「SOMEWHERE」

一瞬「かもめ食堂」や「プール」を思い出したんですが
この映画、このまま盛り上がりもオチもなく続くノン？って

SOMEWHERE　　2010年
ソフィア・コッポラ監督



≪ストーリー≫
ジョニー・マルコ（スティーヴン・ドーフ）はハリウッドスター、
ロスのホテル、シャトー・マーモントで一人気ままに暮らしている

ある日、元妻から娘のクレオをしばらく預かることになり、
ふたりはゲームをしたり、泳いだり、料理をしたりと楽しく過ごす

そんな父子の日々が過ぎ、クレオは学校のキャンプへ
ずっと一緒に居られない彼は、彼女に申し訳ない気持ちでいっぱいになる

寂寥感に追い込まれた彼は、元妻に電話
「あなたなら乗りこえられる」と言われ
ホテルを出て行く、そして愛車フェラーリとも別れる

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

ほんと、それだけのお話です
まず、ミステリーなのか、ヒューマンドラマなのかさっぱり知らずに、ピックアップしたんですが
途中だるくなって、

ただ、振り返って、そうか、それだけのことを言いたかったのか、と思うと
悪くはなかったなあ、って

ソフィア・コッポラがフランシス・コッポラ監督の娘と言うことで
クレアとダブるんかも知れませんんね

ペットはかすがい

2階で洋裁をしてると、
ふと、後ろにテンテンの気配
振り返ると、掃除機の白でした

彼女が去って50日以上が経ちます

ワンニァンの面白動画をＴＶで見るたび
あぁ、あんなこともやってた、そんな事もやってた、なあ

でも、それはでけんかった、な～んて、顔がゆるゆる


今、毎日がバタバタで、1日中留守になることもしばしば
そんな時、テンテンが居たら、寂しがるやろな、なんて無理にポジティブに考えたり

服や靴下に毛が付かなくなって、ガムテープで取り払うこともなくなり
良いんだか、どうだか・・・

彼女の癒しは、息子、娘、ｔちゃん、ｔちゃんのパパにも絶大なものがありましたね

今、かれらが我が家にやってくると、ウチの雰囲気の薄ら寒さを覚えます

「愛する人」

久しぶりに良い映画を観ました
女性の映画ですね

MOTHER AND CHILD 2009年



≪ストーリー≫
カレン（アネット・ベニング）は14歳のときに妊娠、出産後養女に出す

それから、37年が過ぎ、リハビリ介護士の仕事をし、老いた母と一緒に暮らしている
罪の意識と、母親への憎しみが時として顔を出す

一方、養女に出されたエリザベス（ナオミ・ワッツ）は立派に自立した女性に成長し
今は弁護士としてポール（サミュエル・L・ジャクソン）の事務所で働いている

そして、子どもを産めないルーシー（ケリー・ワシントン）は、夫と共に養女を迎えようとしていた

・.・*・.・*・.・*・.・*

母親と子どもの立場
それぞれのこころの葛藤がすばらしく描かれています

厳しく生きてきたカレンの顔が、同僚パコに出会って、少しずつ変わってくる
人として、母親として、子どもとしてどう生きていく
エリザベスもルーシーも心の機微がよく現れています


後半、ずっと涙が流れていました
年齢を重ねるととってもよくわかります

これは女性にはぜったいおススメです

「プライド&グローリー」

友人が行きたがってるライブ
ウチの新聞に読者先行予約の広告が載ってて代わりに申し込もうと
朝から、まずローチケに会員登録するのにアタフタ

なかなか一発でＯＫにならへん

10時予約開始
よりによってこんな時に夫が一時帰宅
「お母さん、何してんねん？」って
応える余裕なしです

朝がめっきり弱いわたし
頭の回転、悪！～あぁ、朝に限らんか～
今日の仕事はフィニッシュ


さて、数日前に見た
PRIDE AND GLORY 2008年　　ＣＳ放送
名誉と栄光



≪ストーリー≫
父親（ジョン・ヴォイト）はニューヨーク市警察（The New York City Police Department、略称ＮＹＰＤ）の偉いさん、長男フランシスは署長、次男のレイ（エドワード・ノートン）と義弟のジミー（コリン・ファレル）は警察官と、一家揃って警察家族

ある日、麻薬捜査でジミーの同僚、警察官4人が死傷
密売人の捜査にレイが加わって

しかし、そこには麻薬組織と警察官との裏取引があった

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

この題材もよくある話
最後、レイが解決するけど
裏社会が益々無法になっていくサマは、ある意味そこにルールが出来てるみたいな？

「ＬＡコンフィデンシャル」も内幕は警察内部に居たストーリーでしたね
「クロッシング」もPolice Officerの話

骨太の男のドラマ、けっこう好きですね
出演者もしっかりしてたし

自転車エクササイズ

2週に一度のカフェレッスン
電車に乗り遅れそうだったんで、自転車でイコって
多分所要時間はおんなじくらい、のはず・・・以前もＦ市へ行ったことあるし

老母の施設にあんだけ通いつめてるんやし、楽勝

・・やっぱり、ヒーヒー
少し遅刻

How is your week?

