去る2月9日(土)、第13回首都圏佐渡連合会の総会が東京・飯田橋のホテルにて開催された。佐渡地方の荒天にも関わらず、甲斐市長、祝市議会議長をはじめ多くのご来賓の方にご臨席いただいた。今回の総会は、3期6年連合会の会長を務められた摩尼義晴氏が退任され、新会長が選出される節目の会ということもあり、総勢180名を数える盛大な総会となった。
第一部の総会では、甲斐市長から「日本一愛される、日本一選んでもらえる島にしよう」という呼びかけと、朱鷺のひな誕生、北陸新幹線の開業と続く佐渡への追い風をバックに、交流人口の拡大にまい進したいという心強いご挨拶をいただき、退任される摩尼会長からは、人生後半に佐渡のことに関われた感謝と、今後の観光の柱として佐渡金銀山の「世界遺産登録」に対する想いを語られた。なお、第三代会長には首都圏金井会会長の坂田正通氏が満場一致で選出され、ご挨拶では前任のお二人が築きあげたこの会をさらに発展させたいと挨拶を述べられた。
第二部では、赤泊出身の書家・柳濤雪先生より「篆刻と共に」という演題でご講演いただいた。学生時代から書家を目指し、日展で二度の特選を受賞するまでの道のりと一般にはなじみの薄い「篆刻」についてご紹介いただいた。
第三部の懇親会では、土屋周子能楽師と「朱鷺謡の会」による仕舞「鶴亀」や「湊木遣り愛好会」による「湊木遣り」、今井茂雄様による「大黒舞い」、山田 実様による「歌謡ショー」など盛りだくさんの余興で盛大に懇親会が催された。