穴にハマったアリスたち

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フレッシュプリキュア! 第45話「4人はプリキュア!クリスマスイブの別れ!!」

2009年12月21日 | フレッシュプリキュア!感想
先週の感想を書けずじまいですが、黙って先に進んでみる。

■フレッシュプリキュア! 第45話「4人はプリキュア!クリスマスイブの別れ!!」

大変言い出しにくいことですが、世界は壊滅いたしました。
桃園さんがインフィニティを奪われてしまったからです。
これまで自治を守ってきたスイーツ王国まで陥落する緊急事態。桃園さんのせいで。



そんなわけで先週からマジ落ち込んでた桃園さんですが、ようやく立ち上がりました。
そうだ、ラビリンスの本拠地に乗り込もう。
幸い、敵の居所も分かってるし、移動手段も持っています。赤キュアさん様々。

とはいえ敵は強大です。
考えてみれば、ドツクゾーンもダークフォールもナイトメアもエターナルも、最終決戦のタイミングでは幹部の大半を撃破し、構成員は壊滅状態でした。
それに引き換えラビリンスは丸々手つかずで戦力盛り沢山。桃園さんはこの1年何をやってたのか。戦果はイースさんの籠絡のみか。

過酷な現実に、もう帰ってこれないかもしれないと考えた桃園さん、ご家族や親しい人に最後のお別れを言うことにしました。
無事に敵を殲滅できても、最低でも赤キュアさんは死守しないとテレポートで戻ってこれなくなっちゃうし。
勝利条件がシビアすぎる。

何にせよ、こうして桃園さんたちはプリキュアの掟を破り、正体を自白なさりました。



一同、唖然。

親御さん:
 「娘がプリキュアだなんて、普通思わないわよ…」

まさか自分の娘が、あんなコスプレして肉弾戦してたなんて…。
年頃の娘さんを見たら、「この娘、変身するんじゃないかな?」と疑うのは大事です。
私たちの身近にも、きっとプリキュアは潜んでいる。

当然のことながら親御さんは敵地突入に猛反対。
そりゃそうです。年頃の娘がコスプレして「ちょっと殴ってくる」とか言い出したら止めるしかない。そんなに殴りたければ、私を殴れと。
けれど世界の危機は刻一刻と現実のものに。
結局は娘の意思を尊重し、爆撃許可を出してくれました。
両親を説得するのではなく、こっそり出ていくという選択をした桃園さんは微妙にアレな子ですが、親御さんたちが自ら「送り出す」という選択をする展開に意味があったんだと思う。



決戦前なのに微妙に影が薄くなった桃園さんですが、やることはちゃんとやる。
彼女が土壇場で向かったのは、先週「何もそんなタイミングと形で」で告ってきた大輔くんのところ。
良い子です。ちゃんとお返事しようと考えてた。



そして大輔くんもいい人です。桃園さん=桃キュアさんと知って一番焦ったのは彼でしょうけど、ちゃんと決めるところは決めてきた。
まぁこのタイミングでは振られることが確定なので、判断保留にするのは戦略的にも正解、と下衆な思考はさておいて。
というか桃キュアさんを介して桃園さんに告るって物凄いですね。逆ならまだ分かりますが、コスプレに惑わされずロースペック娘に一途な彼のことは尊敬する。



こうして色々な想いを胸に。桃園さんたちは敵陣に進撃を果たされました。
例年の今頃は、夢原さんががっかりサンタをご披露したり、美翔さんが何故その本気を早く出せなかったなサンタをご披露なさってたのに。
桃園さんはこれと決めたら特攻する娘。長い長いラストスパートが、始まる。


(左画像)
フレッシュプリキュア! キュアエンジェル

(右画像)
S.H.フィギュアーツ イース (フレッシュプリキュア!)

フレッシュプリキュア!ボーカルアルバム2


【次回予告】



予告の内容をそのまま受け取ると、ウエスターさんを東さんが、サウラーさんを蒼い人が説得するんでしょうか。
でもって桃園さんはイースさんの担当でした。
すると必然的に、ノーザさんはブッキーさんが説得することに。ここに来てブッキーさんに無茶ぶりが。

【悪夢再び】



早くもまた玩具の国が生まれている。
みんな玩具を大事にしないから…。
時系列的に、まだ劇場版の決戦前なのかもしれませんが。

【今週の桃】



桃園さん:
 「大丈夫ダヨ、みんなはあたしたちが助ける」

夢原さんの「大丈夫だよ」は大変安心しますが、桃園さんのそれは自暴自棄な香りがします。
ほ、本当に大丈夫なのかなこの娘。
何も考えてないだけじゃ…。
コメント (2)
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映画「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」

2009年12月20日 | アニメ・日曜朝 感想その他
一言で言うと「上手い」。もしくは「凄い」。
シリーズ全体を通じて、よく構成を思いついたなぁと感嘆が先に立ちました。
いつも「仮面ライダー」映画は腐れ縁の友人と見に行って、終わった後は一杯やりながら突っ込みを入れるのが慣習になってるのですが、どうにも上手く言葉が出なかったくらい。

■映画「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」

ディケイドさん:
 「俺は戦うことでしか世界と向き合えなかった」

シリーズ同士の対立、あるいは原典と二次創作の対立。
それを仮面ライダー同士の戦いに喩えてきた(と思っている)「ディケイド」ですが、「対立することでしか向き合えない」という発想は目からうろこでした。
確かに、部外者でしかない私たちは、番組の感想だとか二次創作だとかでしか「世界」と向き合えない。
結局どんなに立派な感想を書こうが、面白い二次創作を作ろうが、所詮は偽物であってこの文脈で言う「対立」でしかない。
で、それが「悪」かというと、まぁ「悪」なのだけど(著作権だとか他番組への批判だとかを含むので)、これらが無いと番組は停滞してしまう。

オリジナルキバさん:
 「ディケイドと戦うことで、物語が再び動き出した」

もしも「ディケイド」が存在しなければ、「キバ」は今年初めの時点で終わってます。続きはない。
そもそも「キバ」がどんな話だったか、覚えてますか?
あれはまだ今年のことなのに、既に記憶の彼方ですよ。

