去る2月24日、表参道・新潟館ネスパスにおいて「第14回産業振興フォーラム」が開催されたました。当日は佐渡汽船の欠航というハプニングもありましたが、90余名の参加というかつてない規模のフォ-ラムとなりました。
基調講演は、パルシステム生活協同組合連合会・理事長の山本伸司氏(旧両津市野浦出身)による「農と食による地域活性化~佐渡との取組み~」についてお話いただきました。パルシステムは1都9県に130万人の顧客を持つ、カタログによる食品の宅急事業をしている生協組織で、共済、福祉事業も展開しています。
講演では「農業、食を豊かにすることが、人々の生活を豊かにする」という理念の基に、農業の復興や、農業・食品生産者と消費者の双方を結び付けるさまざまな活動を紹介いただきました。なかでも東日本大震災での支援の取組みや放射能と闘う農業の復興に向けての活動や、食の自給率を高めるための活動、有機や減農薬によるカラダにやさしく、美味しい食品の普及への取組みなど、「農と食の豊かさを取り戻そう」という氏の熱い想いと、「豊かな自然が育む佐渡の農業と文化」を都会と結ぶ活動などを紹介いただきました。
第二部では佐渡観光協会の荒常務理事に、「佐渡版画村美術館」や、「トキふれあいプラザ」など、島内でのさまざまな観光事業の最新情報をご紹介いただきました。
第三部の懇親会も補助テーブルを出すほどの盛況で、参加者の交流を深めることができました。