【今週のオールスターズ】
特殊OPもおそらく最後。
世界には伝説の戦士がいる。格好いい娘さん達がいる。
でもそれはそれとして、彼女達に憧れる自分自身はどうなのか。
憧れているのなら、どうしてあの子らのように振舞わないのか。
プリキュアになりたかった女の子・坂上さんと、彼女の歪んだ夢が巻き起こす顛末は、涙なしには見られません。
■スマイルプリキュア! 第9話「うそ~!やよいちゃんが転校!?」
ふと黄瀬さんは気がつきました。
あら今日は、4月1日じゃないですか。
そこで戯れに嘘をついてみました。
黄色:
「ところでママ、私ボーイフレンドができちゃった」
蒼い人の教訓がまるで活かされてません。
かつてジョークで彼氏持ちであると発言し、真に受けた先輩達により懲罰会議にかけられたそうですが…。
思えばアレが、完璧mktnの始まりでした。今後の黄色の未来が心配です。
黄色:
「おあいこおあいこ♪」(きゃっきゃっ)
はしゃいでる場合か。
自身に迫る危機になんて毛ほども気づかず。
登校した黄色は、出くわした星空さんに嘘をついてみました。
頭がメルヘンな星空さんですから、さぞかし愉快に騙されてくれるはず…!
黄色:
「私ね、転校することになったの」
星空さん:
「ぅえ~~!?」
一片の疑いもなく完璧に信じ込まれた。
まぁ無理もない。星空さんは、つい最近転校してきたばかりなんです。
黄色にとっては突拍子もない嘘かもしれませんが、星空さんにとっては「転校する」は極めてリアル。
星空さん:
「あのね、ごにょごにょごにょ!」
日野さん:
「っ!?」
最初に伝搬したのは日野さんだった。
不幸なことに、日野さんもまた転校生です。
この子ら、簡単に転校ネタを信じやがる。
情報は青や緑にも。こうなると時間の問題です。
あっという間にクラスメイトにも知れ渡りました。
こうしてデマは拡散する。
被害は留まるところを知らず。
転校したらプリキュアできないよね~。じゃあ黄色は廃枠ね。さ、スマイルパクト出して。
実に酷いです。確かに黄色は足手まといでしたが、これ幸いとばかりに押し寄せなくても…。
洒落で辞表を出してみたら、誰も止めてくれないどころか喜ばれた。
そんな悲哀を漂わせながら、黄色は一人、肩を震わせるばかり。
おかしいです。
脚本には「軽い嘘をつく→すぐにバラす→な~んだ嘘だったんだ~ひどーい」とか書いてあったのに。
このままでは転校させられてしまいます。スタッフ総ぐるみで罠にかけられた。
一計を案じて、漫画で「嘘です」と自白してみることに。
描かれたイラストが、自分ひとりだけプリキュア姿なのが、無駄に生々しいです。
自画像を描くことに抵抗があったのか、プリキュアを辞めたくないアピールなのか…。
しかし策を弄しても、事態は好転せず。
え?転校するんでしょ。どうぞどうぞ。
酷過ぎます。これが嘘つきの辿る末路。
万事休すの状況を救ってくれたのは、バッドエンドな赤鬼さんでした。
極めて的確に空気を読み、襲いかかってきてくれた。おまけに転校が嘘だと解説してくれた。
ありがとう、赤鬼さん。もっとも、他人の手により嘘がバレるというのは、最悪といえば最悪ですが。
事情を察した星空さんが、大変にエロい。
この期に及んでまだ隠そうとする黄色も、観念して自白。
実は嘘でした~。えへへ~。
即、鉄拳制裁かと思いきや、皆さま温かく受け入れてくれた。いい人たちだ。こんないい人たちを、騙したのか。
黄色:
「私、皆からいっぱい優しさを貰った」
「その優しさが私に本当のことを言う勇気をくれた…!」
赤鬼さん:
「意味分からんオニ」
正論だ。
確かに、いきなりそんなことを言われても意味が分からない。
プリキュアさんは時々、自分たちだけの世界で会話をするから困る。
自己完結の感はありますが、黄色は何かをふっ切った。
これまで忌避してきていた肉弾戦も、これこの通り。
ようやく研修期間が終わったか…。
幸いにして、クラスメイトも優しく許してくれました。
ほぼ確実に、人生終わったと思われるほどの致命的な失敗だったのに、良くできた級友たちです。
前回の星空さんの恥部も生温かく受け入れてくれたみたいですし。
スマイルさん的には「友達を大事にする人」がプリキュア起動の条件だそうですが、この様子ならクラスメイト全員、プリキュアの資格保有者かもしれない。
…そして、そんな素敵なクラスに恵まれなかった坂上さん。黙っていても受け入れてくれるほど、現実は甘くない。
【今週の青】
同じ展開を青木さんでやったら、それはそれでとても楽しそう。
先週の入れ替わりも、青木さんでやっても楽しそう。
万能だな青木さん…!