で始まる近況報告
Ｅ子さんは「時代祭り」
Ｍ子さんは「仕事」

皆さんよくおしゃべりになるんです

で、私は昨日見たＤＶＤ「わたしを離さないで」の話

Ｍ子さんは映画館で見たらしくって
やっぱりその後はだったんらしく

臓器提供：storen kidney（=腎臓）
って、

こう言うと犯罪の言葉になるけど
ぶっちゃけ、提供者にすればそういうこと？

映画ではdonate(=提供する、寄付する)って言葉ですが
～ちなみに、提供者：donor～

2時間のレッスンはあっと言う間に終わって

帰りも自転車ＨＵ～ぅ


そして、家でランチ、一服する間もなく母のところへ

いつものように過ごして
私「帰るわ」
母「フフフ～（いつも小さく笑う）さっき来た思たらもう帰るねんて」
なぁ～んて、他の人に言ってる

力抜けるでぇ～ほんま

「わたしを離さないで」

昨日は久しぶりに新作ＤＶＤをピックアップ


NEVER LET ME GO 2010年



ある特別な寄宿学校「ヘームシャム」で「特別な存在」として子どもたちは生活をしている
キャシーとトミーは淡い初恋を抱いていたが、ルースがトミーを奪ってしまう

18歳になった彼らは学校を出、コテージと呼ばれる施設で、その日がくるまでなに不自由なく暮らす
彼らは社会で働くこともないし、よその国へ行くこともない

彼らは臓器提供のために作られた人間

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

とってもシリアス、
1952年に研究がなされ、1967年には平均寿命が100歳を越えるようになった、と始まるんだけど、時代背景は何だかとっても古っぽいし、ちょっと解りづらい

なんの話？みたいな

キャシー（キャリー・マリガン＝「17歳の肖像」）と
トミー（アンドリュー・ガーフィールド＝「ソーシャル・ネットワーク」）
の純真な様子がとっても叙情的で、そこへ
ルース（キーラ・ナイトレイ）が加わって
物語は人間くさくなりますが

最後、キャシーだけがまだ生きているときに
自分たちも心を持った人間だ、と言うシーンにホロッときます

原作本がカズオイシグロって出てたけど
彼はイギリス人なんやて

暗いけどいい映画でしたね



余談ですが、クローン羊ってイギリスで1996年に作られたんやったね

「ドグマ」

「ユーロトリップ」と一緒にネットレンタル
このチョイスはマット・デイモンとベン・アフレックの出演に気を引かれたんですが
メッチャおちゃらけた映画です

カトリック教会関係から上映禁止になったとか


DOGMA（＝教義、教条）　　1999年



≪ストーリー≫
天国から追放された堕天使のふたり、バートルビー（ベン・アフレック）とロキ（マット・デイモン）は2000年も地上に居る

あるとき、ニュージャージーの、とあるカトリック教会のイベントで、門を入ればすべての罪が許されると書いた新聞を目にし
彼らもわが国（＝天国）に帰れると旅をする
しかし、それは神の教義に反し、世界は滅びてしまう事だった

大天使メタトロン(アラン・リックマン)は、
べサニーの枕元に現れ、阻止することを指示する

彼女はキリストの末裔

べサニーは、ふたりの預言者（これもずい分とはちゃめちゃな）と共に旅をし、
途中、黒人の使途（本来使途は12人だが13人目と本人は言う）やミューズに助けられながらその教会を目指す

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

ここからネタバレです

自分たちのことしか考えない堕天使（＝元は天使だったが神に反逆して悪魔となったもの）の役をマット・デイモンとベン・アフレックがやってんだけど

ロキの方は、人間に罪を見つけると容赦なく殺す
片や、バートルビーはちょっと優しい

けど、教会に現れた二人は天使の翼をもぎ取られたロキの方は人となって優しくなり
バートルビーは益々凶悪になっていく

でも、最後は神サマ（女性やねん）が現れて万事ハッピーに

面白いのか、残虐なのか、ヨウ解らんけど
神サマのことをこんな風に人間くさく、楽しく描いたのは初めて

ハマる人はハマるかも
意表をついた映画です
ちなみにインデペンデント作品らしいです

わたしは、もっとシリアスものだと思ってたもんですから
おいおい、どこへ行こうとしてんノン？、みたいな・・

「インサイダー」

THE INSIDER　　　1999年　ＣＳ放送

≪ストーリー≫
科学者のジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)は
タバコ会社・B&W社の研究部門に所属し、副社長の地位に居たが
会社の不利益な事実に罪悪感を抱いていた

