いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

伊藤計劃・虐殺器官を読む!!・・・いわき

2024-03-13 13:41:58 | 日記
いわき市生涯学習プラザの生け花です。

2月のEテレ、100分de名著は
リチャード・ローティ
偶然性・アイロニー・連帯
講師は
朱喜哲(哲学者、大阪大学招へい教員)でした。
その中で
「伊藤計劃著 虐殺器官」がテキストに紹介されており
びっくり!!
3.11前に早川書房でSF小説として読んでおりましたが、
今回紹介されたような深い意味では読んでいなかった。

2007年に出されたSF小説で、
「近未来の先進国がテロ対策の為に徹底した管理社会に。
後進国では「紛争」「虐殺」の世界に。
これを言語学者が煽っていると。その言語学者を追うというSF小説」

これは
言葉が「虐殺」と結びつく様子を描いた小説で、
人間の言語を網羅的に分析する言語学者が、
世界各地のまた過去に虐殺が起きた地域の言語情報データーを分析し、
その中に「虐殺の文法がある」ことを発見し、それを利用して
虐殺を拡散させるテロ行為に走った!!

これは小説でしたが、
現実の社会で起きたことが証明されたと。
ローティの孫弟子のリン・ティレルさんが
2013年の論文「虐殺の言語ゲーム」
で1994年のルワンダ内戦で起きた大量虐殺で
言葉が変わることでジェノサイドまで行ったことを証明したと。

言葉は虐殺を引き起こすこともあるんですね。
2月の100分de名著のローティは考えさせられました。

伊藤計劃さんは
作家生活は2年(2,009年)でがんで亡くなられました。
34歳でした。

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室桜関「常役戦記」を読む6回目(最終回)に参加!!・・・市民講座

2024-03-13 12:45:54 | いわきの歴史
いわき市生涯学習プラザの生け花です。
室桜関「常役戦記」を読む
6回目(最終回)に参加
講師は
上妻又四郎先生でした。

毎回、丁寧な資料と
がたどった地域を地図で追いながらの講座でしたので
リアルに戦いも状況が理解でき
よかったです。

戊辰戦争4年前、
当時の状況が読み解けた講座になりました。

わずか4年で
尊皇の明治政府ができるとは
ものすごい時代の流れに驚かされます。
☆10.24
・久慈浜までの追討
・和田出立
・この日の兵糧の遅れ
・夕刻近く村松に着く
・昼の糧食が晩に
・明日六いつつ土器に五つ時に
☆10.25
・雨で六つ時出立
・賊徒は久慈川を渉らず逃げたようだ
・久慈川に船留めノ命令が出ていたが中山氏の斡旋で無事渉れた
・平藩兵を天狗勢と誤解する
・中山氏の家臣より手厚くもたなされる
・桜関思い
☆10.26
☆10.27
☆10.28
☆10.29
☆11.1
☆11.2
☆11.3
☆11.4
☆11.4
☆11.5
☆11.6
桜関、24年ぶりに三箱の湯につかる
・長橋町、紺屋町、を経て、を経て、六間門出馬を降りる
などで帰宅した。
ここで、「常役戦記」は終了しました。

「常役戦記」後の水戸藩の状況を学びました。
☆その後の天狗党
☆その後の諸生党
本圀寺党の帰国
☆戊辰戦争中の諸生党
☆諸生党の終わり

6回にわたり
水戸藩の状況と天狗党の挙兵と
「常役戦記」での平藩からの鎮圧軍の記録を学びました。
明治維新わずか4年前の状況が学べました。

丁寧な資料と地図による戦いの状況
リアルでした。
上妻先生、
ありがとうございました

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