「ぼくたちのムッシュ・ラザール」

MONSIEUR LAZHAR　　2011年　　カナダ　DVD



≪ストーリー≫
カナダのモントリオールの小学校で、
ある朝、教室で担任の女教師が自殺していた
発見した男子生徒のシモンは先生に知らせに行く、

生徒たちは見ずにすんだけど、アリスひとりだけ
その現場を見てしまう



その後ふたりは心に深い傷を負う

後任の先生にナイジェリアからやってきたラザールが雇われるが、
彼自身にも深い悲しみがあった・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*

もっともっと重いかと、
そしてドラマチックかと思ってましたが
意外と淡々としてました

自殺した先生のワケも語られる事はなく
また、シモンとアリスの家庭が語られる事もあまりなくって
ラザール先生の過去だけが明かされます

学校側はとにかくそんなことは早く忘れよう、って感じですかね


まず、なんで教室で自殺したのか
それが何ともツライですよね
そこを突っ込むラザールに、先へ進む事だけ考える学校と、
どうにも事なかれ的で、

体罰問題も取り上げていましたし、
どこの国もよく似たもんだとつくづく・・


ラザールはそれなりによくやってたましたが
実は難民申請中で、教師免除も持ってなくて
最後は解雇なんですが

こどもたち特に、シモンとアリスたちはこころを開くんですね
最後の授業は胸がつまります


良い映画でした
カナダ作品ですが、ヨーロッパのニオイがぷんぷん
ま、フランス語のせい？

「少年と自転車」を思い出しました