「ディケイド」のテレビ版は半端な終わり方をした(個人的にはそう思いませんが)際の批判として、「子供はすぐ忘れるから3ヶ月後の映画ではダレる」というのを見かけました。
これはそのまんま「ディケイド」のテーマになっていた。
最終回を迎えてしまったら、もうそこで終わりで、1年もしない内に忘れられてしまう。
そうやって埋もれてきた過去の仮面ライダーたち。
でも今なら、過去の全ライダーを懐かしく思い出せるし、もうそうそう忘れはしない。「ディケイド」のおかげで。

そうやって物語が活性化し、オリジナルもパラレルも復活したけれど、「ディケイド」は消えたまま。

オリジナルキバさん:
 「ディケイドに物語はありません」
鳴滝さん:
 「ディケイドに、物語など必要ない!」

「ディケイド」なんて、あるいは二次創作なんて、本編を活性化させるために存在するだけであって、それ以上の何かは不要。むしろ害でしかない。
そんな鳴滝さんやオリジナルキバさんの言葉は、実際正しいことは正しいんだと思う。
所詮は、二次は二次だ。一応、感想ブログなんてやってる身としては、自戒の念を込めてそう思う。私らのやってることは、他人のふんどし借りてる劣等行為だ。

でも、それでもやっぱり二次創作であっても、それを通じた思い出や楽しさがあることは事実なわけで。
「ディケイド」の半年間の放送は、確かに私たちの記憶にも残ってる。
復活したディケイド兄が、記憶の断片をくぐりながら歩いてくるところは、不覚にも涙腺が緩みました。
あの「記憶」は全部偽物だし、正史の「仮面ライダー」にはカウントされない。場合によっては、「余計なことしやがって」と批判の対象にすらなりえる。
そんな紛い物であっても、「ディケイド」の記憶であることは確かで、それを見ていた自分たちの体験も本物です。「ディケイド」の物語は、ここにあった。

その後に続く「ビギンズナイト」のアンサーも素晴らしかった。
偽物は、偽物だ。Wさんはきっぱりそう断言し、偽おやっさんを否定することを選択する。
でも同時に、パラレルおやっさんの言葉には素直に涙を流してる。
安っぽい「ダミー」は否定する。「ダミー」を使って自分の利益を得ようとするのものも認めない。
けれど、芯の通った「パラレル」は認めるということなのかな。


いかにもそれっぽい「真相」として「ディケイドの正体は大ショッカーの作った生物兵器だったんだ(超生命体にひっかけて)」とか「各種ライダーに変身できるのは、対ライダーの研究成果だ」とか「パラレルワールドはディケイドに対抗するために作られた戦闘用フィールドだ(もしくは大ショッカーのシミュレータ)」とか、まぁそんなのは幾らでも思いつきます。
問題は、とてもつまんないってことだけで。これでは10周年記念企画、更には00年代最後を飾る企画としてあまりにしょぼい。
今回のこの展開には批判的意見も多いでしょうが、私は大絶賛したい。

今回の映画のキャッチコピーに「本当の終わり」と冠されてた「ディケイド」さんですが、これはこれで一つの「ビギンズナイト」と捉えることも出来ると思いました。
ここから幾らでも話を続けられる。というか、話を続けられるということそれ自体がテーマみたいなものじゃなかろうか。
これからまた10年後に「ディケイド2」をやらないかなぁ。
ディケイド兄が劇中で倒した仮面ライダーの中に、さりげなく「未来の」仮面ライダーであるスカルが混ざってたところに時間や番組を越えた部分を感じました。
伏線だとかそんなんじゃなくて、「ディケイド」は(ひいては「仮面ライダー」シリーズやそれを取り巻く環境は)、ここで終わりじゃない、的な感じで。


(左画像)
東映ヒーローMAXスペシャル W×DECADE (タツミムック 東映ヒーローMAX SPECIAL)

(右画像)
ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超(スーパー)スピンオフ [DVD]


「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」という番組があります。2005年に最終回を迎えました。
「ふたりはプリキュアSplashStar」という番組があります。2007年に最終回を迎えました。
けれどこの両番組は、今でも出演者たちの自主ライブによって、リアルタイムで物語が進行中です。
もちろん自主ライブなので非公式。堂々と「ぴっち」や「プリキュア」の名は使えないし、使おうともしていない。
そして先日、主催:テレビ朝日という舞台で、「正史」の関係者たちも見に来ている中、ライブを行いました。

この一連の活動は、「ディケイド」のテーマともとても近しいと感じます。
番組が終わったからって、そこで本当に終わってしまうわけじゃない。
「完結」や「正史」、あるいは「リメイクは侮辱だ」「伏線は全て回収されなければいけない」「金を払わないと提供されないのはおかしい」等々、凝り固まった考え方は、もう時代遅れなのだと思う。


その他の感想を列挙。

1.
行った先の映画館では、子供よりも大人の方が多かったです。
また小さな女の子と親御さんだけ、という組み合わせもちらほら見かけました。
もう「小さな男の子向け」という括りは無意味なんだろうと実感した。

2.
パンフレットより。
電波人間タックル役の広瀬さんの「34年ぶりにタックルが蘇る」、
ユウスケ役の村井さんの「クウガはオダギリさんからお借りしたキャラクターだから自分の仮面ライダーとは堂々と言えない。だからアルティメットが出た時にとても嬉しかった」、
プロデューサさん対談の「追体験」、等々。
物凄く共感できる。

3.
「ストロンガー」を見たことが無いので、実際に当時のファンがどう捕えたのかは分かりませんが、「タックルが蜂女に一矢報いる」というのは結構なカタルシスだった。
「ディケイド」がなければ、タックルさんは無惨に戦死したまんま。
それをちゃんと続きを描けたのは「ディケイド」があったから。テーマに沿った、良いゲストを選んだなぁ…。

4.
冒頭のスカイライダー戦からカブト戦までの流れが熱かった。
ディケイド兄さん、容赦も躊躇もなさすぎる。
数を頼みに襲いかかればブレイドさんのように逆利用され、単体で挑むと各個撃破される。これは、勝てん。