社長から守秘義務の書類にサインをさせられ、辞職させられる

しかし、元々「健康」に対しての研究に勤しんできた彼に
体に有害な工程を無視できず、TVプロデューサーのローウェル・バーグマン（アル・パチーノ）に資料を送る



何度かのインタビュー依頼に、やっとTV出演を承諾
フィルムにも収めるが、その後、

TV会社上層部は、B&W社から訴えらることを恐れ、
オンエアーは当たり障りのないものを放送することに

今まで情報の入手先を必ず守る信念で行動してきたローウェルは休職を余儀なくされ
また、ワイガンドの旧悪も暴露されて

ローウェルは新聞社に事実の究明を依頼する

・．・＊・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

社会派で、男の骨太ドラマでした

インサイダーって金融市場での取引のことだと思ってたんですが
それは、インサイダー取引で

インサイダー＝ 集団・組織の内部の人。部内者。また、内部の事情に通じている人。

だから、リーク、密告と同じですね

概ね実話で、タバコ産業がミシシッピー州で訴訟を起こされているとき
彼らは「ニコチンは有害物質ではない」と証言している
そしてこのワイガントの証言があり、有罪が確定したとか

タバコ産業は賠償金を支払ったそうな


それにしても、ラッセル・クロウとアル・パチーノ、がっぷり四つでした

「ゲーム」

昨日は朝からバタバタ
トランプマジックを教えてもらいにいき

会場のおじちゃん、おばちゃんたちと
マジシャンとのコントのようなツッコミに大笑いし
ここで一日のエネルギーは消費し尽くして

NOVAに行くも目は落ち込み、頭ははたらかず・・
夜は「ゲーム」の録画を見て・・


THE GAME 1997年　CS放送

≪ストーリー≫
実業家のニコラス（マイケル・ダグラス）は、
営業利益が予定通りの結果が出ないと、トップに引責辞任させる厳しいCEO

ある日彼の誕生日のプレゼントに弟のコニー（ショーン・ペン）から
怪しげな会社の紹介状をもらう

興味本位でこの会社へ行くと様々なチェックがあり
その後人生ゲームが始まる

そして次々とアクシデントが起き、誰も信用できるものはいず
ついには命の危険も・・・

・．・＊・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

目を離せない展開です
最後も、ホントにこんで終わったンやろうか、って
人を見たら泥棒と思え、式で

ただ、このニコラスは精神力が強い、ハードボイルド的
へこたれません
そしてショーン・ペンはやっぱり一筋縄ではいかないｗｗ

14年も前の映画には思えなかったですね
けっこうハラハラしましたよ

「ユーロトリップ」

EUROTRIP 2004年



≪ストーリー≫
ハイスクールを卒業したその日に彼女から振られたスコット
ドイツに居るメル友マイクに慰められ、夏休みにアメリカにやってくるとメールが届く

スコットの親友クーパーは、きっとマイクに言い寄られるんだぞ、なんておびやかされて
彼はマイクに来ることを拒絶しちゃう

でも、そのマイクってホントはドイツ語読みはミーカで理想的な女性だったことが判明
再度メールするけど拒否されてて、
唯一住所だけを頼りに会いに行くことを決意

スコットと、お調子者のクーパー、そして途中でヨーロッパ旅行中の同級生男女双子のジェイミーとジェミーの４人がくり広げるユーロ珍道中　
　
→ロンドン、→フランス、→オランダ、→スロバキア、→ベルリン、→ローマ　　

・．・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

無修正版なんて付いてて、はあ？って思ったけど
ブラブラ、プラプラ、出てくる出てくるワオー！(*_*;
かなりキワモノ

なんで、この映画をピックアップしたのやらもうずい分と前にメモってたもんで
一体誰が出てるん、って

すると、パンクロッカーで、マット・デイモンが歌ってた(@_@)
ほんのちょっぴりだけど
こんな姿は、「ヒアアフター」や「インビクタス」からお叱りを受けそうやで(笑)
わたしには大ウケ、こんな出演もするんや、
まあ最近、とみにマジメ役が多いからなあ

それから他にもイギリス映画によく出てくる見た顔のおっちゃんたち

とにかく楽しい、ストーリーはシンプル、でもメチャクチャ、ハハハ