☆ 昨日の復習
後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170621
昭和55年10月、加藤一二三先生と第13回連盟杯争奪戦です。
大山先生の四間飛車に加藤先生は急戦です。穴熊よりこっちを見たいですよね。
大山先生は袖飛車をみせます。加藤先生の44歩は手堅いですが、もう1手待ってもよかったのです。
木村美濃にされて、得をしたのかどうか。なにか攻める形にしたいのですが、棒銀は加藤先生らしいです。
角筋が止まっているので、大山先生は6筋から先攻します。
加藤先生は6筋を謝ってから7筋を攻めます。
自然な75銀では55歩が厳しいです。いきなり飛を切りました。
棒銀がさばけていないので無理な感じですが、先手玉も薄いです。飛は取り返して
銀も使って桂を取り、好調に見えます。
あれ?これは受けにくい。62銀54銀77歩成43歩というのは負けそう。飛を打って受けるのも効果がないです。62金34角成も気持ち悪い、と思ったら62金に54銀もありますね。
43金右に、大山先生は角を切って
2枚換え。底歩の受けには
香を取って打つのが厳しく、優勢です。
44桂には45歩がぴったり。
金を打ち込めば簡単そうです。
清算して(ここで93竜が正しかったか)
角を打てば寄りです。
だけど王手竜取り。これは承知の上だったのかなあ?どの時点で読んでいたのでしょう。
竜を取られても再びの香が痛くて
馬を使って下に落としていき
銀を取りました。少しぬるいですが攻防です。
投了図。
加藤先生は作戦失敗だとは思いますが、飛切からは案外にうまくいったのかと思いました。でも82飛~61角の時に持ち駒が飛だけ、うまい受けがありませんでした。棒銀が残ったさばき合い、角を渡すことになる飛交換では、やはりうまくいかないものですね。
大山先生は王手竜をどこで読んで打たせたのか、気になります。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:加藤一二三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 6七銀(78)
14 5二金(61)
15 2八玉(38)
16 4二銀(31)
17 3八銀(39)
18 7四歩(73)
19 4六歩(47)
20 5三銀(42)
21 3六歩(37)
22 4二金(41)
23 4七銀(38)
24 8五歩(84)
25 7七角(88)
26 4四歩(43)
27 3八金(49)
28 6四歩(63)
29 1六歩(17)
30 1四歩(13)
31 5八金(69)
32 7三銀(62)
33 5六銀(67)
34 8四銀(73)
35 6五歩(66)
36 同 歩(64)
37 同 銀(56)
38 7五歩(74)
39 6四歩打
40 6二歩打
41 5六歩(57)
42 7六歩(75)
43 同 銀(65)
44 7二飛(82)
45 6五銀(76)
46 7七飛成(72)
47 同 桂(89)
48 4五歩(44)
49 7八歩打
50 4六歩(45)
51 同 銀(47)
52 7九角打
53 8二飛打
54 7五銀(84)
55 3七銀(46)
56 6八角成(79)
57 同 金(58)
58 7六歩打
59 6三歩成(64)
60 同 歩(62)
61 6一角打
62 4三金(52)
63 同 角成(61)
64 同 玉(32)
65 8一飛成(82)
66 4一歩打
67 9一龍(81)
68 7七歩成(76)
69 4六香打
70 4四桂打
71 4五歩打
72 3六桂(44)
73 同 銀(37)
74 6八と(77)
75 4四金打
76 同 銀(53)
77 同 歩(45)
78 同 角(22)
79 同 香(46)
80 同 玉(43)
81 2二角打
82 4三玉(44)
83 1一角成(22)
84 4六角打
85 3七桂打
86 9一角(46)
87 4五香打
88 5二玉(43)
89 4二香成(45)
90 同 歩(41)
91 4四馬(11)
92 5三金打
93 6一銀打
94 同 玉(52)
95 5三馬(44)
96 5二金打
97 7五馬(53)
98 4九銀打
99 3九金(38)
100 3五歩(34)
101 5三桂打
102 6二玉(61)
103 6一金打
104 投了
まで103手で先手の勝ち
