「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」

NOW YOU SEE ME 2 　　2016年　　DVD



≪ストーリー≫
1年半ぶりに集結したフォー・ホースメン、
前回の銀行からの大金略奪に成功し、結局は悪だったボス・アーサー（マイケル・ケイン）から離れ、
サディアス（モーガン・フリーマン）を刑務所に送った彼らは、次のミッションに向かう、

パフォーマンスの途中で何者かの邪魔が入り失敗、アトラス（ジェシー・アイゼンバーグ）たちは手筈通り逃げるが、
気付けばそこはマカオ、
ウォルター（ダニエル・ラドクリフ）というハイテクエンジニアのトリックだった、
そこで、IT産業が開発した世界中の個人情報のアクセスカードを盗み出すことを強要される、

リーダーでもあるFBI捜査官だったディラン・ローズ（マーク・ラファロ）は、彼らを追跡する、

ディランはかつてはスーパーマジシャンであった父親がイリュージョン中に事故死するという過去を持っていた、
以来サディアスのことを恨みに思っている、

マカオで仕込み道具を調達、～やっぱり、この人たち後でからんでくるなと～

カードを見事な技で盗み出し、ウォルターに渡す時が・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

前回劇場で見たときは大興奮でした、
で、今回DVD鑑賞はちっちゃ！
ストーリー展開とセリフのスピードについていくのん必死、

でもね、なんかごまかされてる気がするけど面白いねんな、
瞬間移動とか、なんで？とか思うけど、種明かしもあってなあるほどと、

4人のイリュージニストはクール、トランプシーンはとっても良かった、
ジャックがかっこいいんですね、
今回大活躍です～ジェームズ・フランコの弟やて、似てるよ、
それに、ディランの過去も明かされて、フォースメンのリーダーやし、裏組織「アイ」とのコンタクトは彼かな？
最後のイリュージョンは圧巻でした、
ややこしいけど好きなシリーズです


ハリー・ポッターのラドクリフ君はこれからどの路線を行くのかな？

「沈黙ーサイレンスー」

SILENCE　　2016年　　あべの



≪ストーリー≫
1640年、
フェレイラ神父（リーアム・ニーソン）が日本へ布教に行き、他の者は殉教したが、行方知れずになり妻と子をもうけ生きていると言ううわさを聞き、
弟子であるロドリゴ（アンドリュー・ガーフィールド）とガルペ（アダム・ドライヴァー）は宣教の使命と神父の事実を確かめるため、
キリシタン弾圧のまっただ中にある日本へと向かい、中国でキチジロー（窪塚洋介）を介し、日本へと潜入する、

敬虔深いキリシタンの村人たちに迎え入れられ、信者たちは喜び彼を崇め、祈る、

しかし、奉行からキリシタンを密告すれば報奨金が与えられる御触れもあり、
ロドリゴたちは炭焼き小屋にじっと身をひそめる、

村にキリシタン狩りが行われ、長老と3人は捕えられ、海で磔刑にされる、
一部始終を見ているがどうにもすることができず、
ふたりは、五島と平戸に別れていくことに、

ロドリゴは五島で再びキチジローに会い、案内されるが役人に捕らわれる・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

まあ、久しぶりの劇場でした、
封切りされてから一週間後、もうすでに4回だった上映が3回になってるんです、
何だか寂しいです

夫と、3時間は長かったね、と言いつつも私は大丈夫でした、

冒頭からなんとなく涙腺ゆるゆるなのはどういうこっちゃ？
と感じながらも、日本に於けるキリスト教の位置ちゅうか、迫害されてきた経緯ちゅうか胸が苦しくなります、

マーティン・スコセッシ監督の言う何が善で何が悪なのか？
キチジローの裏切りの数々、そして告解、の繰り返し、
しかし、彼の目線から見れば、神の元へ行くことよりも生きることへの執念、拷問のキツさが逃げさせるんでしょう、

