中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

四川の旅(10) 臥龍④

2007-07-12 09:10:35 | 中国のこと
後姿も愛らしい。








 パンダは愛らしい姿と動作から、ごく温和な性質と思われているが、やはり野生的なところがあって、これまでにも飼育員が足の爪で腿の肉をえぐられるようなことはあったらしい。餌の竹を食べている様子を見ると爪はかなり長く鋭い。
 2006年5月19日 成都パンダ基地で。



  パンダの体毛の白と黒の色分けがどのようにしてできてきたのか、それが自然界ではどのような役割をしているのかは知らないが、このような体色がパンダを愛らしく見せていることは確かだろう。特に目の周りの黒い隈が愛らしさを際立たせている。


この隈がなかったら、どのような顔つきになるのだろうか。



 研究センターのVIP。中国政府は雌雄のパンダを台湾に贈ることにして、名前を公募し、その結果「団団(Tuantuan)」と「円円(Yuanyuan)」に決まった。中国語で「団円」は、長い間離れ離れになっていた肉親が再会することを意味している。パンダは希少動物なので国外に出すことには制限はあるが、国内なら自由に移動できる。中国政府は台湾は中国の省だと主張しているが、現在の台湾の陳水扁政権は台湾の独立を主張する立場から、団団と円円の受け入れを拒否している。このような政治的な思惑も知らず、団団と円円はセンター内の特別の専用施設でのんびりと暮らしている。


どちらが団団か円円か見分けがつかない。




センターには病院もある。病院の前には病んだ野生のパンダを救出している像がある。