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今年は咲いてくれた君子蘭!!
毎日撮影してもあきないです。
先日、
いわきフォーラム’90 ミニミニリレー講演会 第530回に参加。
遺骨収集最前線
講師は
清水 良祐先生(いわき市遺族連合会長)でした。
先生の資料から、
戦没者は二度死ぬ・・・人類学者・楢崎修一郎博士の言葉
には驚きました。
「戦争を恐れ憎むばかりが脳ではない、
過去の戦争の犠牲者に対して人道を尽くすことも
平和を願うわ課せられた義務ではないか
彼らのことを忘れてはいけない、
語ること調べることを忘れたら二度死んでしまうから」と。
清水先生は
3つの資料&遺骨収集の現場等のDVDから
遺骨収集最前線について、
戦後78年たっても進まない現状を話されました。
先生は
戦前生まれで
お父さんは
先生が生まれて、8ヶ月後中国で亡くなりました。
物心ついてから
父親の遺骨がないことがわかり、遺骨を迎えたいと。
しかし中国では」遺骨収集は許可していませんので
お父さんと同じく戦死した遺骨収集に参加されたと。
昭和51年から、ガダルカナル島、サイパン島、ペリリュウ島、沖縄、ロシア
硫黄島、平成28年からテニスン島は12回など
慰霊巡拝には
マーシャル群島、パラオ諸島、ニューギニア、ミャンマー、マリアナ諸島
マレーシア、インドネシア、北ボルネオ、タイ、沖縄、ソロモン諸島
中国、トラック諸島などへ行かれているそうです。
戦没者の遺骨収集は
先の戦争ではおよそ240万の戦死者といわれ、
現在未収容の遺骨は約112万といわれているようです。
まだ半分くらいが残されていると。
☆相手国の事情により収容困難 23万の方
☆海没 30万の方
☆収容可能な遺骨 59万の方
もう戦後78年たっているのにと。
平成28年から、
遺骨収集事業が民間委託になりました。
平成二八年法律十二号
戦没者の遺骨収集の推進に関する法律による。
清水先生は平成29年から、
テニスン島に12回行かれて、
来月も行かれるそうですが、
DVDではその現状を紹介されましたが、
その歴史に触れれば
涙なしでは聞けませんでした。
国の責任で
一刻も早前に遺骨収集を進めてほしいですね。
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