人間最後はみんな自分がかわいいんですよ、
誰しも人をさばくことはできません、裁くことができるのは神様だけです、と

ロドリゴが捕らわれの身となり、ガルペと再会しますが、
彼は村人たちと共に海に入っていきます、

そして、ロドリゴは追い詰められ、棄教を迫られます、
ついには寺で、フェレイラ神父の転んだ変わり果てた姿と対面します、

彼は仏教のことも受け入れています、
そしてロドリゴに村人たちを救うためと棄教をすすめます、

ロドリゴは決心します、そして踏み絵をします・・




沈黙
お～、神よ我が神よ、あなたはどうして黙っていられるのですか、

そうです、「沈黙」は神の声が聞こえないからです、
でも最後にロドリゴは聞きます、
優しい神の声を、
いつもあなたと一緒に居る、と

棄教し日本の人となって生きていきますが、
こころの中にはクリスチャンの御霊が生きていたんですね、アーメン


あの頃、なんで、キリスト教を信じる人たちがいたのか？
仏教の国で、八百万の神の国で、
「愛」を教える、そして人間みなイコールだと教えられたから？
不思議・・・わたしの名は不思議という（士師記13：18）

私だったら、踏み絵もするし、口では棄教もする、
でも、信仰ってこころの中で信じてまっすぐに神様を見上げること、
う～ん難しい、イエス様みたいに十字架に架かられへんし、
許されへん人もいっぱいいるわ、

なんちゃってクリスチャンな自分です


最後に全ての役者さんたちは良かった
アンドリュー・ガーフィールドは彼本来の「ＢＯＹ Ａ」「わたしを離さないで」を思いだす、
アダム・ドライバーは「スターウォーズ　フォースの覚醒」のカイロ・レンだったんですね、
窪塚とよう似てて（笑）

深～い映画ですけど、色んなこと考えさせられていい機会かも、



終末時計2分半

湊かなえ・「山女日記」

湊かなえさんと言うと「イヤミス」もの、と勝手に思い込んで買った文庫本、
へえ～～山やりはるんやって第一印象

今まで読んだ中では違ったもので、
こんなんも書きはんねんなあ、と、お得感が、

「山女」やし、女性が主人公のオムニバスストーリー、

1.「妙高山」
デパートの店員しっかり者の律子と、上司と不倫をしている由美の山行、
もうひとりが急きょ来れなくなって、
律子はあんまし好きでない由美を遠ざけながらも、マリッジブルーの気分を整理するように淡々と登るが、
由美の本当の姿に気づいていく・・・


2.「火打山」
バブル期に青春を費やした美津子は集団お見合いをして、真面目な人と付き合うことになって、
彼から誘われ初めての登山をすることに・・

3.「槍ヶ岳」
学生の頃、登山サークルで槍ヶ岳に上るも、メンバーの体調不良で頂上を諦めた過去がある牧野しのぶは、
単独登山をしてきた、
そして今回こそ頂上をと目指していたところ、熟年男女と共に行くことになり・・

4.「利尻山」
何もかも手に入れ勝ち組の姉と未だ自立できず、父の仕事を手伝いながら翻訳の仕事をしている妹、
姉に誘われ、利尻山に登ることに、
常に上から目線の姉の物言いに反発を感じていた妹だが、実は姉は夫から離婚を切り出され、気を使わない妹との旅行で悶々としたこころと向き合うためだった・・

5.「白馬岳」
4話の姉が小学生の娘を伴い、再び妹と白馬岳を目指す、
プライドの高い姉が、妹と娘に助けられる・・


6.「金時山」
律子たちと妙高山に行けなかった舞子が、恋人に日本一の山を目指して富士山でなくなぜか金時山に・・


7.「トンガリロ」
帽子作家になった柚月、昔恋人と一緒に行ったニュージーランドのトンガリロを再びトレッキング、
そこには、2話と3話の登場人物たちも・・

8.「カラフェス」
単独行ばかりしてきた主人公が山友達を求めて「涸沢フェス」に・・



結構楽しく読みました、
女性たちのいろんな思いは共感できるものだし、山のイメージが出て良かったですね、
とりわけ、「トンガリロ」は素晴らしいとこなんやなあ、と行ってみてえなあ、と
ニュージーランドに弱いもんで・・
それにストーリーも切なくて、柚月さんの悲しい胸中がよく出てた


