桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

菩薩光のあるお母さんのこと

2006-02-25 20:54:49 | カラーセラピー
昨日書いた記事のことで何人かの人の意見を聞いたり話したりして、当初の腹立たしい気持ちも落ち着いて冷静に考えてみたいと思うようになりました。

普段はクールなんですけど、根が「燃える赤」の人なので爆発するとすごいんです。

こういうとき、ふと思い出すひとりの母親がいます。
toshiyaが横浜で通っていた養護学校の先輩お母さんで、朝の送りの時に道でよくお会いして話すようになったのですが、ほんとうにいつもニコニコして誰にでも明るく挨拶をされて、感じの良い方でした。

そのお母さんの息子さんも、重度の知的障害があり体も少し不自由があって、学校への往復も大変だろうなあと思えました。

それでも毎日毎日、愚痴ひとつ言わず、息子さんを叱ることもなく、根気強く送り迎えをされているようでした。

私はその方が他人のことを悪く言われたことを一度も聞いたことがありません。

そして、そのお母さんのことを褒めない方も知りません。

私はいつしかそのお母さんのことを「菩薩光のある母」と密かに呼ぶようになりました。
息子さんが高等部を卒業される時、私は彼女に手紙を書いて学ばせていただいたお礼を言いました。

何か問題が起きた時、私はふとそのお母さんのことを思い出すのです。
彼女のようにやわらかな光で周囲を包めるような人間になりたい。

母親としても、セラピストという仕事をする人間としても、彼女のように振舞いたいといつも思っているのです。

「北風と太陽」の太陽です。

攻め立て、糾弾するだけでは人の心は開かれません。

あらためて、菩薩光のある母のことを思い出した夜でした。



バラの花を蒸留精製した≪ブルガリア・ローズウォーター≫