千年の読書(三砂慶明 誠文堂新光社)
数々の本をジャンル分けしながら紹介する。
よくあるダイジェスト本と違って、それぞれの本に著者の愛着が感じられる。おそらく、本書のような本を書こうと思ってそれぞれの本を読んだわけではなくて、あまたの本を読んできて本当に自分が気に入ったもの、感銘したものを取り上げているためだろう。
第6章の「瞑想と脳と自然」が特によかった。私自身あまりそういう方面に近づきたくないなあ、と日頃思っているせいかマインドフルネスについて何も知らなかったのだけど、もともとは仏教(というか禅宗?)に起源があるのものだったのね。アメリカでそれを広めたのは日本人(鈴木大拙、鈴木俊隆)だというのも知らなかったし、なぜ英語で禅のことをZENと呼ぶのか(本来の起源の中国語ではチャンと発音するらしい)という挿話も面白かった。
数々の本をジャンル分けしながら紹介する。
よくあるダイジェスト本と違って、それぞれの本に著者の愛着が感じられる。おそらく、本書のような本を書こうと思ってそれぞれの本を読んだわけではなくて、あまたの本を読んできて本当に自分が気に入ったもの、感銘したものを取り上げているためだろう。
第6章の「瞑想と脳と自然」が特によかった。私自身あまりそういう方面に近づきたくないなあ、と日頃思っているせいかマインドフルネスについて何も知らなかったのだけど、もともとは仏教(というか禅宗?)に起源があるのものだったのね。アメリカでそれを広めたのは日本人(鈴木大拙、鈴木俊隆)だというのも知らなかったし、なぜ英語で禅のことをZENと呼ぶのか(本来の起源の中国語ではチャンと発音するらしい)という挿話も面白かった。