後手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170621
昭和55年10月、加藤一二三先生と第13回連盟杯争奪戦です。
大山先生の四間飛車に加藤先生は急戦です。穴熊よりこっちを見たいですよね。
大山先生は袖飛車をみせます。加藤先生の44歩は手堅いですが、もう1手待ってもよかったのです。
木村美濃にされて、得をしたのかどうか。なにか攻める形にしたいのですが、棒銀は加藤先生らしいです。
角筋が止まっているので、大山先生は6筋から先攻します。
加藤先生は6筋を謝ってから7筋を攻めます。
自然な75銀では55歩が厳しいです。いきなり飛を切りました。
棒銀がさばけていないので無理な感じですが、先手玉も薄いです。飛は取り返して
銀も使って桂を取り、好調に見えます。
あれ?これは受けにくい。62銀54銀77歩成43歩というのは負けそう。飛を打って受けるのも効果がないです。62金34角成も気持ち悪い、と思ったら62金に54銀もありますね。
43金右に、大山先生は角を切って
2枚換え。底歩の受けには
香を取って打つのが厳しく、優勢です。
44桂には45歩がぴったり。
金を打ち込めば簡単そうです。
清算して(ここで93竜が正しかったか)
角を打てば寄りです。
だけど王手竜取り。これは承知の上だったのかなあ?どの時点で読んでいたのでしょう。
竜を取られても再びの香が痛くて
馬を使って下に落としていき
銀を取りました。少しぬるいですが攻防です。
投了図。
加藤先生は作戦失敗だとは思いますが、飛切からは案外にうまくいったのかと思いました。でも82飛~61角の時に持ち駒が飛だけ、うまい受けがありませんでした。棒銀が残ったさばき合い、角を渡すことになる飛交換では、やはりうまくいかないものですね。
大山先生は王手竜をどこで読んで打たせたのか、気になります。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:加藤一二三9段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 6七銀(78)
14 5二金(61)
15 2八玉(38)
16 4二銀(31)
17 3八銀(39)
18 7四歩(73)
19 4六歩(47)
20 5三銀(42)
21 3六歩(37)
22 4二金(41)
23 4七銀(38)
24 8五歩(84)
25 7七角(88)
26 4四歩(43)
27 3八金(49)
28 6四歩(63)
29 1六歩(17)
30 1四歩(13)
31 5八金(69)
32 7三銀(62)
33 5六銀(67)
34 8四銀(73)
35 6五歩(66)
36 同 歩(64)
37 同 銀(56)
38 7五歩(74)
39 6四歩打
40 6二歩打
41 5六歩(57)
42 7六歩(75)
43 同 銀(65)
44 7二飛(82)
45 6五銀(76)
46 7七飛成(72)
47 同 桂(89)
48 4五歩(44)
49 7八歩打
50 4六歩(45)
51 同 銀(47)
52 7九角打
53 8二飛打
54 7五銀(84)
55 3七銀(46)
56 6八角成(79)
57 同 金(58)
58 7六歩打
59 6三歩成(64)
60 同 歩(62)
61 6一角打
62 4三金(52)
63 同 角成(61)
64 同 玉(32)
65 8一飛成(82)
66 4一歩打
67 9一龍(81)
68 7七歩成(76)
69 4六香打
70 4四桂打
71 4五歩打
72 3六桂(44)
73 同 銀(37)
74 6八と(77)
75 4四金打
76 同 銀(53)
77 同 歩(45)
78 同 角(22)
79 同 香(46)
80 同 玉(43)
81 2二角打
82 4三玉(44)
83 1一角成(22)
84 4六角打
85 3七桂打
86 9一角(46)
87 4五香打
88 5二玉(43)
89 4二香成(45)
90 同 歩(41)
91 4四馬(11)
92 5三金打
93 6一銀打
94 同 玉(52)
95 5三馬(44)
96 5二金打
97 7五馬(53)
98 4九銀打
99 3九金(38)
100 3五歩(34)
101 5三桂打
102 6二玉(61)
103 6一金打
104 投了
まで103手で先手の勝ち