【今週の星】
日野さん:
「転校が決まった時、なかなか友達に言い出せんかったんや」
星空さん:
「私もそうだった~」
友達いたのか、星空さん!
先日の「赤毛のアン」のエピソードから察するに、友達のいない寂しい子かと思っていたのですが…。
まぁ良いことです。
アン・シャーリーのように、友達がいない反動でメルヘン脳になったわけじゃなかったんだ。良かった。
ところで「劇中に登場しない友達」の存在に言及されると、なんとも落ちつかない気分。
花咲さんや美翔さんにもいたんでしょうか。いたのかな。いたらいいな。
タイミングがずれていたら、その子らがプリキュアになってた可能性もあったのかしら。
【今週のスマイルさん】
プリキュアさん的には禁断のエイプリルフールネタ。
ホワイトデーやひな祭りと並んで、扱いに困る季節イベントです。
だって、劇中時間が不可解だ。
4月1日に登校していることからして謎ですが、まぁ春休みの期間は学校によって違いますし、登校日の可能性もあるので、強引に納得できなくはない。
だけど、このタイミングで「中学2年生」を名乗ってしまってるのは、さすがに謎です。
普通に考えれば、次回以降は「中学3年生」になってしまう。
仮説1:
今までのお話は、春休み期間中のことだった。
この学校では、1年生の3学期終了と同時に2年生のクラス分けがされ、春休み中に補習が行われるんだ。
仮説2:
4月が年度変わりではない。
(ちなみに年度が4月で変わらない会社は結構ある)
仮説3:
いたって普通に、来週から「3年生」編が始まる。
仮説4:
時系列順に放送が行われてると思うな。
今回のは、1年後に放送される最終決戦の前日くらいの話なんだ。
黄瀬さんの送別色紙に書かれていた事柄は、これから放送されるんだ…。
仮説5:
そもそもこの回の存在自体が「嘘」。
次元のはざまを垣間見たような、恐ろしい話だった。
【次のオールスターズ】
「TEUCHI」ライブが告知されました。
開催予定日は6月2日。
出演者は榎本温子さん、樹元オリエさん、五條真由美さん、うちやえゆかさん。
昨年はタイミング的に開催されませんでしたが、「SplashStar」は未だ健在。ありがたいです。
特殊OPもおそらく最後。
世界には伝説の戦士がいる。格好いい娘さん達がいる。
でもそれはそれとして、彼女達に憧れる自分自身はどうなのか。
憧れているのなら、どうしてあの子らのように振舞わないのか。
プリキュアになりたかった女の子・坂上さんと、彼女の歪んだ夢が巻き起こす顛末は、涙なしには見られません。
■スマイルプリキュア! 第9話「うそ~!やよいちゃんが転校!?」
ふと黄瀬さんは気がつきました。
あら今日は、4月1日じゃないですか。
そこで戯れに嘘をついてみました。
黄色:
「ところでママ、私ボーイフレンドができちゃった」
蒼い人の教訓がまるで活かされてません。
かつてジョークで彼氏持ちであると発言し、真に受けた先輩達により懲罰会議にかけられたそうですが…。
思えばアレが、完璧mktnの始まりでした。今後の黄色の未来が心配です。
黄色:
「おあいこおあいこ♪」(きゃっきゃっ)
はしゃいでる場合か。
自身に迫る危機になんて毛ほども気づかず。
登校した黄色は、出くわした星空さんに嘘をついてみました。
頭がメルヘンな星空さんですから、さぞかし愉快に騙されてくれるはず…!
