冷蔵庫の隅からトリュフの小さい瓶詰めが出てきた。数年前に何かの折に手に入れたものだが忘れてしまっていた。
トリュフはフランスやイタリアに産する食用茸として有名で、西洋松露というようだ。瓶を開けてみると、薄い黒色でスライスしてあり、これは黒トリュフと呼ばれるフランス産のもので、瓶のラベルにも「原産国フランス」とある。独特の強い香りがあって、豚や犬に嗅がせて掘り出すことでよく知られている。ビンの中身を嗅いでみたが特に強い香りはない。やはり生でないと香りは落ちるのだろう。
Wikipediaより
トリュフは鵞鳥や鴨の肝臓の加工品であるフォアグラや、チョウザメの卵の塩漬けであるキャビアとともに高級食材として珍重され、世界三大珍味と称されている。フォアグラやキャビアも以前口にしたことはあるが、それなりの味ではあったが、こんなものかと思った程度だったし、今回のトリュフに至っては無味で無臭に近く、旨いものとは思えなかった。
世界三大珍味とか「三大何々」と言うものはかなり主観やこじつけもあるようだ。三大珍味と言っても、フランスかせいぜい欧米あたりのグルメと称する贅沢に慣れた者が言い出したものだろうが、今では一種のステータスシンボルのようにもなっているのだろう。珍味と言うなら他にもどこにでもあるだろうし、各民族の味覚はさまざまだから、それぞれ自分達の好む食材や料理の中に珍味があるはずだ。日本でも酒好きの者ならアユのうるかやボラのからすみ、ナマコのこのわた、雲丹こそが珍味と言うかも知れないし、酒があまり飲めない私でも、この方がずっと旨いと思う。
縁があって我が家にやってきた珍味のトリュフだから、何かよい食べ方はないかと思ったが、このような高級食材を使う料理など思いつかない。それで瓶のラベルにあったようにクラッカーに乗せて食べてみたが、しょせん私のようなグルメでも何でもない野暮な者にとっては猫に小判というものだった。
トリュフはフランスやイタリアに産する食用茸として有名で、西洋松露というようだ。瓶を開けてみると、薄い黒色でスライスしてあり、これは黒トリュフと呼ばれるフランス産のもので、瓶のラベルにも「原産国フランス」とある。独特の強い香りがあって、豚や犬に嗅がせて掘り出すことでよく知られている。ビンの中身を嗅いでみたが特に強い香りはない。やはり生でないと香りは落ちるのだろう。
Wikipediaより
トリュフは鵞鳥や鴨の肝臓の加工品であるフォアグラや、チョウザメの卵の塩漬けであるキャビアとともに高級食材として珍重され、世界三大珍味と称されている。フォアグラやキャビアも以前口にしたことはあるが、それなりの味ではあったが、こんなものかと思った程度だったし、今回のトリュフに至っては無味で無臭に近く、旨いものとは思えなかった。
世界三大珍味とか「三大何々」と言うものはかなり主観やこじつけもあるようだ。三大珍味と言っても、フランスかせいぜい欧米あたりのグルメと称する贅沢に慣れた者が言い出したものだろうが、今では一種のステータスシンボルのようにもなっているのだろう。珍味と言うなら他にもどこにでもあるだろうし、各民族の味覚はさまざまだから、それぞれ自分達の好む食材や料理の中に珍味があるはずだ。日本でも酒好きの者ならアユのうるかやボラのからすみ、ナマコのこのわた、雲丹こそが珍味と言うかも知れないし、酒があまり飲めない私でも、この方がずっと旨いと思う。
縁があって我が家にやってきた珍味のトリュフだから、何かよい食べ方はないかと思ったが、このような高級食材を使う料理など思いつかない。それで瓶のラベルにあったようにクラッカーに乗せて食べてみたが、しょせん私のようなグルメでも何でもない野暮な者にとっては猫に小判というものだった。