医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

ヒトは低い確率を高く見積もり、高い確率を低く見積もる

2012年02月04日 | 雑感
今日からちょうど2年前、2010年2月4日に私は上の内容で記事を書きました。世間が新型インフルエンザで死亡してしまうのではないかと騒いでいた頃、そしてなによりも東日本大震災の前でもあります。

私は当時、
「(確率は高くないのだから)新型インフルエンザでどうにかなってしまうと、そんなに心配しないで下さい。ちなみに高い確率を低く見積もっている例として、東海地震、東南海地震、首都直下型地震の発生が挙げられます。これらの大地震は今後30年間に99%発生すると考えられています。多くの方はこの確率を低く感じてしまっていて、地震への対策(タンスの固定、非難袋の準備など。この地震が発生したら水と電気は最低3日間止まります)がなおざりでなないでしょうか。以前お伝えしたように、私と家族全員が新型インフルエンザワクチンは接種していません。しかし私は、5人が3日間生活できる水、食料、電池、ガスストーブを確保しています。」
と書きました。

その後、あのように東日本大震災が発生しました。一方、私と家族全員が新型インフルエンザワクチンは接種していないのにもかかわらず、全員がその後もインフルエンザに罹患していません。
幸い私は東日本大震災に被災していませんが、確率そのままなのです。


それなのに、あいかわらずNHKは以下のようなニュースを「7時のニュース」のトップで伝えて大騒ぎしています。

インフルエンザ、過去10年で最悪の地域も
インフルエンザの流行がさらに拡大し、先月29日までの1週間に全国の医療機関を受診した患者は、推計で173万人に上ることが国立感染症研究所の調査で分かりました。流行状況を示す値は、去年のピーク時を上回り、地域によっては過去10年で最悪の状況になっています。国立感染症研究所が医療機関からの報告を基に推計したところ、先月29日までの1週間にインフルエンザで受診した患者は、前の週よりも62万人増え、全国で173万人に上るとみられることが分かりました。

流行の中心は引き続き14歳以下の子どもですが、60歳以上の患者も11万人に上るとみられ、去年の同じ時期に比べ1.4倍に増加しています。NHKのまとめによりますと、今シーズン、インフルエンザの集団感染で患者が死亡したケースは、茨城県や山梨県など5つの県の、合わせて6か所の病院や老人福祉施設で起きていて、80代から90代の8人が死亡しています。今シーズンのように、A香港型のウイルスでインフルエンザが大きな流行になると、ふだんより高齢者の死亡が増える傾向にあることから、十分な注意が必要だということです。

国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、「高齢者の場合、インフルエンザが引き金になって、肺炎になったり、持病が悪化したりすることが多く、感染が広がると死亡する人が増えるおそれがある。病院や高齢者施設では、職員や見舞いに訪れる家族からウイルスが持ち込まれるので、症状のある人は施設に立ち入らないなど、感染防止対策を徹底して欲しい」と話しています。
(以上、NHKニュースより)

NHKってアホなのではないかと思ってしまいます。いや、実際にアホなのでしょう。

高齢者が死亡したって、たった8人ですか?そりゃ~高齢者なのですから、何らかの原因で死亡しますよ。それに80代から90代の高齢者にとっては、それはそれでご寿命です。「7時のニュース」のトップで伝えることでも何でもない。もちろん、把握されていない例もあるのでしょうが、私が今回調べたところによると、80歳以上の人口は現在約750万人です。どうして、750万人のうち8人だとか、80歳以上が何人インフルエンザに罹患してそのうちの死亡者が8人だとか伝えないのでしょうか。まったく科学的でありません。

750万人のうち8人の死亡だとすると、現在は交通事故死の確率が2万6千分の1ですから、それより約40分の1確率は小さいのです。たとえ8人の10倍の80人がインフルエンザで死亡したとしても、交通事故死より4分の1少なく、インフルエンザより交通事故に数倍の注意を払った方がよいということになります。

それに、高齢者で基礎疾患を持っている患者以外にとって、インフルエンザに罹患することがそんなに罪悪なことでしょうか?以前書いたように、私の息子は一度インフルエンザを内服薬なしで治しているので、クラスの班のメンバーが全て新型インフルエンザに罹患しても息子だけ罹患しなかったし、その免疫は今も継続していると考えられる部分もあります。

私の子どもたちは新型インフルエンザワクチンを接種しない

マスゴミが大騒ぎするせいで、昨夕から発熱した患者がそのまま次の日に受診し、抗インフルエンザ薬を投与しなければいけない状況を作り出し、その患者は抗体が十分上がらない前に抗インフルエンザ薬で治るから、また次の年もインフルエンザに罹患するという人生を送り続けなければならないのです。通常の人は、抗インフルエンザ薬など内服しないで、そのまま自宅療養で治せばいいのです。その方が抗体がいっぱいできて、その後インフルエンザに罹患しにくい体を手にいれることができるのです。

以前お伝えした、高齢者の方がインフルエンザに罹患しにくいことが、それを物語っています。
意外に効いていなかったインフルエンザワクチン

私は新型インフルエンザワクチンを接種しない

私の子供は昨年インフルエンザに罹患しましたが、全く薬剤を使わず治しました

マスゴミの連中はほとんどが文系だから、理系のような科学的な分析ができないのではないかと邪推してしまいます。
マスゴミの会社の人、もう少し理系を採用してください。


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コメント (3)
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