桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

つらくてもしあわせ・暗黒時代の話

2016-09-09 23:15:35 | 自閉症のtoshiya

前の記事で書いた通り、トシヤは何が原因かまったく分からない中、突然激しい自傷を始めます。
何が地雷なのか分からないので、私も始終緊張をしているし、周りへの気遣いもあってダメージは両方にあります。

本人が一番辛い。その通りだと思います。

小学校高学年からのいわゆるプレ思春期の頃、私の悩みの種は息子の他害でした。
普通の人には耳慣れない言葉でしょうが、自分のイライラを他人にぶつける(引っ掻くとか掴むとか)ことです。
学校生活の中でこれをやられると、親は居場所がなくなるほど心労があります。
毎日のように誰かに頭を下げる生活が何年も続きました。

特に私は誰も相談できる家族がいなかったので、精神的に相当辛い思いをしました。
同じような子供を持つ親御さんの中には、鬱を発症される方もいました。
当時は必死でしたが、どうやって自分を保てたのか不思議です。

どこか山奥の一軒家で息子と二人きりで暮らせたらどんなに楽だろうかと、本気で引っ越しを考えたりしました。
あるいはもっと酷いことも考えました。

本格的に思春期に入ると、他害のターゲットが私になりました。
道路で突き飛ばされる、家の中でガラスの額を投げられる、コップを割られる、顔を引っ掻かれて血だらけになる、脚に青タンが出来るほど抓られる。
DVです。

さすがに児童相談所に相談に行き、母子分離のために短期入所をさせてもらったり、私や息子が死なずに済むように取り計らってもらいました。

当時、ほとんど帰宅をしなかった夫(既に離婚)に一応助けを求めて電話をしたら、「そんなのさあ、警察に電話したら~?」と、一言で済まされたことを忘れることが出来ません。

ブチ切れました。


こんなひとでなしに頼るなど私のプライドが許さない。


それ以降、私は自立を目指して必死に資格を取り、今に至っています。

今日、記事を書きながら昔のどん底時代を思い出していたら、今の私やトシヤは破格に幸せであることに気がつきました。

トシヤも私も苦しいことがあるけれど、大局的に見たらしあわせ。

今を必死に生きるのが基本だけれど、一度俯瞰で見ることも荒波を乗り切るコツかもしれません。


とりあえず顔が腐らなくて済みました

2016-09-09 17:38:46 | 自閉症のtoshiya

台風に翻弄される私と息子ですが、今日はやっと穏やかな一日になりました。
すごーく暑かったですけど

トシヤですが、相変わらず自傷はあります。
もはや、何か気に入らない、嫌だ、失敗して悔しい・・・など、自己表現の手段となってしまっているのが不味いなと思います。

頬(右利きなので右の頬)が殴ることで切れてしまい、傷が治りきらないうちにまた叩くの繰り返しで、紫色に変色して皮膚が固くゴワゴワになって無残な容貌になっていました。
深夜に突然自傷することもあり、奇声を上げて叩くので私も寝ていられるはずがなく、パジャマも布団も枕も壁も床も血飛沫で汚れ、掃除と洗濯で疲労困憊します。

先月あたりには傷が化膿してしまい、ほんとうにどうしたらよいのか途方に暮れていました。
正直、外科に連れていったとしても、殴るのが止められないなら意味がないのです。

もう顔が腐って崩れ落ちるんじゃないか?と怖くなりました。


私に出来ることは、はっきり言って対処療法しかないのです。
血がむやみに飛び散らないためにも絆創膏は必要です。

傷を素早く治し、剥がれにくく、大きさも合う絆創膏を探しまくりました。

ドラッグストアでいろいろ買ってきて試してみるも、トシヤ本人も大きさや色(?)などでこだわりがあるらしく、落ち着いたのが「ケアリーブ 治す力」という商品でした。

自傷しないのが一番よいに決まっていますが、どうすればしなくなるのか分かるものなら苦労はしません。

真夏の蒸し暑い時期に、顔に余計なものが貼りついているのは鬱陶しいんでしょう。
貼っても数時間後にはゴミ箱に捨ててあることもしょっちゅうです。

それでも諦めずに、「貼っておこうね」としつこい私。

おかげさまで、最近はかさぶたが出来るほど治ってきました。

だからいいというわけじゃないですけど。

やはり根本的問題を解決したい思いは山々です。