5.
サイドバッシャー!!
「ライダー大戦?Jが最強だろw」的な浅い意見を、逆に嘲笑うかの如く。
我らのカイザの必殺兵器が火を噴いた。格好良すぎる。

6.
一方で、いきなりカード化してるたっくんに泣いた。た、たっくん…。
彼の腕振りファイティングポーズがまた見たかった。
(なお個人的には今回戦ってたライダーはオリジナルライダーだと思ってる。でないとストーリー的にもテーマ的にも話が繋がらないのでは)

7.
一旦、中途半端なところで終わった劇場版。
あの瞬間、批判的に見ていた人たちは「やっぱり今回もぐだぐだなまま、途中で投げ出したw」と鬼の首をとったように思ったんでしょう。
その反応すらも逆手に取った演出が、物凄く痛快でした。これは上手い。

8.
ダミーを追いかけたWさんたち、気が付いたら風都から離れて荒野へ。
そこに悠然と浮かんでる謎の巨大飛行物体。な、なんだあれは!?
しょぼい怪人を追いかけてたはずなのに、いきなりとんでもねぇクライマックスに放り込まれたWさんたちに涙が止まらない。

9.
オロナミンCはどこに…。

劇場版「仮面ライダー」の真の主役、オロナミンCさんの姿を発見できませんでした。
私が見落としてただけなのか。
若菜姫の飲んでたドリンクが密かにオロナミンCだったとかなら拍手喝さいなのですが、何か普通のドリンクっぽいし。

「オロナミンCが出ない仮面ライダー」、ある意味これが一番「ディケイドは偽物である」ことを象徴してる気がしてきた。そういうことにしよう。
コメント (8)
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しゅごキャラ!パーティー! 第11回 「キラキラな宝物!」他

2009年12月19日 | しゅごキャラ!


「このあとすぐ!」はまだダイヤ不在。悲しい。

■しゅごキャラ!ぷっちぷち 第21話「ヤッホー!の巻き」第22話「しゅごボンバー・その4の巻き」



イルだー!そしてエルだー!わぁい!

…で、ダイヤ娘はお留守番なんですね。キラキラは山歩きなんてしない。

■しゅごキャラ!図鑑



とりあえずアミュエルが出たら闇雲にはしゃぐことにしてる。わぁい!

■しゅごしゅご!オープンハートゲーム

今回から始まった新コーナー。
「オープンハート」を「本性暴露の占いゲーム」に引っ掛けたネーミングはなかなか上手いです。
嗚呼、人の心が無理くり暴かれる。



ダイヤ:
 「アイドルのようなイケメンが好き!」

ダイヤ…。貴女って娘はつくづく…。

無論これはあくまで「占い」であり、「ダイヤの好みのタイプ」ではないことは承知しています。
そうではなく、「ダイヤが好き→アイドルのようなイケメンが好き」、すなわち「ダイヤはアイドルのようなイケメン属性」ということです。
見た目重視ですか、貴女のキラキラは。

■しゅごキャラ!!!どっきどき 第11話「キラキラな宝物!」



キラキラ好きのカラスを追跡する日奈森さん。
物理攻撃するわけにもいかなかったので、キラキラ攻撃で足止めすることにしました。
キラキラキラキラキラ。

それはいいのですが、そうやって捕まえるのならダイヤが採用されなかったのは何でなのでしょうか。
捕獲能力もキラキラ能力も有してるのに。
ダイヤが暗黙で拒否してるのか、日奈森さんも薄々ダイヤのメッキ具合に気がつき始めてるのか。


(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ!! (仮)しゅごキャラ! キャラクターソングコレクション2

(右画像)
DVD付初回限定版 しゅごキャラ! 第10巻


「会社のために感情を捨てるほどに帝王学を叩きこむ」というのは少女漫画に良く出てくる気がする。
でもそんな人間に果たして商売ができるのか。
イースター社が何を生業にしている会社か忘れましたが、少なくとも芸能部門は持ってたはず。少年がそのまま社長になったら真っ先に廃止されそうだ。

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感想:週刊少年マガジン(2009年12月09日)

2009年12月18日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
合併号とはいえ一週遅れなので、むろみさんの真理を突いたありがたい一言だけで終わりにする。

■波打際のむろみさん #24「トラウマとむろみさん」


むろみさん:
 「滅べ!!ハクジラ亜目マイルカ科!!」





 

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フランス旅行2009年冬 ~結婚式+ジャンヌダルク~

2009年12月17日 | 旅行・ジャンヌダルク
1週間かけて友人の結婚式に行ってきました。

■1日目 ~移動~

ゆらり揺られる空の旅。
軽く10時間ほどかけて空港に到着。
もはやこの行程にも慣れた気がする。



まさか年に2回も凱旋門を見るとは思いもしなかった。半年前に来ただけあり、観光ノリというより微妙な懐かしさが湧いてくる。



同じくエッフェル塔。
塔の前やシャンゼリゼ通りでは、クリスマス市が開かれていました。
今回の旅行、単独行動が多かったこともあり、食事の大半を市で摂取しました。感謝したい。(食堂は敷居が高いけど、市の屋台は言葉を話せなくても気軽に買える)

■2日目 ~結婚式~

何を血迷ったか友人はフランス人のゲットに成功。
上手いことやりやがった。
そんなこんなで相手の実家で式を挙げることになりました。

フランスの結婚の場合、市長さんの前で夫婦の宣誓をする必要があるそうな。
そんなわけで「結婚式」とは言うものの、場所は市役所の一室で長閑なものでした。
市長さん(都合で代理の方でしたが)が、結婚式の場だと言うのに適当にジョークをかましたり、保証人役の人が大遅刻してきたりと、「ああ、いかにもフランスだ」と思ったり。
私はそんなフランスの適当さ加減が大好きです。
何というか、適当なんだけど一番大事な部分はしっかり押さえて目的は達成してくれるというか。日本の場合、過程は几帳面なのにちゃんとゴールできないことが多い印象。



