2011-01-19 00:24:01
距離が空いてる海キュアさんや陽光キュアさんの力が集まって力を跳ね上げる月光さん。
対して、ダーク様はだれからも力を分けてもらえない…サバーク博士とは物理的には近いのに心の距離は存外遠かった、悲しいことです。

去年の今ごろ桃園さんが「プリキュアは負けない!みんなのハートで必ず勝つ!!」と叫んでおられた、今の月光さんもプリキュアさんの思いを背負っている。
ダーク様は自分のハートしかなかった、それが明暗を分けてしまったのでしょう。
それもまた悪の組織の美学というやつか…。
返信する
プリキュアの名を冠しながらも (RubyGillis)
2011-01-30 03:11:39
>白餅さん

「一人一人は弱いが、仲間がいるから強い」はシリーズ共通のテーマですね。
単体では強くても、一人ぼっちのダークさんでは…。
思い返せば、博士以外の幹部との交流もほとんどありませんでした。

散ってはしまわれましたが、最後の最後で救いはあったように思います。
返信する

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