CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

孤宿の人・宮部みゆき

2008-11-11 17:58:16 | 読書
勤めていたお店と元バレーの忘年会幹事、
それに父の法事の仕切りも加わって、頭がくちゃくちゃ。
混乱している

何故にみんな重なっちゃうんでしょう

でもテンテンが来てからは、家の中は笑があって
やっぱり、動物が家の中にいるっていいですねぇ
癒されていますよ

お昼間は彼女のベッドで寝ているけど、夜になると未だに物入れの中で寝るのは何ゆえ?



で、「孤宿の人・宮部みゆき」上・下巻
こういう時代物を読むと山本周五郎のあたたかさが思い出されます

孤宿の人って誰の事を指すのか未だにわからないんですよ

孤児の「ほう」は、金比羅まいりに行く途中で置き去りにされ
丸海藩の匙家(医者)に救われます
そこで、啓一郎や琴江さまにあたたかく迎えられ
無垢なまま時日を過ごします

海にうさぎが跳ぶ日、琴江さまが毒死し、
江戸から、複雑な事情の持った加賀さまがこの地へと流されてきます
丸海藩はそれからは様々な天変地異が起こり
みんなは鬼の加賀さまのせいだと思い込まされます

そんな中、琴江さまの死の真実を知っているほうは
目明しの子分の宇佐(女性)に引き取られ、幸せに暮らしているのですが
加賀さまの囚われ屋敷へご奉公に行かされて

落雷の日、床下にもぐり加賀さまのお部屋へ行ったほうは
彼が決してこわい鬼でも獣でもない事を知り
その後、お話し相手にと呼ばれ毎日お伺いし、また、手習いも教えてもらい
立派なお侍である事を知ります

ついに、最後大雷鳴とともに、お屋敷も燃えてしまう
燃えるその前に、ほうは彼から屋敷から逃げる事を命じられ
宇佐を探し、生き延びます


宮部さんの本はやっぱり好きですね
現代ものの推理小説とはちょっと違って、とっても人情的でした






コメント
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