式の後、ご実家でパーティ。
私はフランス語が全く分からないのでパーティと言ってもどうしようもないのですが、それでも周囲の方が気を使ってくれ、非常に楽しめました。
フランスの人はいい人ばっかりだ。

フランスに行くのは今回で3回目。
初めて行った時も宿泊先のご家庭のパーティ(今回の人たちとは全くの別)に招待されて感激したのですが、「またフランスに来ることはあっても、こういうアットホームな経験をするのはこれが最後だろうな」と思ったものです。
それがまさか、結婚式なんて謎イベントが起こるとは、人生何があるかさっぱり分からん。

結婚相手の方は元々日本が好きだそうで、部屋にはファイナルファンタジーのフィギュアが置いてありました。
お祝いにやってきた親戚の中にも、「ONE PIECE」が好きだという人が当たり前のようにいた。
いわゆるオタク文化は、しばしば世間から孤立したものと言われがちですが、こうやって見るとそんなことは全くない。
コミュニケーションを取ろうとする意志さえあれば、世界中と繋がってるんだなぁと実感しました。
個人的な2009年の流行語大賞は「オールスターズ」なんですけど、これもリアルなオールスターズだと思ってみた。

■3日目 ~コンピエーニュ~



ノルマは果たしたので(?)、3日目以降は趣味のジャンヌ関連の土地を回ってみることに。
百年戦争のいわゆるジャンヌ・ダルクのファンなもので、過去にもオルレアン・ルーアン・ランス・ドンレミと回ってみてます。
今回目指したのは、まずコンピエーニュ。

ジャンヌの簡単な経歴を書くと、1429年に故郷のドンレミを出発、その後シノンに亡命していた王太子シャルルと合流。
陥落寸前だった王太子の最後の拠点・オルレアンを解放し、ランスにてシャルルを国王に即位させます。
これが百年戦争の決定打の一つになり、無事にシャルルは勝利を収めることに。
但し、活躍したジャンヌ自身は疎んぜられ、ランス以降は少数の兵で適当な敗戦処理をさせられ続ける日々。
そんな折の1430年、コンピエーニュにて敗北し、敵兵の捕虜になり、翌年ルーアンで火刑に処せられます。

まぁそういったわけで、コンピエーニュはひたすらに陰気なイメージがつきまとう街です。住んでる方には申し訳ない。
冬のフランスは初ですが、コンピエーニュのイメージ通りの凍える寒さでした。何せ最高気温‐1度、最低気温‐1度という太陽なめてんのかという気温。
ヨーロッパは冬に来るところじゃない。



駅から出てすぐの所にあるジャンヌ像。
ここが彼女が自由に動けた最後の街だと思うと感慨深いです。
ジャンヌが捕えられたのは、コンピエーニュの人々が彼女を見殺しにしたから…という経緯があるので、ここに像を建てるのは何か微妙な気もしないではない。



で、この街に何があるかといえば、城壁があります。それだけ。
上の画像は当時の塔と城壁ですが、興味ない人にとっては心底どうでもいい史跡だと思う。別に博物館や案内板があるわけでもない。
とはいえ私的にはちょっと感動したので、別の記事ででも詳細を書いてみたい。



コンピエーニュの市庁舎の前にもジャンヌ像。
ここでもクリスマス市をやってた。
というか、どこの街でもやってた。恐ろしく寒いけど、こういうのを見れるという意味では良い季節かもしれない。

■4日目その1 ~トゥール~



パリからTGVに乗って1時間強、そこそこ大きい街トゥール。
ここにはジャンヌの鎧を作った武具屋さんが現存しています。
現存と言ってもさすがに今時、鎧で生計は立てられないので婦人服屋になってますけれど、とにかく現存している。



普通の路地に、普通に存在していた。
隣の商店も普通だし、店の前を歩く人々も気にも留めてない感じ。
逆にそれが凄いですね。わざわざ見に行った甲斐があった。

■4日目その2 ~シノン~



ジャンヌが王太子と謁見した山城。
シノンのあるロレーヌ地方は古城が多く、よく観光ツアーも組まれています。
ちなみにシノンは、「ガイドブックには載っているが、観光ツアーからは外される」くらいの知名度です。
前述の結婚パーティの際に「シノンに行く予定だ」と話したところ、「日本人は変人しかいないのか」と即答されました。
そんなポジションの街です。あとまた日本人のブランドを失墜させてしまって申し訳ない。

場所的には、トゥールから乗り換えて更に1時間弱行ったところにあります。
なお前日のコンピエーニュから引き続き、フランス語が全く分からない私一人の単独旅行でした。
友人は話せるけれど、新婚さんなので付いてきてくれなかった。当たり前だ。

仏語はもちろん、英語も壊滅的。それでもちゃんと目的地に行って、帰ってこれた。やれば意外と何とかなる。
さすがに3回目のフランスともなると勝手が分かるし、何より駅の人たちも街の人たちもとても親切で、困ってる私に非常に良くしてくれました。
身振り手振りで注意事項や行き先を教えてくれたり。乗車券の打刻を忘れた私に、「本当は罰金だけど今回は大目に見るよ」と優しく見逃してくれたり。
一応その場で「めるしー」とは伝えたけれど、もしも万が一、フランス語を話せる方でシノンやトゥールやコンピエーニュに行かれる方がいたら、「どこぞの日本人が大変感謝していた」と伝えてくださると嬉しいです。



そんなシノンのお城。
客がほぼ私一人だったせいで(途中で数人と出会いましたが)、心行くまで満喫できました。
ある程度イメージは持っていたとはいえ、実際に行くと全然違う。



左はジャンヌが滞在していた塔。右は城から眺めた眼下の街並み。

RPG等々で「中世の城」は割とメジャーですけど、本物は軽く引くくらい迫力があります。
城の中とか、真昼間なのに手探りじゃないと進めないほど暗いとか。
石の壁や階段の寒々した感じや、外界の音を完全に遮断するせいで耳が痛いほど静寂だとか。
(そんな所をたった一人で何層も上り下りして数時間も探検した私の勇気を、少し褒めて欲しい)
ジャンヌに限らず、西洋ファンタジーが好きな方は一度行ってみる価値があります。



