桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

モンスターは息子ひとりなのですか?

2023-07-04 18:26:43 | 自閉症のtoshiya
およそ5ヶ月近く、息子のガイドヘルパー派遣を見送られていたことに決着がつきました。
「精神的な負担が大きいので引き受けられない」、つまり「切ります」ということになりました。
ここでいう精神的負担を感じる人というのは、現場のヘルパーさんたちのことではなく管理する役の人のことです。

想定内のことなので驚きもしませんが、非常に残念でモヤモヤが残っています。
誰にも話せなかったことですが、私はその方の言葉に何度か傷ついたことがあります。
他害をする息子が良くないのは十分わかっていますが、
「そういう行為をさせる環境を作ってしまう周囲の我々(親ももちろん含む)にも改善の努力が要るのでしょうね」と彼女に言った時のこと。
「いやあ、トシヤさんは元々そういう素質があるんですよ」
つまり、野に放たれた野獣のような凶暴性がもともとの性格、気質にあると軽ーく言われたのです。

私はその時は言い返すことが出来なかった。そう見えるんだな・・・と悲しくなっただけでした。
後日、障害区分認定の調査員の面談を受けた時には、強度行動障害の気質はありませんと言われました。

時々、その方もヘルパーとして支援してくれたけれど、「今日は声が大きくて周りの人が迷惑そうで、お店(コンビニ)も出禁になりそうでした」と報告を受けたこともあった。
この人は息子や私たちの味方ではないんだなと、はっきり感じました。

要は、人間対人間ですから相性というものは必ずありますし、彼女が息子が苦手で嫌いだというのは分かります。

ただ、そういう利用者を傷つける言葉を正しいと信じているのが私たちには理解できず、万一もう一度支援をしましょうということになったら、私の精神的負担がキツイなと思っていました。

だから、結果としてはこれでよかったのだと思います。

福祉って何でしょう?
福祉に携わる人の尊い使命感は私も十分に分かっており、感謝しています。

ただ、こういうこともあるんだなと。

私も心の中には闇があり、怪物を飼っています。
ほら、このように記事に書いていたりね。
自覚しているので、人にものをいうときは十分に考えます。

息子だけが怪物だと思っている貴女様もまた、怪物を巣食わせているんじゃないでしょうか。

私の夫はこの件に関して、やれるだけのことを必死でやってくれました。
感謝しています。
またふたりで頑張っていこうね。