黄色:
「私ね、転校することになったの」
星空さん:
「ぅえ~~!?」
一片の疑いもなく完璧に信じ込まれた。
まぁ無理もない。星空さんは、つい最近転校してきたばかりなんです。
黄色にとっては突拍子もない嘘かもしれませんが、星空さんにとっては「転校する」は極めてリアル。
星空さん:
「あのね、ごにょごにょごにょ!」
日野さん:
「っ!?」
最初に伝搬したのは日野さんだった。
不幸なことに、日野さんもまた転校生です。
この子ら、簡単に転校ネタを信じやがる。
情報は青や緑にも。こうなると時間の問題です。
あっという間にクラスメイトにも知れ渡りました。
こうしてデマは拡散する。
被害は留まるところを知らず。
転校したらプリキュアできないよね~。じゃあ黄色は廃枠ね。さ、スマイルパクト出して。
実に酷いです。確かに黄色は足手まといでしたが、これ幸いとばかりに押し寄せなくても…。
洒落で辞表を出してみたら、誰も止めてくれないどころか喜ばれた。
そんな悲哀を漂わせながら、黄色は一人、肩を震わせるばかり。
おかしいです。
脚本には「軽い嘘をつく→すぐにバラす→な~んだ嘘だったんだ~ひどーい」とか書いてあったのに。
このままでは転校させられてしまいます。スタッフ総ぐるみで罠にかけられた。
一計を案じて、漫画で「嘘です」と自白してみることに。
描かれたイラストが、自分ひとりだけプリキュア姿なのが、無駄に生々しいです。
自画像を描くことに抵抗があったのか、プリキュアを辞めたくないアピールなのか…。
しかし策を弄しても、事態は好転せず。
え?転校するんでしょ。どうぞどうぞ。
酷過ぎます。これが嘘つきの辿る末路。
万事休すの状況を救ってくれたのは、バッドエンドな赤鬼さんでした。
極めて的確に空気を読み、襲いかかってきてくれた。おまけに転校が嘘だと解説してくれた。
ありがとう、赤鬼さん。もっとも、他人の手により嘘がバレるというのは、最悪といえば最悪ですが。
事情を察した星空さんが、大変にエロい。
この期に及んでまだ隠そうとする黄色も、観念して自白。
実は嘘でした~。えへへ~。
即、鉄拳制裁かと思いきや、皆さま温かく受け入れてくれた。いい人たちだ。こんないい人たちを、騙したのか。
黄色:
「私、皆からいっぱい優しさを貰った」
「その優しさが私に本当のことを言う勇気をくれた…!」
赤鬼さん:
「意味分からんオニ」
正論だ。
確かに、いきなりそんなことを言われても意味が分からない。
プリキュアさんは時々、自分たちだけの世界で会話をするから困る。
自己完結の感はありますが、黄色は何かをふっ切った。
これまで忌避してきていた肉弾戦も、これこの通り。
ようやく研修期間が終わったか…。
幸いにして、クラスメイトも優しく許してくれました。
ほぼ確実に、人生終わったと思われるほどの致命的な失敗だったのに、良くできた級友たちです。
前回の星空さんの恥部も生温かく受け入れてくれたみたいですし。
スマイルさん的には「友達を大事にする人」がプリキュア起動の条件だそうですが、この様子ならクラスメイト全員、プリキュアの資格保有者かもしれない。
(左画像) プリキュアオールスターズ プリートフォン (右画像) プリキュア シンドローム!〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人【描き下ろしポストカード3枚付き】 |
…そして、そんな素敵なクラスに恵まれなかった坂上さん。黙っていても受け入れてくれるほど、現実は甘くない。
【今週の青】
同じ展開を青木さんでやったら、それはそれでとても楽しそう。
先週の入れ替わりも、青木さんでやっても楽しそう。
万能だな青木さん…!
【今週の星】
日野さん:
「転校が決まった時、なかなか友達に言い出せんかったんや」
星空さん:
「私もそうだった~」
友達いたのか、星空さん!
先日の「赤毛のアン」のエピソードから察するに、友達のいない寂しい子かと思っていたのですが…。
まぁ良いことです。
アン・シャーリーのように、友達がいない反動でメルヘン脳になったわけじゃなかったんだ。良かった。
ところで「劇中に登場しない友達」の存在に言及されると、なんとも落ちつかない気分。
花咲さんや美翔さんにもいたんでしょうか。いたのかな。いたらいいな。
タイミングがずれていたら、その子らがプリキュアになってた可能性もあったのかしら。
【今週のスマイルさん】
プリキュアさん的には禁断のエイプリルフールネタ。
ホワイトデーやひな祭りと並んで、扱いに困る季節イベントです。
だって、劇中時間が不可解だ。
4月1日に登校していることからして謎ですが、まぁ春休みの期間は学校によって違いますし、登校日の可能性もあるので、強引に納得できなくはない。
だけど、このタイミングで「中学2年生」を名乗ってしまってるのは、さすがに謎です。
普通に考えれば、次回以降は「中学3年生」になってしまう。
仮説1:
今までのお話は、春休み期間中のことだった。
この学校では、1年生の3学期終了と同時に2年生のクラス分けがされ、春休み中に補習が行われるんだ。
仮説2:
4月が年度変わりではない。
(ちなみに年度が4月で変わらない会社は結構ある)
仮説3:
いたって普通に、来週から「3年生」編が始まる。
仮説4:
時系列順に放送が行われてると思うな。
今回のは、1年後に放送される最終決戦の前日くらいの話なんだ。
黄瀬さんの送別色紙に書かれていた事柄は、これから放送されるんだ…。
仮説5:
そもそもこの回の存在自体が「嘘」。
次元のはざまを垣間見たような、恐ろしい話だった。
【次のオールスターズ】
「TEUCHI」ライブが告知されました。
開催予定日は6月2日。
出演者は榎本温子さん、樹元オリエさん、五條真由美さん、うちやえゆかさん。
昨年はタイミング的に開催されませんでしたが、「SplashStar」は未だ健在。ありがたいです。