上の画像がジャンヌが王太子と謁見したまさにその場所。現在は破損して吹きさらしになっている。
大広間という割に、かなり狭い。記録では確か数十人ここにいたはずで、かなり窮屈だったんじゃなかろうか…。
そういうのが体験で分かるから、現地に行くのは止められない。

■5日目その1 ~サンドニ~



パリ北部にある教会目当てで行きました。
「サンドニに行くつもりだ」と行ったところ、件の友人から「治安悪いよ」と釘刺されたような所。
確かに微妙に空気が違った。



ジャンヌがパリ攻略戦の時に戦勝を祈願した教会です。
もうこのレベルになるとジャンヌゆかりの土地なのかどうか微妙な領域に入り始めてる。
そんなわけで特段にジャンヌ推しがされているわけでもなく、残念ながらジャンヌ関連のアイテムは発見できませんでした。ちょうど工事をやっていたので改装中だったのかもしれない。

そんな感じでジャンヌネタとしては弱いのですが、ここはそんなものを吹き飛ばすほどの歴史パワーがある。
サンドニは歴代フランス国王の墓所になっています。
従って、歴代国王の遺体が、実際にここにある。

地下の霊廟も見学できて、迫力に呆然とします。
意味分かんないですよ。歴史の教科書に出てくるような方が、現物がそこにいらっしゃる。
初めこそ調子に乗ってデジカメで撮影していたのですが(特に禁止はされていない)、やがて恐れ多くなって止めたくらい。
日本でいえば、鎌倉・室町・徳川歴代将軍の遺体が安置されてるようなもんです。
意味分かんない。本当に。

特に唖然としたのが、ルイ17世の心臓の展示。
彼の心臓がここに収められていることは知ってました。でも、平然と展示されてるとは思わなかった。
通路にさりげなく配置されてるせいで、最初は通り過ぎてしまったくらい。この国はスケールが違う。
(ルイ17世に関してはWikipedia参照

■5日目その2 ~シネアクア~

旅行の最後の行程は、歴史とは何の関係もなくパリの水族館へ。
エッフェル塔の真ん前の地下に謎に存在してる。
時間が半端に余ったので、とりあえず行ってみた。



正直なところ、魚の種類も数も少ないし、敷地も狭いです。
でも見せ方が上手い。
「新感覚水族館」と銘打ってるだけのことはある。美術館巡りに疲れた観光客とかにお勧め。

あと日本と違って安易にイルカに頼らない姿勢も好感度大でした。
水族館は何をするところですか?おサカナさんを見るところですよね。
ところが日本の水族館は、醜悪なる海洋性ほ乳類に魂を売り渡しており、「とにかくイルカ見せれば満足でしょ。サカナ?ああ、イルカの餌のことね」なんて言い出す始末。



パリの水族館はそのような退廃思想とは無縁で、純粋に魚だけを見ることができます。
魚に交じって恐竜とかも展示されてましたが、多分、ヨーロッパの海にはいるんでしょう。
何故か錦鯉とかいるし、何故か日本料理特集とかやってたりもしましたが、深くは気にしない。

■6日目 ~帰国~

と、そんな感じの旅行でした。
飽きもせずに走り回ってました。今は筋肉痛で全身が痛い。
やっぱりフランス大好きです。出来ることなら来年も行こうと思う。

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業務連絡

2009年12月11日 | 王様の耳はロバの耳
今週末から来週末まで更新をお休みします。
コメント反映等々遅くなりますがお許しください。
(それ以前に、返信できない状態が長々続いて申し訳ないです)

何はさておき、13日のライブに行けないのが残念です。
旅の空からCri☆siSの皆さまのご活躍をお祈りしたい。

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Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night- 2日目

2009年12月10日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
 2006年 アニメ「ふたりはプリキュアSplashStar」放送開始
 2007年 〃 放送終了
 同年 自主ライブ「よにんでSUPER☆TEUCHI☆LIVE」開催
 同年 自主ライブ「よにんでSUPER☆TEUCHI☆LIVE2」開催
 2009年 自主ライブ「みんなでプチTEUCHI」開催
 同年 自主ライブ「みんなでSUPER☆TEUCHI☆LIVE ~Friend×Friend~」開催

そして今年12月。公式・非公式のオールスターズ企画を続けて、「SplashStar」はまだ終わらない。

■“Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night-” 2日目「マリオンVSテウチ」



 日時:2009年12月10日(木) 開場18:00/開演19:00
 出演:榎本温子・樹元オリエ・五條真由美・うちやえゆか・山本麻里安・緒方恵美
 場所:六本木・テレビ朝日多目的スペースumu(ウム)

(ちなみに上の画像の手前のお花はCri☆siSさんの。レアな組み合わせに、それだけでテンションが上がった)
  
曲順
曲名
演者
01.
ジングルベルなお歌TEUCHI4人+山本麻里安
02.
天使のチャイム山本麻里安
03.
緑の丘うちやえゆか
04.
まかせて★スプラッシュ☆スター★TEUCHI4人
05.
ST STARS☆TEUCHI4人
06.
Pure Blue榎本温子・山本麻里安
07.
My Best Friend榎本温子・山本麻里安
08.
Be My Angel榎本温子
09.
海に月、心に光、キラキラと。樹元オリエ
10.
ワンダー☆ウインター☆ヤッター!!五條真由美
--.
朗読会全員
--.
ポスター抽選会全員
11.
Silent Night五條真由美・うちやえゆか
12.
クリスマスソングメドレー榎本温子・樹元オリエ・山本麻里安
13.
Rockin Around the Christmas TreeTEUCHI4人+山本麻里安
13.
White Christmas全員


(本記事は私の記憶に基づいたものであり、実際の演者の言動・意図とは大きく異なる場合があることをご承知ください)

同日同場所同時刻。
ライブ会場の横の特設広場には某米俳優が来日していました。
おかげで現地は超満員。会場入口が埋め尽くされるほどに。

そんなわけで。そちらのイベントの都合で、30分以上遅れて本ライブは開始。
そのためアンコールは無しの構成でした。
「アンコールをさせない」ために、最後の曲の前に「これが本当に最後だ」と強調したり、歌い終わった後に緒方恵美さんがすぐにトークを開始したりと強硬策に出ていたのが面白かったです。

