熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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宮崎アニメ「風たちぬ」を観て

2013-07-21 04:47:10 | 映画
 宮崎アニメ「風立ちぬ」が今日から一般公開されましたね。

前評判の高い映画なので、早速ご覧になった方もいらっしゃると思います。

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 小生は一足早く先週金曜日(7/12)に試写会が当たって、雄ちゃんと観てきました。

あまりネタバレになってはいけませんので、小物をひとつだけ紹介させていただきます。

それは計算尺です。何のことかお分かりですか?

これが実物の写真です。

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 48年前のものを雄ちゃんと憲ちゃんからお借りしました。


 使い方にご興味のある方はインターネットで検索してみて下さい。


 このアニメは飛行機技師を目指す青年の物語だということはご存知だと思います。当時(1920年代)は今のようにパソコンは普及していませんでした。もっぱら工業系に用いる計算(乗除算および三角関数、対数、平方根、立方根など)には計算尺が使用されていました。小生も一応工業高校卒ですので、計算尺を勉強しました。当時は日本商工会議所主催の検定試験まであったのです。試験は1981年(昭和56年)頃まであったとのことですが、電卓の普及により今は化石になってしまいました。

この計算尺がいろいろな場面に登場します。最初の場面は骨折したときの副木用です。メインは飛行機の設計で大活躍します。この計算尺で飛行機の設計が出来たのです。

 デジタル人間がこんな事を云う資格はありませんが、このアニメはあまりにデジタル社会になったことへの警鐘もあるのではと思いました。これから映画をご覧になる方はこのアイテムにご注目です。

 工業高校卒の視点で見た「風たちぬ」の感想でした。文学青年(?)はまた違う感想がありますが、それは又の機会にします。