古布で小物を作る ・ 暇を見つけては読書

古布を利用して袋物やテーブルウエアなどを作って楽しんでいます。
合間には読書したり、お出かけしたり・・・・

「いつの空にも星が出ていた」・・・佐藤多佳子 著

2021-04-12 | 読書
大洋ホエールズ時代からの
横浜ベイスターズファンである、佐藤多佳子さんの
ベイスターズへの熱い思いが詰まった小説です。
 
私は特にファンではないのですが、
舞台になるのが横浜スタジアムとその周辺。
 
長く仕事で通っていたところですので、
地名が懐かしくて、大層楽しく読めました。
 
山手、麦田、関内セルテの2階にあったベイスターズショップ等々。
 
ベイスターズが優勝した1998年の熱狂は覚えております。
 
あの年は松坂君を擁して、甲子園でも神奈川は大活躍。
周囲にベイスターズファンも多く、試合も何度か
連れて行ってもらいました。
 
もう23年前になるのですね。
懐かしく思い出しながら読みました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「わたし、定時で帰ります」・・・朱野帰子 著

2021-03-01 | 読書
愛知県に住む弟に用事があり、1泊で行って来ました。
宿で読む本を、駅の書店で買いました。

その本が
「わたし、定時で帰ります」です。

以前別の小説を読んだ事があり、面白かったのです。

舞台は東京でしょうか。
ワーキングウーマンの東山結衣さんが主人公。
IT企業にお勤めです。

絶対に、残業しないと決めていて、
しかし、残業しないとならない羽目に。

前に破談となった婚約者の種田晃太朗さんは仕事中毒。
今の婚約者、諏訪拓くんも別のIT企業にお勤めですが、
すこしおたっくっぽい。

産休明けで、復帰した先輩賤ヶ岳さん
どうやらあんまり仕事が出来ない上司福永さん
まったくお話にならない取引先の担当者牛松さん

クールな新人、来栖くん
そして、定時退社推進の社長さん

あちらこちら、てんやわんやで、お話は進み、
なんとか、無事に納品が済みました。

結局、一晩で読んでしまいました。









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「悪いものが、来ませんように」・・・芦沢 央 著

2020-10-31 | 読書
娘も読書が好きで、会うと、面白かった本の話をします。
9月に会った時の娘のお薦めは「悪いものが、来ませんように」でした。
娘は図書館で借りて読んだそうです。

少し前に刊行されたものらしく、書店には見当たらず。
しばらく忘れていたところ、昨日伊勢佐木町のBookoffで見つけました。

早速購入。
読み始めたら一気読みでした。
途中で「もしかしたら・・・」と思っていたある事実が大当たりでした。

ところどころひっかかっていた部分があり、最後につじつまが合いました。

親子の愛情のお話でした。
しんみりしちゃいました。

読書はいいですね!


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「犯罪者」 太田愛 著

2020-09-14 | 読書
読書友達と久々に、ランチを楽しみました。
いつも、二人で、読み終えた本を交換します。

今回お友達が持参してくれたのは。
太田愛さんの「犯罪者」と「天上の葦」どちらも上下巻の大作です。

そして、なんと2つとも「幻夏」と、登場人物が同じとのこと。
太田愛さんの「幻夏」は5年前の8月に読んでいまして、
そのときの感想に「犯罪クリミナル」も読みたいと書いていました。

「犯罪クリミナル」を文庫にしたのが、「犯罪者」です。

「犯罪者」は最初いくつものお話が交差して、
しかも、時系列も行ったり来たりですので、
何度も読み返さなければならない構成でしたが、
面白かったですね~

無差別殺人の生き残り、繁藤修司
はぐれ刑事、相馬亮介
元テレビマンの鑓水七雄

この3人が主人公で、お話がすすみます。

無差別殺人にみえて、実はそうではなかった深大寺4人惨殺事件。
乳児の奇病メルトフェイス症候群
巨大フーズ産業の背景
廃棄物処理業者の実態
インターネットの弊害

いろいろな要素が絡みつき、それが1本の線に繋がるとき
見えてきたものは・・・

「犯罪者」は2日間で読み終え、
今は「天上の葦」にとりかかっています。













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「つみびと」 山田詠美 著

2020-09-02 | 読書
山田詠美さんの「つみびと」を読みました。
10年前の「大阪2児置き去り死事件」をモチーフにした
小説だそうです。

そういえばこの事件は覚えています・・・
猛暑の中、幼児2人が自宅リビングに閉じ込められて
衰弱・餓死した陰惨な事件でした。

事件の犯人「蓮音」とその母「琴音」の二人が主人公です。
「琴音」が幼少時に受けた虐待と、
「琴音」の不在時に6歳だった「蓮音」が
幼い弟妹を育てる、その内容が
この事件を引き起こす鍵になっているような。

「蓮音」は何故、誰にもSOSを出さなかったのか?
どうして、誰も、2児の状況に気がつかなかったのか?