曲目を見ていただいての通り、「SplashStar」であると同時にマリオン編成+クリスマスソング。
「天使のチャイム」や「Pure Blue」を生で聴いたのは初めてだったので、妙に懐かしくて嬉しかったです。
「ありがとう&愛してる」も楽しかった。キャハキャハ。

9日と同じく、今回も朗読会が行われました。
昨日は「女性役が1名足りない」という緊急事態が発生しました。
そこで急遽、関係者席に不用意にいた女性声優が引っ張り出されました。
今日は「男性役が1名足りない」という緊急事態に陥りました。
そこで急遽、関係者席に不用意にいた男性声優が引っ張り出されました。

その流れなら予想のつく通り、呼び出されたのは千葉一伸さん。
なし崩しにも程があります。こうなると、11日・12日のライブも同様の展開になりそうです。
うっかり関係者席に座ったが最後、舞台に引きずり出される世の中か。

関係者と言えば、軽く30人は居ようかというほど関係者席が。
場所がテレビ朝日で、出演者がこの面子なだけに、何か不穏な空気を感じます。
榎本さんが招待席に向かって、「お願いします東映さん」とか言ってたのは気のせいだったと思いたい。
怖い。美翔さんの超上司が、そこにいる。

そんな状況なもんだから、告知コーナーは針の筵でした。
「聖剣の刀鍛冶」に「夢色パティシエール」。
他局主催の「アニメ紅白」や年越しイベント。

榎本さん:
 「えぇとここから放送局は伏せる方向で」
 「『エレメントハンター』に出演していてー」
 「あと『めちゃモテ委員長』がー」

つくづくどうしようもない人たちです。美翔さんも俯いて戦慄いてますよ。
でも唯一胸を張って報告できること。それは来年春の「プリキュアオールスターズ2」!
これだけは堂々と告知されていました。美翔さんも割れんばかりに拍手してた。

昨日のCri☆siSライブの時にも話題に出ましたが、参加客の多くがスーツを着用していました。
まぁ平日ですし。普通に仕事帰りです。私も仕事着でした。
なんというか、それ自体が多少特別な演出風味。
ライブの時は名もなき客として集まるけれど、そんな私たちにも本業があるわけで。
こうやって集まることそのものも、ある種のオールスターズです。昨日今日とそれを強く実感しました。

「ぴっち」も「プリキュア」も、個人的には単純な面白さを越えた人生の一部のように感じるものがあります。
上手く言えないけれど同窓会のそれに近い感慨がある。
また次のライブでこの出演者・この参加者で集まった時、恥ずかしくないような生き方をしていきたいと思ってみた。

【告知】

弊ブログは重度の「ぴっち」脳な上に、「プリキュア」さんに籠絡されているため、9日10日の部をメインに据えてましたが、11日12日13日も本イベントは開催されます。
当日券はまだあるそうなので、この感想記事を読んで少しでも「面白そうだ」と思ってくださった方、参加してくださると嬉しいです。
詳細は公式サイトへどうぞ。
コメント (4)
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プリキュア万歳:Magical☆Voice☆Party

2009年12月10日 | ふたりはプリキュア SplashStar
“Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night-”

 日時:12月10日(木) 開場18:00/開演19:00
 出演:榎本温子(美翔舞役)、樹元オリエ(日向咲役)、五條真由美、うちやえゆか、山本麻里安
 場所:六本木

今朝8時、榎本さんからメルマガが届きました。

[引用]

みなさんおはようございます^^

榎本温子です☆


今日は六本木ヒルズでライブなのですー♪

当日券でも絶対入れますので、お仕事早く終わったよー!

なんて方は、ぜひ遊びに来てくださいね^^


内容はおなじみの曲あり、クリスマスソングあり、朗読ありと、

もりだくさんですー☆

アコースティックバンドで生演奏です☆

けやき坂のイルミネーションも楽しみだなー♪

(中略)

ちなみに、そんなにおっきいいいいいいいスペースではないので、

後から来ても十分に見れるよ^^


2時間くらいはやってると思うので、お仕事帰りにきてちょっちょ。

[引用終]

「絶対に入れるから来い」。
直前のこのタイミングなのに、榎本さんの宣伝熱心さには頭が下がります。
というわけで、うっかり仕事が定時に終わってしまった方、「SplashStar」の応援に行きましょう。

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Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night- 1日目

2009年12月09日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
 2003年 アニメ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」放送開始
 2004年 〃 放送終了
 同年 アニメ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア」放送開始
 同年 〃 放送終了
 2005年 自主ライブ「Voice in the Live」開催
 2006年 自主ライブ「Voice in the Live ~2006~」開催
 2007年 自主ライブ「夏魂」開催 Cri☆siS結成
 2008年以降 Cri☆siSとして活動開始

そして今年12月。ついにここまでやってきた。

■“Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night-” 1日目「Cri☆siS Night」



 日時:2009年12月09日(水) 開場18:00/開演19:00
 出演:Cri☆siS(土屋実紀、下屋則子、石塚さより、小島めぐみ、Rumi)、豊口めぐみ、緒方恵美
 場所:六本木・テレビ朝日多目的スペースumu(ウム)
  
曲順曲名
01.
桜キッス
02.
BIN・KANルージュ
03.
白い花
04.
1st Priority
05.
愛しいかけら
06.
ダイアモンド クレバス
--.
トーク1 ~下屋さん、こじまめ、Rumiさん、豊口さん~
--.
トーク2 ~土屋さん、石塚さん、緒方さん、豊口さん~
--.
朗読会
--.
ポスター抽選会
07.
Agepe
08.
Untruth
09.
Another Heven
10.
Little Grace
--.
桜キッス


(本記事は私の記憶に基づいたものであり、実際の演者の言動・意図とは大きく異なる場合があることをご承知ください)

主催:テレビ朝日!場所:六本木のテレビ朝日多目的スペースumu!
「ぴっち」の感動は今なお私の中に残っています。初めてのライブ「VitL」は、今でもNo.1ライブの一つです。
そのメンバーが!まさかこんな日が来るなんて!

