それは会社で(またか(笑))スポカブの新しい回路を検討していた時に気が付きました。
『ああ・・・やっぱりなんて旧車を分かっていないんだろう』
中途半端に知っていると言うのはダメですね。ざっと回路を眺めて、『はい、OKOK分かってるよ』なんて思っていたのがそもそもの間違い。
具体的に言うと・・・『スイッチ回路を+側だと思い込んでた、アースを良く見てなかった』
おかしいな、と思ったのはスイッチの関連図が無いので、スイッチの関連図を書こうとふと見ると、メインスイッチの絵のトコに『アース』マークが付いてるのに気が付いたときです。あれ?なんでこんなトコにアースがあるの?ちゃんと別にアースがあるでしょ。
・・・と、無い!そういえば図面に灯火系以外にボディアースとっているところも有りません。あ・・・これがエンジンのOFF用と電装系のマイナス回路!
つまりはひとつはコレがアースでエンジンOFF時にはコイルからの黒線をアースさせる(=エンジン停止)スイッチを兼ねている訳です。さらには最近の12V回路では灯火系などのコイル(ランプ等)の+側にスイッチが付いているのに対して、こいつは-側に、つまりはアースを遮断するようなスイッチとなっています。
そういえば①試運転のときにバッテリーのマイナス(青線)にボディアースをとったら、灯火系が付きっ放しになった。
そういえば②最近メインスイッチでの感電にあわせて、スイッチOFFでのエンジンの切れが悪くなった。
結論は、感電もエンジンの切れの悪さもメインスイッチのショートじゃなくて、『キースイッチのアース不良!』
もの見なくても間違いなくコレで。
ひょっとして点火系の狂いもコレが原因じゃないの?と思い出しました。
そういうことでアースを色々考えていると、うちのスポカブ、肝心のフレームからエンジンへのアース経路もココと言うとこが無いんですよね・・・。
そういえば先日の記事にTAKAOさんがアドバイスして頂いていたのを見ると、なんと的確にアドバイス頂いているんでしょう!せっかくのアドバイスの中の『キーボックス』という一言も、思い込みで全くスルーしていました。
(現行の12V回路なんかではメインスイッチをボディアースする必要はありませんから・・・)アース回路のオイルパイプの話もごもっともです。
とりあえずメインスイッチは無事だった事が分かっただけでも一安心ですが・・・。ついでにキチンとジェネレーター部の回路を考え直すと、先日導通だどうだと言っていたトコも、しごく当たり前のことを言っていたり。ダメダメです・・・。