「ニセコ自然エネルギー研究会」総会が18:00から綺羅乃湯で開かれました。
私は札幌からのJRでニセコ駅に20分過ぎに着き、遅れてしまい
総会はすでに始まっていました。出席者は20人ほどでした。現在の会員は
52名ということです。会員ではあっても一度も参加していない会員もいます。
この会は町の提案で昨年スタートし、町から¥1,000,000の補助金が出ました。
しかし決算額は¥186,856円です。収入の余った分は町に返えしたとのことでした。
任意の研究会という名目ですが明らかに町主導で始まったことは事実です。
昨年は無料だった会費は今年からは会費を徴収して活動していくことになりました。
2,000円、3,000円、1,000円のあんが出され、2,000円が多数を占めて決まりました。
そもそもこの会の成り立ちはあいまいで2年間のニセコ町緑の分権改革推進審議会
の解散から何等かの形で継続していくことを目的にメンバーと一般町民を対象に
ニセコ町が企画して立ち上げた会であって、その後、つづいて国から新に1千万円
の継続・関連の補助金が出て自然エネルギーの検討が続けられることになりました。
現在、新たな審議会メンバーが中心になっているようです。
この「ニセコ自然エネルギー研究会」は建前は任意団体としていますが、
ニセコ町が事務局すべてを握っており、実態はバックにニセコ町がついています。
昨年から力を入れてきたのは雪氷熱の実証実験ですが、ニセコ高校の大坂先生の
熱意と尽力でやってきました。実用化にはまだまだ経費もかかり大変ですが、
関心ある一般人が一緒に再生エネルギーの研究・実証実験を重ねていくことは
十分意義あることです。
しかしその運営方法には問題があります。一部の人間だけが実権を握って
優位に進め、気に入らないものは排除していこうとする構成員では公正・公平に
運営していくことはできません。
会費が問題なのではなく、内容と会費が一部の構成員に好き勝手に利用される
恐れがあることが問題なのです。