会場はテレビ朝日内。
最大の特徴は、ステージ背面がガラス張りなことです。
つまり、外から中が見えるし、中から外も見える。



左が外からステージを見た様子。右がステージ前の通りの様子。

おかげでライブの最中も外を歩く人たちが、立ち止まったり振り向いたりしていました。
また道行く車や歩行者をバックに歌うCri☆siSの雄姿がやたらに格好良かった。
これは凄い。実際に見るまでは分からなかったけど、とにかく凄い。

客数はざっと150弱。女性客が随分と多かった印象です。
前列に限れば5割近い。緒方恵美さん効果なのか、後述の業界パワーなのか。
元々の「クリスマスライブ」の趣旨通り、普通にカップル連れで問題なく参加できそうな感じでした。

後先の紹介ですが、Cri☆siSはアニメ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」の出演陣から生まれた「ほぼ声優バンド」。
声優だらけなのに、メインで唄うのは一人だけ。後はガチで演奏をやってます。声優スキルの無駄遣いぶりがたまらない。
「けいおん!を先取りしすぎた」でもお馴染み。

特別ライブということで、「ダイヤモンド・クレバス」は豊口めぐみさんが、「Agape」は緒方恵美さんが一緒に歌われました。
もう訳が分からない。ガールズバンドとして確固たる地位を確立し始めてる。
(蛇足しますが、豊口さんは「ダイヤモンド・クレバス」の「マクロスF」の出演者ですし、緒方さんは「Agape」でCDを出されています)
豊口さんは、たまたま友人だった下屋さんが、「あれは私の曲だ」と吹いた豊口さんの発言を絡め取り、出演を依頼したそう。
ついでに会場真横の映画館では、タイムリーに「マクロスF」を放映中。映画を見られていた方は気づいてたんだろうか。今まさに、横でクランが熱唱していることを。

途中の朗読会は、緒方恵美さん台本によるもの。
当初 Rumiさんも参加する想定で台本を作られたそうですが、Rumiさんは断固拒否。
結果、役者が一人足りなくなってしまいました。

緒方さん:
 「そこでどうしようかと思って観客席を見回したところ」
 「女性声優が7,8人いるようなので」
下屋さん:
 「我こそは声優だと思う方は挙手を!」
緒方さん:
 「…とりあえず、こちらで勝手に指名します」

かくして中村繪里子さんが舞台に引っ張りあげられました。
本気でノー打ち合わせだったらしく、中村さんは普通にマスク着用・メイクもラフというそんな状況。
恐ろしいライブです。ていうか、無警戒に声優がぞろぞろ居すぎる。何だこの空間。
ライブ終了後、会場内にわらわらもぞもぞ潜んでいた声優さんたちが集まっていて、何やら圧巻でした。
本当、何だこの空間。

出演拒否したRumiさんですが、Cri☆siSファンには周知の通り、一般のOLさんです。
今回のライブイベント、5日間で20人もの声優さんたちがライブをなされます。
その連中に混じり、ただ一人の普通のOL。最高に熱いです。

ライブのパンフレットには出演声優さんたちへのインタビューが載っています。
質問は「出演作以外で、好きな作品は何ですか?」とか。
「出演作などない」と回答しているRumiさんが強すぎる。

(追記)
 公式ブログによれば、Rumiさんはライブ終了後に会社に戻り、そのまま徹夜仕事を開始されたそうです。格好良すぎだ。

今回、巡り合わせが悪かったのか、機器トラブルや水が零れる等々ありました。
そんな中、最後の曲が終わり、舞台袖に全員引っ込んだ直後。
もちろんアンコールの手拍子が始まったのですが、数秒後、ベースアンプから異音が。
そこに慌ててRumiさんが飛び出したため、済し崩しでアンコールが始まりました。
今まで何度もライブに行きましたが、アンコール要求から10秒程度で始まったのは最短だ。

前回のライブで、「(Cri☆siSのシンボルカラーである)白もいいけど、黒もいいよね」と話されていました。
そこで6曲目の後、フリートークを挟みながら順次お色直しが行われ、黒い衣装にチェンジされました。
黒にした理由は、
・某おさかながぴちぴち跳ねるアニメで悪役だった声優の集まりだから(嗚呼、BBS)
・白は膨張色だから(こじまめ…)
・この年で白着てると、親がすわ結婚かと期待するから
だそうな。

下屋さんはブラックサンタ。素晴らしく可愛かったです。
セクシャルな話題で恐縮ですが、お辞儀した時に背中から下着が諸に見えていたのが非常に劣欲を掻き立てました。良くない。
そして、ナイとメアなコスプレ風味(テレ朝配慮)なこじまめさんにくらくらしました。黒いのに清純派だ。まめまめこじまめ。

9曲目はまさかの3つ目のオリジナル曲。作曲は下屋さん。
先日発表された2ndオリジナル「Untruth」は、「好きだった人とキスをしたけど、その瞬間、相手の男が自分を弄んでいるだけだと悟った女性」の歌。(土屋さん談)
ちなみに「Untruth」は、曲の最後でキーボードのこじまめさんが足を蹴り上げるのが可愛いです。今日はちょっと大人しめでしたけれど。
それはともかく新曲はそれに対するアンサーソングで、男性視点の曲。
……というイメージで作り出したそうですが、冷静に考えれば相手の男酷くね?と気がつき、「リアルな幸せがあるのだけど、虚構の幸せにもっと大事なものを見出した」歌になったそうな。

なお新曲2曲とも失恋系のお歌。土屋さんの実体験が元だそう。
これでオリジナル曲全3曲は全て失恋ソングです。(1曲目「LittleGrace」は、こじまめと下屋さんの失恋が元ネタ)
かつて、クリスマス前に振られ「アンジェリーク」に慰めを見出した面子が居たりするCri☆siSさん。
今年のクリスマスは全員で過ごすそうです。
ラブラブなお歌を作れる日が来ることを、祈ってやみません・・・。

