母の日… 母に感謝を捧げましょう!
実はいい年の私がこのことを言うと、私に感謝して…と言っているように思われるかも知れない。
違うのだ。
年老いた母に感謝しつつ、傍にいて今までしてもらったことを今お返ししたいと頑張っているわけで、老いてもなお私に教えてくれている母。
老いると言うことは、こういうことですと、身を呈して教えてくれている。
感謝です。ありがとう!
自分の意識・自覚のない時期の自分を見せて解らせてくれるように、赤ちゃんは存在するのかも知れない。
子供を育てると、それが分かる。深い愛情が分かる。感謝の気持ちがわいてくる。
母は私(子供)に何をしてくれたかを、自分が親になって初めて分かった。
手紙~親愛なる子供たちへ~ 作曲:樋口了一 原作詩:不詳
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
(略)
悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
(略)
悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
(略)
あなたがか弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
(略)
私を理解して支えてくれる心だけを持って欲しい
きっとそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き合って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ
樋口了一は「千の風になって」の、風になる前の話を曲に乗せて見たいと思ったのかな?
やっぱり母になって子供を育てるという過程は、人間として成り立っていくさまを見ることだ。
自分が親に具体的にどんな心配をかけたか、どんな喜びをもたらせたか。
どんな励ましをしたのか、どんなに世話をかけたかが、わかるのだ。
そんなことを経験しなくたってわかる…と反抗期の子供は言うかも知れないなんて思ったりする。「立場を逆にして考えればいいのさ!」なんて生意気で分かった様な事を言うのかも知れない。
でも、それが違うんですよ!! 今分からない人もおいおい分かってくるのでしょう。 (なんだか若返って考えている私…)
とにかく“お母さん、ありがとう!”