5月27日、第4日。閬中を出て成都に戻る。成都到着後、市内の青羊宮に行く。
青羊宮は成都市内にある唯一の道教寺院(道観)である。道教は中国漢民族の伝統宗教で黄帝・老子を始祖とする。伝説によると青羊宮は2,400年前の周の時代とされ、最初は「青羊肆」と呼ばれていたが、1,800年前の三国時代から「青羊観」に改められ、約1,500年前の唐代から「青羊宮」と呼ばれるようになったと言う。
青羊宮という名は、かつて老子が人に「私は道を伝えに行き、千日後に成都に行く」と言い、実際にその日に青い羊に乗って姿を現し、人々に道を伝えたと言う伝説に由来するとのこと。唐代に壮大な道観となったが、その後破壊、修復を繰り返し、現在の建物は清代と中華人民共和国成立以後のものである。
境内は広く、立派な建物が多い。
石碑を背負った亀の石像。この形式はよく見かける。
本殿である三清殿。左右に羊の像が置かれている。向かって左が有角、右が無角。表面の塗料はだいぶ剥げ落ちているが、青い色が残っている。
八卦亭。青羊宮内の重要建築物であると言う。中国古代の「天円地方」の思想に基づいて、亭の基壇は上が円形、下は方形、真ん中は八角形になっている。基壇の上は八角形の二層構造で高さ20m、幅17mである。
八卦亭のあたりは大きな樹木が多く、野鳥の鳴声も聞こえる静かな雰囲気であった。
夾竹桃の花。日本のものより小ぶりである。
宮内には茶園があり、中は広く、テーブルや椅子が置かれていて喫茶できるようになっている。客はゆったりと茶を楽しんでいた。
売店で茶を買うと小袋に入った茶を湯飲み茶碗に入れてくれる。
テーブルに戻ると、係の男性がやってきて熱湯を注いでくれる。茶は茉莉花(molihuaジャスミン)茶で湯の中で開いて美しい。ジャスミンの好い香りがする。茉莉花茶は中国人が愛好する花茶である。この青羊宮の茉莉花茶は1袋6元(約100円)で結構高いが、何回淹れても好い香りが残っていたからまあまあ良いものだったのだろう。
お世話になった人たち。向かって左から現地ガイドの雷君。運転手の邱さん、西安からのスルーガイドの李さん。
青羊宮は成都市内にある唯一の道教寺院(道観)である。道教は中国漢民族の伝統宗教で黄帝・老子を始祖とする。伝説によると青羊宮は2,400年前の周の時代とされ、最初は「青羊肆」と呼ばれていたが、1,800年前の三国時代から「青羊観」に改められ、約1,500年前の唐代から「青羊宮」と呼ばれるようになったと言う。
青羊宮という名は、かつて老子が人に「私は道を伝えに行き、千日後に成都に行く」と言い、実際にその日に青い羊に乗って姿を現し、人々に道を伝えたと言う伝説に由来するとのこと。唐代に壮大な道観となったが、その後破壊、修復を繰り返し、現在の建物は清代と中華人民共和国成立以後のものである。
境内は広く、立派な建物が多い。
石碑を背負った亀の石像。この形式はよく見かける。
本殿である三清殿。左右に羊の像が置かれている。向かって左が有角、右が無角。表面の塗料はだいぶ剥げ落ちているが、青い色が残っている。
八卦亭。青羊宮内の重要建築物であると言う。中国古代の「天円地方」の思想に基づいて、亭の基壇は上が円形、下は方形、真ん中は八角形になっている。基壇の上は八角形の二層構造で高さ20m、幅17mである。
八卦亭のあたりは大きな樹木が多く、野鳥の鳴声も聞こえる静かな雰囲気であった。
夾竹桃の花。日本のものより小ぶりである。
宮内には茶園があり、中は広く、テーブルや椅子が置かれていて喫茶できるようになっている。客はゆったりと茶を楽しんでいた。
売店で茶を買うと小袋に入った茶を湯飲み茶碗に入れてくれる。
テーブルに戻ると、係の男性がやってきて熱湯を注いでくれる。茶は茉莉花(molihuaジャスミン)茶で湯の中で開いて美しい。ジャスミンの好い香りがする。茉莉花茶は中国人が愛好する花茶である。この青羊宮の茉莉花茶は1袋6元(約100円)で結構高いが、何回淹れても好い香りが残っていたからまあまあ良いものだったのだろう。
お世話になった人たち。向かって左から現地ガイドの雷君。運転手の邱さん、西安からのスルーガイドの李さん。