【お土産】



パンフレットとタンブラー、ライト。後者二つは日替わりで出演者仕様です。明日も買おう。
タオルマフラーはCri☆siS専用。
ちなみにタンブラーにはメンバーの名前が書かれているのですが、「Megumi」が3つもある。こじまめが超優遇されている……わけではない。

【感想】

もうこればっかり書いてますが、「ぴっち」本放送時からのファンとしては「ここまで来たのか」という感慨だけで泣けます。
コンテンツの消費が激しい時代の中、今年はその反動か再利用・オールスター企画が目白押しです。「プリキュア」さんも、「仮面ライダー」も。
このライブもそんな気合を感じます。放送開始から6年ですよ。それでもなお、「ぴっち」は続いている。
番組が終わってからも新しいものを生み続けている「ぴっち」と、その出演者・関係者の皆様に、心からありがとうを言いたい。

そして明日は「ふたりはプリキュアSplashStar」チーム。
「プリキュア」が好きだと言う方には、是非、参加して欲しいです。
このライブの特殊な空気は、参加しないとなかなか分からないかも。「後ろがガラスで、外と中が自由に見れる」って、本当面白い。
それに何より、共に過ごした数年間の重みが凄すぎる。
コメント (2)
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「ぴっち」と「プリキュア」を称える:Magical☆Voice☆Party

2009年12月08日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
開催直前なので、もう一度宣伝。


“Magical☆Voice☆Party -silent&noisy night-”

 日時:12月09日(水) 開場18:00/開演19:00
 出演:Cri☆siS、豊口めぐみ、緒方恵美

 日時:12月10日(木) 開場18:00/開演19:00
 出演:榎本温子、樹元オリエ、五條真由美、うちやえゆか、山本麻里安、緒方恵美

 場所:六本木・テレビ朝日多目的スペースumu(ウム)

[Cri☆siS公式ブログより引用]

★今回『マジボイ』で販売するグッズ情報です。
・パンフレット →4C・16P。シンガー・ミュージシャン総勢31名に及ぶ出演者の紹介。レアなコメントも掲載されてます!!

・特製タンブラー →保温・保冷のオリジナルタンブラー。クリスマス仕様で、出演者とお揃いです! 日替わり着せ替えモードで、購入日の出演者オンリー仕様にチェンジ可能!(※他日出演者仕様にはできません。) 更に!ご購入者の方には、当日のドリンクを2杯目から100円引きにしちゃいます! ※各日・限定40個です。

・特製サイリウム →マジボイロゴが印字され、各日出演者のイメージカラー+出演者ネームがついた、その日だけのスペシャル仕様となってます。終演後の思い出の一品に是非!各日・限定50本(12日のみ70本)です。

※※毎日、会場30分前からお並びの皆様のために!「全部セット」(上記オリジナル商品3点セット)のみ、売り子が販売に回ります(バラは開場後にお買い求めください)。よろしければご利用下さい。 

※※各回、グッズは限定数があります。是非、お早めにお買い求めください!尚、売り切れの際は、ご容赦ください。


★当日、キッチンカー・RIZU(ライズ)が入ります!
ドリンク以外にもハンバーガー等のメニューもありますので★
会社からの駆けつけでも、おいしいハンバーガーが食べられちゃいます☆(笑)
よろしければ、こちらもご利用ください。

[引用終]

もはや自主イベントの域を越えています。なんだこの規模のでかさ。

「ぴちぴちピッチ」や「SplashStar」が終わった時は、こんな展開になるなんて予想も夢想もしませんでした。
この2番組を好きで、本当に良かった。
どちらの番組も個人的に結構きつい時期に見ていただけあって、もう単純な面白さだとかとは違う領域で好き。

今回のイベント、色んなサイトさんでも紹介されています。

[エンタメ・ナビ|テレアサGO!GO!MAGAZINE より引用]

 社会現象となったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主役・碇シンジ役の緒方恵美が プロデュースする、声優たちのクリスマスライブ。
『プリキュア』シリーズや『らんま1/2』、『ポケットモンスター』などアニメで活躍中の女性声優と女性アニソン歌手が豪華集結し、誰もが知っているアニメソングやスタンダードナンバーを交えたライブパフォーマンスを日替わりでお届けします。

■12月9日(水) 開場18時/開始19時
Cri☆siS[vo.Miki 土屋実紀(『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』シェシェ役)、gt.Noriko 下屋則子(『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』シスターミミ役)、ba Rumi 、key.Megumi小島めぐみ(『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』ピュア役)、dr.Sayori 石塚さより(『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』イズール役)]、豊口めぐみ(『いちご100%』西野つかさ役)

■12月10日(木)開場18時/開始19時
山本麻里安(『彼氏彼女の事情』宮沢花野役)、榎本温子(『ふたりはプリキュアSplash Star』美翔舞役)、樹元オリエ(『ふたりはプリキュアSplash Star』日向咲役)、うちやえゆか(『ふたりはプリキュアSplash Star』オープニングソング)、五條真由美(『ふたりはプリキュアSplash Star』エンディングソング)

[引用終]

「ぴちぴちピッチ」と「プリキュア」の名が乱舞する。
分かってたこととはいえ、こうして掲載されてると圧巻です。
こじまめさんの役名が何か変なことになっていますが、まぁ「清純派ですよ」とそういう意味に捉えよう…。
五條さんの紹介が「プリキュア主題歌」ではなく、あえての「SplashStarのED」枠なところが分かっておられます。
ずらり並ぶ「SplashStar」陣。ちなみに11日の部にはミルミルさんがご出演。

他に、声優グランプリ - 【動画あり】緒方恵美プロデュース&イベント参戦! 『Magical★Voice★Party -silent&noisy night-』は日替わりゲストも豪華、豪華、豪華!!」でも紹介されてる。
物凄い規模になってますが、多分に当日券はあるので(何せ平日な上、会場が広い)、運良く仕事が早めに終わった方は是非に。
ライブの特色からして途中入場も大歓迎と思われます。
コメント (2)
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