中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西安で(5) 炭市街副食品市場②

2007-07-20 09:27:06 | 中国のこと
  スッポン(鼈)。中国語で甲魚。字面からは想像できない。広州で食べたことがあるが、ぶつ切りにしたものを油と砂糖を加えて炒めて醤油煮込みにした、中国料理にはよくある紅焼(hongshao)と言う調理法で、日本の高級感のあるスッポン料理とはおよそ違ったものだった。なお中国語の俗語でスッポンを王八(wannba)と言うがこれは人を最大限に侮辱する言葉でもある。


ここまでは食材としても納得できるが、そのようなものばかりではない。

亀。いろいろなものがあり、飼育観賞用のように見え、とうてい食用とは思えない。




  蛇。中国人はよく蛇を食べる。とりわけ上海人はよく食べると言われる。私も空揚げにしたようなものと、ぶつ切りにしてスープにしたものを食べたことがあるが、どう料理しても蛇の形は隠せないものだ。


蛙。池の中でひしめく群れのようで、どうにも食欲が湧かない。


  蚕の蛹。遼寧(東北地方)産とある。たんぱく質は豊富だと思うが、どのようにして食べるのか。昆虫は蜂や蚕の幼虫のようなものを食べたことがあるが、どれも空揚げで美味かった。広州では好きな食材を選んで調理してもらう料理店があり、そこでスッポンを料理してもらったのだが、そこにも生きていて蠢いている昆虫の蛹があったが注文しなかった。その店には大きなゲンゴロウなどの水生昆虫も置いてあったが、昆虫標本のようで食欲をそそられるものではなかった。


大きなヤモリを開いて干したもの。漢方薬の材料のようだが、これも食材か。



何やらゲテ物のようなものを見たので、(私にとっては)まともなものに戻ろう。

燻製の豚肉。これは美味そうだった。


中国風ソーセージ(紅腸)。この他にも豚肉の加工品は多い。


炙った鶏や家鴨。これも食欲をそそった。