桜木紫乃さんの「ラブレス」を読みました。
数年前に「ホテル ローヤル」で直木賞をとった作家さんです。
恋愛物だろうな、と思っていたら、
「年代記小説」だそうで、ある主人公の一生を書いたもの。
北海道開拓時代の極貧の暮らしや
主人公が憧れて入った旅役者の一座、それに
子供を抱えて働くシングルマザーの生き様を
描いた、骨太の小説でした。
最後に主人公は、バブル末期の詐欺で無一文になり、
生活保護を受けることになるのですが、
その手続きをしたのが実の妹。
実は、
ここから小説が始まるのですが、
主人公の次女と主人公の妹の長女も
現代の語り手として登場。
病の床にある主人公が握りしめて離さない、お位牌の
謎が最後に明らかになります。
ややミステリーめいた読み応え十分の一代記でした。
数年前に「ホテル ローヤル」で直木賞をとった作家さんです。
恋愛物だろうな、と思っていたら、
「年代記小説」だそうで、ある主人公の一生を書いたもの。
北海道開拓時代の極貧の暮らしや
主人公が憧れて入った旅役者の一座、それに
子供を抱えて働くシングルマザーの生き様を
描いた、骨太の小説でした。
最後に主人公は、バブル末期の詐欺で無一文になり、
生活保護を受けることになるのですが、
その手続きをしたのが実の妹。
実は、
ここから小説が始まるのですが、
主人公の次女と主人公の妹の長女も
現代の語り手として登場。
病の床にある主人公が握りしめて離さない、お位牌の
謎が最後に明らかになります。
ややミステリーめいた読み応え十分の一代記でした。
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