久しぶりの小説で重くなく、意外な山話、恋バナで楽しめましたね

「アングリーバード」

THE ANGRY BIRDS MOVIE　　2016年　　DVD




飛べない鳥たちが住む平和な楽園、
おこりんぼうのレッドがセミナーに参加させられて、仲間になったチャックとボム、
悪だくみを考える緑のピッグが訪れて島は破壊され、
3人組の大活躍・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

フィンランド発のゲームなんだってね。
いやいや面白かったです。

アニメーションの画像はキレイし、キャラクターたちはおもろいし、
「ペット」は良い子ちゃん向きとすれば、
こっちはアングリーーーー、

かつては神ってたマイティイーグルは、お腹が出っ張ってるし、洞窟の中はmessyだし、
それでもやるときゃやるって、か！

自称鳥大使のMが珍しく一緒に見ようと、レンタル開始日に見ました。
大声で笑う彼女の声を聴いたのはいったい何年ぶり？

鳥たちカワイイ～～～

「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」

5 FLIGHTS UP　　2014年　　CS



≪ストーリー≫
画家のアレックス（モーガン・フリーマン）と妻ルース（ダイアン・キートン）は、
結婚後、NYのアパートメントの５階の眺めのいい部屋に住まい愛犬も一緒、
しかし、年老いて階段が問題になって、部屋を売ることに、
姪のリリーに仲介を依頼し、日ごと内覧に明け暮れる、
良いオファーが来るのを待ちながら自分たちも新しい住まいを内覧する・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

夫婦の軽妙なやり取りにスッキリします、
内覧に来た人々の個性も面白かったです、

このふたり、とってもイイ、

熟練のお遊び的映画で、なんかノスタルジックやし、おしゃれやし、センス良かったです、

ただやっぱり熟年向きね
ダイアン・キートンは、先日見たマイケル・ダグラスとのコンビよりこっちの方が私は好き


リリーは「セックス・アンド・ザ・シティ」の弁護士役さんで、ひっさしぶり！でした

「最高の人生のつくり方」

AND SO IT GOES　　2014年　　CS



同じようなタイトルがいっぱいあって、でもマイケル・ダグラスのんは見てないな、と

シニア世代の恋愛模様です
不仲な息子の孫を預かることになった主人公、隣に住むリア（ダイアン・キートン）が見ていられず面倒を見る・・、

ふたりの歯に衣を着せぬ物言いは気持ちいいし、さすがダイアン・キートンの魅力だなと、
話はお決まりのへんこオヤジが、リアにこころも持ってかれるのんです、

ストレスのない映画でした、以上です

「祈りのちから」

WAR ROOM 　　2015年　　DVD




日常にある夫婦関係、親子関係、夫が会社でしている不正、

まず、不動産の仲介をする主人公エリザベスは、
敬虔なクリスチャンである老夫人クララの家を売却することになります、
そこで、クララはエリザベスを一目見て悩みを抱えていることを示されます。

クララもかつては夫との仲が悪く、しかし夫が亡くなったのちに悔い改めをします。
その祈りの小さな部屋、
クララは体験談を話し、エリザベスにも祈りの大切さを伝えます。

はじめは半信半疑ながらもクララの勧める通り、エリザベスはクローゼットに祈りの部屋を作ります、
そして、バイブルを読み、夫婦仲の修復を祈り始めます、

祈ると、自身も変わっていきます、
そして、夫も子供も・・・



聖書は人間の取説のようなものです、
神への愛、自己愛、隣人への愛、です

祈ったからと言って全てがかなうわけではないですけど、
あとは神様の言う通り、と納得できるようになります。

この映画のように人間そうは変われるもんじゃないですけど、でも、基本は解ってきます、
間違えば謝る、
人を蔑まない、

解ってはいるけど・・・ってとこですけど、

立ち返りながらちょっとでも優しくなれれば・・・なんちゃって、

プロパガンダ映画ではないと思いますが、後味は良かったです

21日からのマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」行きたいです、
重そうやけどね

ムニュムニュ・・

今年もやってきました、カモカモ！


昨日なんかアオサギとコサギ、カモカモたちが一緒にいたんです、
鴨たちも恐れずに、

片田舎じゃないけど、都会でもない、ここでも野鳥たちが、
鳥インフルで彼らは罪もないのになあ・・・(-_-;)


