斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

泊発電所視察

2012-04-26 10:29:55 | 議員活動
4月25日(水)13:00~16:20 ニセコ町議会からの申し込みで泊発電所を視察しました。
視察者14名:
ニセコ町議会:猪狩副議長他竹内、青羽、鎌田、三谷、斉藤の各議員6名が参加しました。
ニセコ町職員:北澤副町長、加藤総務課長、横山学校教育課長、佐藤総務係長、
       佐々木情報管理係長、斉藤管財係長、大野議会事務局長、中野議会事務局
       が参加しました。

13:00~とまりん館会議室で約1時間所長より発電所概用の説明がありました。
    本人確認の運転免許証の提示と確認後、バスで展望台へ案内されました。
    私たち14名に現地説明員約10名ほどが同行して案内していただきました。
    施設に入るためにブルーの紐のついた見学者カードを首からさげました。

14:10~展望台から発電所全景を視察 展望台の名前はアイヌ語でへロカルウス、        その意味はニシンが良く取れた所を意味するとのことです。この後
    福島原発事故を踏まえて緊急安全対策を実施した所を視察しました。
    国からの緊急対策費は200~300億円ですでに実施済みの所とこれから、
    設置、配備、追加など安全対策には数年は要するようです。
    内部の視察では視察許可のカードをまた首から下げ、厳重なチェックを
    いくつも通り抜け、現在日本で唯一稼働している泊原発3号機内部の中央制御室、    タービン建屋、燃料取扱棟など、本物の原子力発電所の内部装置を目の前で
    見るのは初めてのことでした。
    5月5日にはこの3号機も定期検査に入るため、今その準備中とのことでした。

16:05~とまりん館へ戻り、質疑応答の時間があり、ベントフィルターの設置、免震、
    ストレステストの2次評価、原発立地地層の問題、原発からの排水による海洋
    生物への影響等について意見を交わしました。

16:30~視察を終了し、帰途に着きました。

泊原子力発電所を視察して北電側の説明と原子力発電所に様々な疑問を持つ研究者や調査に携わる方々との意見が全く異なるところが随所で明らかになり、どちらの言い分が正しいのかまだまだ検証していく必要性を感じました。
しかし少なくとも、広島・長崎の原子力爆弾投下から第五福竜丸事件、スリーマイル島とチェルノブイリ原発事故、そして福島の地震・津波による原発事故の放射能汚染による甚大な被害の現実を目の当たりにして、常に原発の事故は発生の危険性・可能性があること、いったん起これば、これまでの人類史上かって無かった長期にわたる影響が続くという事実を考えると、こうした危険分子は直ちに止めることが賢明な選択と考えます。