これは信じていただけるかどうかは個人によると思うのですが、少なくとも親の私は彼自身の言葉だと思えるので書いてみます。
障害があって自分の意思を言葉などで表現できにくい人たちの心の言葉を聞き取るということをされている某大学の先生が、トシヤが通っている活動ホームに何度か来て下さっているのだそうです。
トシヤの心の言葉も聞き取って書き留めて下さったそうで、清書した原稿をいただきました。
その一部は詩になっていました。
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しをきいてください
なつにもきいてもらいましたからたのしみにしていました
なやみをむかしのらんぷのようにかがやかせ
はつひのようなどのひとにもわけへだてなくてらしていけるとしんじていこう
まえこそがひろがるようなやさしいりそうのみちをあるきながら
ぶんそうおうではなくぼくのぼくらしさがたいせつにされるように
ゆうきをだしてあるいていこう
びんかんなひとをたくさんつくりぼくのことばをりかいしてもらいたい
みらいのかんどうになるかもしれないけれどにんげんとしてのそんげんをたいせつにしていきたい
ただゆめみるだけではなくよいみらいにむけてどりょくをしつづけていきたい
ぼくのずっとまえからのゆめはなぜぼくがうまれてきたかのいみをしることだ
みらいにむけてがんばろう
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言葉の中で「なかなかわかってもらえないだろうけれどわかってほしいです」「どうにかしてりかいされたいです」ということが繰り返し出てきます。
一番近くにいる私がわかってあげてないこともあるんですね。
私の中の何かが少し変わりました。