父の縁側、私の書斎 2010年06月30日 | Book 新潮文庫の「父の縁側、私の書斎」です。 「父、檀一雄の思い出は、昔の家の記憶と共に蘇る。原稿に行き詰まった父が夜中に料理をしていた台所。友人坂口安吾を居候させていた書斎。父お手製の竹馬で遊んだ庭――。父は亡くなり、家は建て直された。現在暮らす家の煩雑な悩みは尽きることがない。けれど私の中には「生活すること」を愛した父の魂が息づき始めている――。深い共感と切ない郷愁を誘う、“家”にまつわるエッセイ集。」とのことです。