中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

茅葺き民家集落

2008-10-30 23:31:41 | 身辺雑記
 H君夫妻たち卒業生4人と日帰りバスツアーに参加した。ツアーは「丹波味覚大秋穫祭」と称するもので、丹波地方特産の黒大豆狩りや栗拾いをしたり、梨や米などが土産につくものだったが、それはともかくとして、見学地として京都府丹後地方の南丹市美山町の「かやぶきの里」があり、かねがね訪れてみたいと思っていたので参加した。

 美山は茅葺きの民家の数としては日本で最も多いとも言われているそうで、今回訪れた北村と言う集落には50戸中38棟が茅葺き屋根の建築があり、岐阜県白川村萩町、福島県下郷町大内宿に次いで集落の茅葺き数としては第3位だと言う。平成5年に国の重要伝統的建築物群保存地区の指定を受けている。

 北村地区遠景


 茅葺きの家は何か心温まるような印象を与えてくれる。それぞれの民家に個性があって見飽きない。日本の農村の原風景と言えるのだろう。


















 屋根は釘を使わず木材と藁縄を使って葺かれている。昔は近くの山で茅が取れたが、今では入手が難しく、葺き替えには1千万円以上も要し、簡単には替えられないようだ。しかしいずれにしても葺き替えには多くの人手が要り、集落全体の協力がなくてはならないだろうから、そういうこともあって共同体意識には強いものがあったのだろう。




 集落内風景。レトロな郵便ポスト。現役である。


 地蔵堂。