で、ワチャ君はと言いますと、


またまたう〇こネタで恐縮です、

なかなか出ないとき、彼はトイレの外でやっちゃいます、
まあしゃあないか、と後始末

ある夜中、
夫が・・、ムニュ、踏んづけたんだと・・（フンだけに(-_-;)こんなんいらんねんm(__)m）
足の指からムニュって、暗うて見えんかったし、歩かれへんかったし、
何とかかんとか片づけて、ふぅ～～(-_-;)

で、また数日後、今度は蹴とばしたんやて、ぎゃあ～～～またかよ～～

足元ライトがあったはずやし、探して付けたら、接触不良でこれまた点かんし


数年前の夫やったらすぐさま怒りまくって私を起こしてたんやけど、
ちょっとは穏やかになったかな、って話

ライト買うてこな

「ペット」

THE SECRET LIFE OF PETS 　　2016年　　BD



ケイティに保護されたマックスは彼女への愛情は深く、信頼も厚い、
ある日大型犬のデュークをケイティが連れてきたことで焼きもちを焼く、
何とか上位に立とうと必死、

ある日、近所の犬たちと一緒にペットシッターに公園へ連れられ、そこでマックスとデュークは争ううちに迷子になって、
野犬狩りに連れていかれる・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

ジャックラッセルテリアとモフモフ大型犬これはチャウチャウでもないしシープドッグ・・何やろ？
向かい側に住むふわふわポメラニアンの大活躍と、
デブ猫、猛禽類・タカ君、それにボタンインコがキュート、
悪いボス役に可愛いウサギってええんちゃう
で、やっぱり野良ネコは悪組や、

猫がウサギのフンに反応しちゃうのは笑うし、

やっぱり猫目線で見てまうわ、

その中でも、人間のエゴも見えるし、優しいとこも見える、
動物目線で、彼らに本能以外の感情があるとしたら、きっとこんなんかな？

キッツイ世の中で、たまにはこんなアニメもワハハ笑いながら楽しめました

おまけで、ぬり絵とシールもらえましたけど（笑）

「華麗なるギャツビー」

THE GREAT GATSBY　　2013年　　CS



≪ストーリー≫
1920年代
証券会社に勤めるニック（トビー・マグワイア）は、隣のギャッツビー邸の華麗なる生活をいつも目の当たりにし興味を抱く、
また、向こう岸に住むニックのいとこであるトム（ジョエル・エドガートン）は美しい妻デイジー（キャリー・マリガン）と暮らしている、

ある日、ニックはジェイ・ギャツビー（レオナルド・ディカプリオ）邸から招待状が届き、パーティーに参加する、
ミステリアスなギャツビーから過去のことを聞かされる、
ニックとギャツビーは付き合いを深め、実はデイジーは婚約者であったことを打ち明けられる・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

F・スコット・フィッツジェラルド（1896～1940）の小説を映画化、
フィッツジェラルドの名前はよく映画とかに出てきて、アメリカ人には人気があるんでしょうね
で、ロバート・レッドフォード主演の作品も1974年にあったとか、見てないけど・・

とにかく豪華絢爛です、屋敷、衣装からインテリア、その真逆にNY近くの炭鉱町、
トムはその町の人妻と不倫関係、
デイジーはそんなトムに嫌気がさしている、
そんなところへ昔の恋人が現れて、

ギャツビーは向こう岸に住んで、デイジーのことをずっと思ってたわけで、
ちょっと妄想っぽくて思い込みが激しい感じ、
レオの演技だからそう見えてくるのかな？サイコ的に・・

禁酒法の時代背景で、こんな感じ？

キャリー・マリガンは純粋、「わたしを離さないで」のイメージです、

レオの笑顔は100万ドル（古いか）、
映像は美しいんですけど、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の方が好き
「レヴェナント」は良かった・・