ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

歯髄の保存

2008-04-14 19:37:22 | 歯について
  普段、しみる、痛い、ズキズキする、といった症状がないのに虫歯自体は
すごく大きくて、神経まで達しそうだ・・・という状態の時があります。

   
      右上から2番目の歯が虫歯です   
  
      わかりやすいように色を付けてみました。 
 
 この虫歯もぱっと見た目はエナメル質に限局した小さい虫歯かと思えば、
レントゲンでみるとは、すでに神経まで虫歯が進行しているかいないかという
ギリギリのところです。(緑の線囲っているところが虫歯。オレンジで囲って
いるのは歯髄。)レントゲンでこのくらいだとすでに神経まで穴は開いている
ことがほとんどです。

 日常的にズキズキする、痛い、といった症状があるのならば初めから神経を
とる処置が必要になってきます。


 ですが我々歯科医師は神経を極力とりたくはありませんから、日常的に症状
がなければ神経をとらずに処置をする場合もあります。その際は、後日痛みが
なければその後は定期的に様子を観察していきます。ですが、後日痛みがでて
きた場合は神経をとらざるをえません。
  

 神経をとらずにすむのならば、それにこしたことはないんです。

 山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。

コメント
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