CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

道尾秀介著・「光媒の花」

2013-02-18 11:45:17 | 読書


道尾秀介さん(1975年生まれ)初めてです
「カラスの親指」とか映画であったよね
山本周五郎賞受賞、とかでピックアップしました


≪ストーリー≫
1.隠れ鬼
判子屋を営む主人公、認知症になった母親と共に暮らす
ある日、その母が描いた絵は・・30年に一度咲くという笹の花

それは、主人公が中学生の頃、父親に連れられてよく行った別荘の近くに群生していた、
そのとき、不思議な女の人に出会う

いつしかほのかな思いを抱いて、その女性と懇ろになる
その人は父の愛人

数年後、その女性が殺され、父親は自殺、・・

※ネタバレ
と、ここまで読んで、はぁ、お母さん知ってたんや、
と思ってたら、実は息子が描かれていた、ってお話

この1話が良かったかな

2.虫送り
3.冬の蝶
4.春の蝶
5.風媒花
6.遠い光

と続いて、短編6話からなってます、
そのひとつひとつが次のお話にリンクしてくるんですが、

どうも、陰々滅々としてて、
どこか違う世界の、静かなところ、みたいなイメージがしてきます

後半は明るくなるんだけど、それでも、なんとも陰気で、
みんな何がしかの心の闇を持っているってことかいな

こういうのんだったら、井坂幸太郎の方が好きですね


他の作品読んでないけど、ちょっと違うか・・・的な読後感でした・・
コメント
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