今月中に展示会作品を提出しなければならないのに・・・・
昨日もしっかり遊んでしまいますた(´゜∀゜`;)
だって世はゴールデンウィークなんだもん。
ふと新聞の映画評で目にした映画のスチール写真。
これで「観たい!」と思ってしまったのが、フィンランド出身のアキ・カウリスマキ監督のフランス語映画「ル・アーヴルの靴磨き」。
昨日はトシヤは祝日出勤だったので、送って行った足で行けるシネマ・ベティで上映されてたのも背中を押してくれたのです。
舞台はフランス、ノルマンディー地方の港町ル・アーヴル。
靴磨きとして、質素でつましい生活を営むマルセルとアルレッティ夫婦と愛犬ライカ。
アフリカからの難民で行く場のない少年イドリッサをなんとかロンドンに居るという母の元へ送り出そうとするマルセルと彼の隣人たちの人情劇なのだけど、人間の性善説を芯から信じているというか、ちっぽけな人間の人情と善意が手繰り寄せたものはこうだよという寓話のような、そんな映画です。
頭でっかちの人が「へえ?そんなにうまく転ぶものなの?」と斜めに見てしまう話と言えなくないけど、その実、誰しもこういう人の姿をこうあればいい、こうありたいなーと願っているのではないかと思うのです。
監督の愛犬だというライカもイイ味出してます。
難民の少年イドリッサの、寡黙だけれど澄んだ眼差しがなんとも愛おしく感じました。
映画を見に来てたお客さんたちは、圧倒的に中高年の方で、しかもご夫婦連れが多かったです。