中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

四川の旅(5)―Langzhong古城③―

2007-07-04 08:57:15 | 中国のこと
状元街を出て15分ほど歩く。道の片側には衣服店が多い。


墓石店。漢族の墓の多くは土を盛って大きな土饅頭を造り、このような墓碑を置く。


憩う老人たち






老人と孫


かわいい双子の姉妹。


塔のような建物が見えてくる。華光楼という楼閣。


 華光楼は高さ約26メートル、4層の楼閣で1層の部分はアーチで道路を跨いでいる。唐風の美しい楼閣で最初は唐の時代に建造されたが、その後何回か火災に遭い修復を重ねた。現存のものは清の同治6年(1867年)に建造されたもの。四川省の文化財。


  まず2層目に上がって楼の内部に入り、そこから階段を伝って3層目に上る。階段は狭くてかなり急で少々怖い思いをしたので、最上層の4層目には上るのを止めた。

家並みを見る。屋根が美しい。




 嘉陵江というかなり大きな川がある。雷鳴君は長江の三峡に似ているので小三峡だと言った。


 華光楼を出て、しばらく行くと嘉陵江のほとりに出た。川を見下ろすところに茶館があったので、戸外のテーブルで茶を飲んだ。静かで涼しい風があり、1時間ほどゆっくりと話しながら過ごした。途中で中年の婦人が靴を磨かないかと言うのでやってもらった。念入りに磨いてくれて代金は1元(約17円)、あまりに安い上に非常に良心的な仕事だったのでチップとして1元を渡した。

嘉陵江




船着場と渡し舟。


対岸の楼閣。




 昨年の朝日新聞の特派員の記事でこの閬中という古城のことを知り、ぜひ訪れてみたいと思っていたが、来て見ると期待にたがわない古風な趣のある城市だった。やや観光化されていて国内からの観光客も多いようだが、欧米人の姿は今回は見かけず、日本人もいなかった。また機会があれば訪れてみたいと思う。