犯人を責めるのは簡単ですが、
事件の裏にあるものを見逃してはならないと思いました。




















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ドロップ 「品川ヒロシ」著

2020-07-30 | 読書
またまた久しぶりの「読書」ブログです。
読書をさぼっていた訳ではありません・・・

ドロップは、中学生不良どうしの喧嘩のお話です。


主人公ヒロシは漫画の影響で、不良になりたくて、中学3年の2学期に、
通っていた私立から
公立中学へ転校。

達也を首領とする3人の突っ張りと早速、友人関係となり、
仲良くなるためにまず喧嘩。
つぎは、お約束の別中学の不良と喧嘩。
明けても暮れても、とりあえず喧嘩。

くだらないっちゃ、くだらないのですが・・・
喧嘩にはまあ、理由が必要で、その理由もめちゃくちゃで。

他人を巻き込まなければ、中学生不良どうしの喧嘩は
エネルギー発散の部活みたいなものらしいです。

どんと構えている、達也のお父さんが
面白いです。
刺青入りの遊び人なんですが。

とりあえず、一気読みしましたよ。







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フクシノヒト・・・先崎綜一著 役所てつや原案

2020-02-26 | 読書
2年以上間が空いてしまいましたが、
久々、本のご案内です。

実は、この「役所てつや」という方が知人なのです。
ご本人から、「原案者としてですが、本を出しました」とお話を聞く機会があって
読みました。

こちら福祉課保護係と、副題がついておりまして、
なかなかにヘビーな部分もあります。

行政の仕事として世の弱者を支えるという観点で、書かれています。
「生活保護」って、なんだか努力が足りない人とか、やる気のない人が
支援を受けていると思いがちですが、

そうじゃないんだ~と思わせる内容が沢山ありました。
やや目からうろこという感じかな。

それにしても大変なお仕事です。
主人公の堺君がご本人だと推察していますが、
もう20年くらいこのお仕事続けていらっしゃいます。

改めて尊敬しちゃいました~






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「老後の資金がありません」 垣谷美雨 著

2017-12-11 | 読書
垣谷美雨さんの「老後の資金がありません」を
読みました。

以前読書好きの友人が「面白いよ」と
勧めてくれた本です。
図書館で見つけまして、さっそく借りてきました。


タイトルにインパクトがあります。


老後のことを心配し始める時期に、
娘の結婚費用、夫の父親の葬儀費用に結構な費用を支出しなければ
ならなくなった篤子さん。

そのうち、
自分も夫もリストラになり・・・
大変な事態に。


最後は垣谷さんらしく、ハッピーエンドで
終わってよかったです。




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「天使の梯子」・・・村山由佳 著

2017-07-16 | 読書
久々の書籍紹介です。

村山由佳さんの「天使の梯子」
男子高校生と若い国語科女性教師の恋物語です。

とはいっても
恋に発展するのは、
高校生が大学生になり、先生は学校を辞めて数年たって
二人が再会してからのお話。


二人とも、辛い過去を背負っていて
偶然にもその内容が同じようなものであることが
しだいにわかるのですが・・・


物語の中に
宮沢賢治の「告別」という詩が出てきます。


本の見開きにその一部が載っておりました。


もしも楽器がなかったら
いゝかおまへはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいゝ


次に読むのは賢治の詩集「春と修羅」ですかね~
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「十二単を着た悪魔」・・・内館 牧子 著

2017-03-14 | 読書

飾らない人柄に好感が持てる、
内館牧子さん。

著書も面白いものが多いですね。


今回は、「十二単を着た悪魔」を読みました。

源氏物語を素材にした、タイムスリップのお話です。
主役は、落ちこぼれ22歳の「雷」君。

商事会社副社長の長男ながら、2流大学卒、就職も決まらず、
派遣社員として働いています。

しかも、自分とは正反対、優秀でルックスも性格もいい完璧な弟がいます。



そして、ヒロインは
「弘徽殿の女御」


桐壺帝の第一夫人です。
後に朱雀帝となる東宮の母親でもあります。


源氏物語での扱いはそっけないものらしいです。
私も名前に憶えがあるくらいだったかな~



この、弘徽殿の女御を、林真理子さんは高校生の頃から
お好きだったとのこと。


1000年前の京都、須磨、明石の描写がとっても良かったです。
現代が便利さと引き換えに失ったものが沢山ありますね。


わかりやすい源氏物語の現代語訳でもあり、
楽しく読めた本でした。







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