斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ニセコ自然公園の建築規制緩和について

2012-05-22 12:31:47 | 地域活動
5月21日(月)自治研究会でニセコ自然公園の建設規制緩和について話を聞きました。

観光協会ひらふ支部、倶知安町、後志総合振興局の3者で昨年から7回に渡って、ニセコ
自然公園でのホテル、コンドミニアムの建設規制緩和に向けひそかに協議されてきたとの
ことです。

外国資本によるニセコの自然公園の開発はニセコ町にとって他人ごとではなく、
まさに町名の通りニセコ町はニセコ連峰の中核を有し観光産業の基盤でもあり、
自然公園の建設規制緩和はニセコ町にも大きく関わって来ることです。

ニセコ自然公園の現行の規制 ⇒  倶知安町が求めている規制緩和

 高さ制限    13m      高さ制限    22m
 建ぺい率    20%      建ぺい率    40%    
 容積率     60%      容積率    300%

現行の規制は日本中の自然公園規制とも最大限で一致していると思います。
新に3者が求めている規制緩和は現行を高さ、建ぺい率、容積率とも1.6倍~5倍近く
拡大することになります。このようなことが果たして許可される可能性があるでしょうか。
倶知安町議会で可決されれば規制は変えられるものでしょうか。

羊蹄山とニセコ連峰の自然はかけがえのないものであり、この自然に魅かれてこの地を
訪れ、移住してくる人は後を絶ちません。これ以上の自然破壊的行為は目先の経済優先
を推進しようとするものであり確り検討していかなければならないと思います。

今週の日曜日5月27日10:00~12:00、倶知安町公民館(福祉文化センター)中ホールで
「ニセコ自然公園の建設規制緩和を考える」みんなの集いがあります。

ニセコの自然に関心のある方はどなたでも集まり、この規制緩和がどういうもので
未来にどのような影響をもたらすものか情報を共有し確り理解するために話し合いを
もちませんか。

連絡先:笠原 電話・ファックス 0136-22-1674
    武田 電話・ファックス 0136-23-2586


イトウは尻別川の宝物

2012-05-22 08:49:45 | 地域活動
5月21日拡大自治研究会に尻別川のオビラメの保護について倶知安風土館の岡崎館長と
オビラメの会の事務局長の吉岡俊彦さんが、説明に来られました。

尻別川とその支流群は、絶滅の危機に瀕しているイトウ(オビラメ)たちの大切な
「ふるさと」です。

尻別川はこれまで清流日本一に10度も輝いた貴重な河川です。
その清流に生息するのがイトウ(オビラメ)です。

『尻別川は、その源を支笏湖流域との分水界をなすフレ岳(標高1,046m)西方に発し、
尻別川が支笏湖、オロウエンシリベツ川、喜茂別川等の支川を合流後、羊蹄山(標高1,893m)の東側から北西に流れを転じ倶知安町を経由し山麓を迂回しながら真狩川、昆布川等の支川を倶知安、真狩川、昆布川と合流して流下し、河積を増しながら田園地帯を流れ、逆川、目名川2 等の支川を併せ蘭越町磯谷で日本海に注ぐ、幹線流路延長126km、流域面積1,640kmの一級河川である。流域は、東西に細長い羽状形を呈し、北海道後志管内の1市6町2村からなる。』
                               (国土交通省河川局)

尻別川のイトウは、今話題の《トキ》と比べても、もっとすごい稀有な存在であり、
独自性の高い文化を誇り、このままでは絶滅が避けられないことから「オビラメの
会」では天然産卵を守り増やして行くことが最大の課題となっています。
地域ぐるみで保護に取り組んでいくことが大切です。

私も“尻別川の未来を考える《オビラメの会》”に入会させてもらうことにしました。